勝烈庵でランチとします。
最近、週のはじめは横浜で…、というのがルールになっていて、仕事が終わるとランチどき、せっかくだから昼を横浜。
何にしようかと、いつも考えるのがちょっとたのしい。
東京と横浜って早い電車に乗るとたったの20分ほど。
けれどココにしか無いお店が結構あるもので、しかもそれらが駅の周りの地下街に出店しているのがウレシクて、ココ数週間はそうしたお店で中華料理のお店を選んで食べてた。
中華街を持ってる横浜。
中華料理の気軽なお店がかなり充実。
関東地方の中国料理の基本を作った街としての、プライドみたいなモノを感じる。
今日は一転、とんかつの店。
とんかつと言えば洋食料理の花形のひとつであります。
ハイカラ文化を育んだ横浜らしく、ちょっと変わった流儀のとんかつを食べさせるのがこのお店。
普通のとんかつやコロッケ、あるいはエビフライが揃いはするけどここの名物は「勝烈定食」。
西洋料理のカツレツからインスパイアされた料理…、なんでしょうか。
豚ヒレ肉を薄く叩いて伸ばし、何枚かを重ねて四角く整形し、パン粉をはたいてサクリと揚げる。
縦に3回、横に1回包丁をいれ都合8つに切り分けるという提供方法もとても独特。
まずはひと口。
そのまま食べると、パン粉はサクッととても軽やか。
ヒレ肉自体はみずみずしくて、フックラ、シットリ、サッパリしていてしかもドッシリ。
薄いクセして口の中での存在感がおどろくほどで、これはご飯じゃなくてビールのつまみに最高だなぁ…、って。
思っていたら、隣で食事をしていたおじさんがビール片手にこれのビッグサイズをモリモリ食べてた…、たしかにコレ、パン粉衣がサクサクしてて油切れがよく沢山食べてもお腹にもたれぬような気がする、オキニイリ。
ソースをトロンと…、ココのソースはまい泉風の甘みがシッカリした濃厚タイプで、たしかにココのこのヒレカツはまい泉のカツにちょっと似ている。
ちょっとセロリの香りがするのが独特で、大人な感じがするオゴチソウ。
芥子の容器の蓋をあけると、ツーンっと鼻を刺激してそれをたっぷり乗っけて食べて、それでも辛味を感じないのが、油の力なんだなぁ…、とちょっとドキドキ。
しじみの汁には煮干しの出汁がドッシリきいてて、ご飯も旨い。
実はボクが学生時代によく通ったお店なんだけど、そのときよりも今の方がおいしく感じる、大人な魅力を持ったお店であったということ…、ボクも大人の仲間入り。
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