友人が個展を青山でするというのでかけつけました…、「イシカワコウイチロウ」くんっていうクレイフィギュアを作っているアーティスト。
外苑近く、北青山一丁目にある小さなギャラリー。
ベルコモンズの裏路地にあるというので勘をたよりにさがしてみたら、割りとスパッと見つかった…、絶対こんなところにギャラリーがあると思わないところにあるからって言われていたけど、想像以上に絶対こんなところにあるはずない場所にあってわらった。
このギャラリーだけじゃなく、他にもいくつかギャラリーが集まっていて、なるほど!ここってそんな場所。
アートギャラリーが集まる街ってどこか特別でいい感じ。
そして個展。
彼の作品はとてもかわいい。
クレイフィギュアがメインなんだけど、日常生活のワンシーンをファンシーに表現したような作品が結構多い。
ミッドセンチュリーな家具が置かれたリビングルームでくつろぐオトコの子とか、ドレッサーの前で化粧を落とす女性だとかと見ている人が、自分がそこにいたらどんな景色になるんだろう…、って投影しながら眺める。
どこにでもありそうで、でもどこにもない不思議な世界の作品が連作的にいくつか置かれる。
それとファンタジーな世界の連作。
架空のおとぎ話の世界を小動物たちが演じるって感じの作品。
かわいくってみてるとニッコリ。
自然に笑顔になってくる。
それほど大きく告知をしているわけでもないのに、次々、お客様がやってくるのにビックリしました…、彼の知り合いだけでなくギャラリーそのものにもファンがついているようで、おなじみさんのいる世界ってステキだなぁって思ったりした。
ギャラリーを出て気になる店にいってみる。
「ヴィアクアドローノ」というお店。
ニューヨークではパニーニがおいしいお店としてちょっと有名…、まだできてから15年ほどという若さだけれど、それでも結構人気がある。
SEX AND THE CITYでここがかなり頻繁に出てきたりしてそうした縁もあってでしょうネ…、日本で営業したいっていう人がでてきて、それでこうして青山に店を作った。
ガラスの箱のようなオフィスビルの中。
高い天井、スッキリとした空間でニューヨークっぽさをシンミリ感じる。
開店当初、一度着た。
その後、原宿に支店ができてそこは何度か。
実はそっちのお店の方がニューヨークの古ぼけたカフェっぽい雰囲気がして好きなんだけど、こちらのスキッとモダンな雰囲気も捨てがたい。
時間はランチどきというコトもあってでしょう。
かなり混んでて、ほぼ満席とう状況。
ココの料理の自慢はパニーニ。
それからラザニアなんだけど、ほとんどの人がロングパスタをたのんでいるのがなんだか残念。
最初はパスタなんかを売らず、パニーニとラザニアだけでやっていたのに、来るたび、メニューが増えていく。
パニーニだけだとお客様が呼べぬというコトなのかもしれない。
けれどその分、調理がもたもたしてしまってる。
料理がなかなか出てこないんだもの。
これほど多くのメニューを作るようにはできていない厨房で、一品、一品仕上げていくから30分ほどかかったかなぁ…。
その間、サービスの人もぼんやりしててニューヨークにもこうした気の利かないお店が結構あって、口さがない人はニューヨークのレストランってどこも不親切だよね…、って言ったりもする。
そんなとこまで輸入しなくてよかったのにって思いながらもやっとキタコレ。
ラザニア食べたら不機嫌なんか一度に吹っ飛ぶ。
旨いです。
パスタのシートとベシャメルソース、ミートソースを互い違いに積み重ねグツグツしながらくる熱々で、パスタの状態がとてもよくってフォークを添えて一気に下ろすと、カクカクコツンと手応えまずはおいしく感じる。
トマトの酸味がキリッとしまったミートソースも上等で、笑っちゃうほどおいしくてやけどしそうになるのも構わず、食べ始めたらとまらない。
あっという間にお腹の中におさまって、しかもお腹がまだ空いている。
それからパニーニ、「オルキデーア」って言うここのオリジナルレシピのモノを。
塩気の強いコットハム、ブリーチーズにフォンティーナチーズ、リコッタチーズに青カビくわえ、そこにトマトとタバスコという具材たっぷり。
だから真っ二つに横に切り分け挟まなくちゃいけないほどのボリューム感。
バリッと歯ごたえ楽しいパニーニで、しかもそれがよく焼けてるからバリバリザクザク、口内炎があったらちょっとつらいかもって思うほどのスゴい歯ごたえ。
中に挟んだハムもチーズもトマトも上等、タバスコで風味と辛味をビリッとほどこし、おそらく今、東京で食べることができるパニーニの最高峰。
ちょっと値段が高いところが玉に瑕かな…、でもオキニイリ、ゴチソウです。
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