今日は一日、東京のオモシロイ飲食店を見て歩きましょうという目的の、小さな勉強会を催す。勉強会といってもただただ食べて歩いて、みんなで感じたコトを言い合うだけなんだけど、それもたのしい飲食店を運営するには大切なコト。
まず一軒目は「焚火家」という店。
渋谷の小さな焼肉の店で、そこの名物料理が「ヒマラヤ焼き」という料理。
牛肉の腿の部分の赤肉を800g、塊のままで表面を焼き、それをお店の人に薄切りにしてもらってから炙って食べる。
バーベキューにステーキ、それから焼肉のいいとこ取りのような料理で、今まであったようでなかった料理。肉をモリモリ食べるには、いい仕組みだなぁ…、って思ってちょっとオキニイリ。
炭の上で転がしながら表面を焼く。脂をあまりもっていないから、焼いてる間、そんな煙が出ることはなく、けれど肉が焼けてくおいしい匂いがやってくる。
一面、そしてまた一面とこんがり焼けて、表面カチッと固まってくのが面白く、どんどんお腹がすいてくる。
ほどよき頃合いでお店の人に来てもらい、肉は厨房の中に一旦下がる。
そして再びやってくるのが「ヒマラヤ状」に積み上がった肉。当然中はベリーレアで、これを炭で好みの焼き加減に炙って食べる。
そのまま食べるとひんやりとした赤肉が、ねっとり舌にからみつく肉感的なる肉の旨みにウットリします。
熱を通していくに従い徐々に肉の旨みが強くなっていき、顎に伝わる歯ごたえもカッチリとしたステーキ的なる頑丈なモノ。
わさびをタップリ乗っけて食べると、肉の酸味が甘みに代わりツーンっと鼻から突き抜ける肉の香りが強調される。胡麻の油に塩を入れ、すりおろしたニンニク混ぜたタレをつけると韓国料理な味がしてきて、ご飯がタップリ食べられる。
やっぱり旨いなぁ…、沢山肉を食べるにはこれが一番いいかもなぁって思いもしました。オキニイリ。
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それから食後のお茶を飲みましょ…、と歩いて骨董通りまで。クチュームッて言うパリのエスプリ的なるコーヒーの店にやってくる。
スティームパンクなるコンピュターで制御されたコーヒーメーカーや、エスプレッソマシン。ハンドドリップの機器であったり、水出しコーヒーのタワーであったりと、様々なコーヒーを入れる道具が並んだキッチン。
そこで丁寧に、ニコニコしながらコーヒーを入れ、落としたコーヒーを提供する前に必ずスプーンでテイスティングする。
おいしいコーヒーの実験室のようなたのしさが満ち溢れていて、ちょっと独特な空気感がココにはあって、オキニイリ。
スティームパンクで落としたコーヒーを冷たくしたのや、エスプレッソにほんの少しのフォームドミルクを入れて作ったコルタドを、味わいながらユッタリ時間を過ごすと気持ちの汗が引く。
コーヒー以外の飲み物もシッカリしていて、例えばレモネード。
フレッシュのレモンと一緒にレモンジャム。そこにレモングラスとミントの葉っぱをくわえたところにソーダを注ぐ。
飲むと口の中がちょっとざわつく感じで、オモシロイ。スキッと喉もさわやかになり、たのしい午後のはじまりはじまり…、さぁ、移動。
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