日比谷線で移動の今日で、そうだ、東銀座のあの店にひさしぶりに行ってみようと。
「レストラン早川」ってお店に来ます…、街の小さな洋食の店。
本当に小さなお店であります。
お店の窓から中を覗くと、すべてのテーブル、カウンターにキッチンがすべて一度に見渡せる…、にもかかわらずテーブルや椅子が大きくゆったりしてる。
食堂サイズのお店の中に、レストラン的快適と居心地の良さが詰め込まれてる。
ランチタイムにくるとさすがにギッシリ、おじさんたちがおさまり酸素濃度が低くなるけど、夜はさすがにユッタリしてて20席ほどある客席がたった3組、4人で満席。
優雅にディナーな感じでござる…、さて晩ご飯、ハムエッグ。
メニューにしっかりあるのでござる。
しかも値段が950円。
定食価格ではあるけれど、生姜焼きだとかハンバーグ、チキンソテーと同じ値段であるのにびっくり。
普通の目玉焼き定食もあり、それとの差額が200円。
つまりハムが200円。
実はココのハムはパックで売られてる薄切りロースハムでして、それを2枚重ねたモノを2組みセットで乗っかってるから、ハム一枚が50円。
銀座な感じでございます。
玉子をよぉく焼いてください。
お願いしたら、黄身が潰れて不恰好になってもいい?
おいしく焼いてあげるから…、って。
見た目よりも美味しさ優先でお願いしますって、言ってやってきたのがコレ。
本当に黄身がグシャッと潰れて、白身の縁がサクサク揚がったように仕上がるよく焼き玉子。
嫌いじゃないです。
黄身はたしかに潰れているけど、芯の部分がオレンジ色でまだシットリが残ってる。
よく焼いた黄身はおどろくほどに甘くて香りが香ばしく、白身がサクッと崩れてネットリとした黄身にたのしいアクセント…、醤油を垂らしてご飯のオカズにパクリとやった。
千切りキャベツは甘くてキャベツの香りが残る。
注文してから刻んだのでしょう…、ほんのりあったか。
これも醤油をたらしてサクリ。
ソースをかけるとソースの味になるのだけれど、醤油は不思議と野菜の持ち味、風味を殺さずご飯のおかずにもいい感じ。
このハムエッグをめくると下からナポリタンが飛び出してくる。
これがおいしい。
ちょっと固めのスパゲティー。
アルデンテで硬いのじゃなく、茹で置きスパゲティーをよく炒めて仕上げているから水気がとんで硬くなってる。
ケチャップ味に油の風味、酸味がたのしく麺にシッカリこびりつく。
これで本当のナポリタンを作って食べたら旨いだろうなぁ…、って思っていたらビールを飲んでたおじさんが「ナポリタンを大盛りでね」って言った途端に厨房の中からケチャップ炒める甘い香りが漂ってくる。
気持ちが切なくなってくる。
ポテトサラダもホクホクポッテリ、マヨネーズじゃなく塩がメインの味付けで、これまでご飯のオカズになってく。
出汁のシッカリきいた味噌汁、固めご飯もボクの好みの炊き上がりにてまた来なくちゃって思う夜。
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