表参道から青山界隈の街の状態をブラブラしながら視察する午後。
途中、近所でランチをしましょうと、それで一軒。
「おひつ膳田んぼ」ってお店にやってくる。
代々木の本店に先日いったばかり。
本店の方はご飯がおいしい気軽な食堂って感じのお店で、ご飯をモリモリ食べたくなるような雰囲気がある。
夜もやってはいるんだけれど、ランチが似合うお店でもある。
そこの支店の青山の店。
青山通りの一本裏側。
路地に入って、曲がったところ。
小さなビルの地下一階で、入り口周りをみるとちょっと英国風のしつらえで、階段降りて中に入るとレンガ造りのこれまた英国的なるお店。
けれどお店の中にはご飯がたけたおいしい匂い。
夜はお酒をたのしめそうな雰囲気で、代々木と青山の街の違いを感じてたのしい、オモシロイ。
とはいえランチ…、魚が焼ける香ばしい匂いが漂う、まさに日本のご飯時。
お店の中を満たす空気をすった途端に、お腹がグーッと大きくなるのがたのしく、ウレシク、オモシロイ。
わかりにくい場所にあるのに、お店の中はにぎやかで近所で働いている人たちがココを目指してやってくる…、ちょっと年齢層が高い人たちが多いところにホっとする(笑)。
店名にもある通り「おひつ膳」というのがランチのメインの商品。
炊きたてのおいしいご飯をお櫃にタップリ。
桐の木でできたおひつで、中のご飯が乾燥せぬよう軽く濡らしてやってくる。
蓋もシットリ。
しゃもじもシットリ。
パカッと蓋をあけると中からおいしい香りの湯気がでてきて、中にはご飯。
ピカピカひかるうつくしいさま。
まずはそれを茶碗によそおい、一口食べるとカシッとかたく、ご飯の粒の輪郭までもが口の中でわかるほど。
それがはらりとほぐれて散らかり、噛むとうま味と香りが立ち上がる。
おひつが余分な湯気を吸い込み、だからパラリとご飯が一番おいしい状態がお櫃の中でできあがる。
昔のご飯はみんなこうしたご飯だったに違いない。
オカズは焼いた魚が中心。
季節の魚はさんまであります。
ワタをキレイに取り去って、こんがり炭で焼いた魚は皮がパリッと見事に焼けてる。
自分の脂を吐き出しながらそれで自分の皮目をまるで、揚げたように焼きあげていく…、小骨はやわらか。
中骨はずすとあとはパクパク、まるごと食べるコトができるのがうれしくて、噛むごと煙の香りにうま味、脂が滲む…、ご飯をパクリとやるともうたまらない、オゴチソウ。
ほうじ茶、あられ、わさびに梅の酸味を加えたもろみがサイドについてきて、それでお茶漬けをして〆て…、って提案。
出汁じゃなくってあくまでお茶っていうのがココのこだわりで、だってご飯が味わい深くておいしんだから、出汁でワザワザ旨みや香りを足さなくってもいいじゃないのという趣向。
たしかにこれがおいしくて、口やお腹がスキッとしてくる。
しゃもじにこびりついたご飯をサラッをお茶をかけまわし箸でこそげてサラサラ味わう。
ちょっと潰れたご飯がお茶を濁らせ、まるでお粥のようななめらか、食感になる…、昼のお腹をやさしく満たす、また来たくなる、オキニイリ。
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家に帰る途中で、弁天庵。
いつもは朝ご飯を食べるお店。
蕎麦屋なんだけど、ボクにとっては朝定食の店のようになってしまったお店であります。
夜によるのは珍しい。
昼が早くて、しかも今日はタップリ歩いた。
それで腹ペコ。
家までちょっとお腹が持たぬ。
よしんば家にたどり着いたとしてもそこにはほとんど何もないのでござる。
冷蔵庫の中にあるのはおそらくミネラルウォーター、玉子が1個にあとはさまざまな調味料。
料理を作るにかなわぬ状況。
それでココで、まずはお腹を満たして帰ろうと、思った次第。
季節の蕎麦をたのんで食べます。
あられ蕎麦。
小柱をさっくり茹でて、それを蕎麦に浮かべた海苔の上にのっける。
表面サクッと、中はプチュンとフックラ揚がった小柱が、ムッチリとした熱々蕎麦と一緒に口で踊るよう。
海苔がユックリとろけて麺にからんで喉を滑り落ちていくのもたのしい…、体をやさしく温める、夜のゴチソウ、アリガタイ。
ところで間もなく発売されるというLUMIXのハイスペックモデルのプロモーションビデオがなんだかステキで、貼ってみようかなぁ…、と。
機動性・堅牢性・拡張性を追求したっていう、かなりマッチョでマニアな作り。
樋口可南子さんをメインキャラクターにして「女流一眼」でスタートしたLUMIXも、この方向性に向かっていくのか!って、かなり物欲そそられる。
それにしても、写真っていうのはあくまで被写体。
何を撮るかが大切なんだ…、ってしみじみ思う、さてさてお風呂をためましょう。
[2回]
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