昼を銀座ですることになる。
どうしても「パブ・カーディナル」のエビフライが食べたいって言う人がいて、彼につきあいパブ・カーディナル。
ソニービルの一階にあり、夜は英国風のパブ。
ところが朝はコーヒーが飲め、お茶の時間にはティーセットなんぞがおいてある。
しかもランチはおおにぎわい…、ロンドンパブも寄るだけじゃなくなんやかんやと、一日中、にぎわっていたりしますから、そういう意味ではロンドン的かもしれないですな。
とは言え夏というコトもあるんでしょう。
アロハシャツを来た従業員が、ニコニコしながら「いらっしゃいませ!」って言う姿にはちょっとズッコケ(笑)。
あまりのミスマッチに、これも銀座らしかしら…、って。
オモシロクッて笑っちゃう。
ロンドンパブならビール片手にサンドイッチかシェパードパイ。
銀座のパブではエビフライ。
他にもパスタやグリル料理があるんだけれどほとんどの人がやってきてはメニューも見ずにエビフライを下さいな…、って。
個数限定の名物料理。
実は先日、同じメンツで1時ちょっと過ぎにきたらば品切れ。
今日は12時ちょっと前。
でも客席もほとんど満席…、みんな嬉しそうにエビフライを食べている。
スープが最初にやってくる。
ほのかにトマトの酸味があってけれど基本はコンソメスープ。
そこにガーリックトーストをタップリのっけているからそれがスープにとけて、ペペロンチーノ味とでもいいますか…、風味豊かでコクのある熱々スープになっててそれを、ゴクリゴクリと飲みつつ料理ができあがってくるのを待ちます。
やってくるのはエビが3本。
かなり大きく、太くて立派。
ツンッと天をさすようにしてお皿の上に立ち上がっている。
タルタルソースをたっぷりと。
キュウリの浅漬け、千切りキャベツにポテトサラダと付け合せは極めてシンプル。
サクッと切って、パクリと食べます。
熱々のエビ。
パン粉衣はサクッと軽い。
名物になるだけのコトはあるよき一品で、けれどエビがちょっと変わった。
昔はもっと太くって、ブリンと歯ごたえたくましかった。
けれど残念…、加水を上げる薬品を使って冷凍させたエビ。
ブリブリ不自然な弾力があり、エビ特有の風味がないのにガッカリします。
尻尾まで味わうコトができてそこはパリパリ、カリカリおいしい、ご飯や食後の飲み物までもがついて銀座で1050円…、値段のコトを考えるならしょうがないかと思ったりする。
タルタルソースの他に用意されたソースが「ユニオンソース」の中濃タイプ。
パン粉で揚げたエビにはコレがたしかによく合う…、酸味ひかえめ、甘みがスキッとおだやかでエビそのものの香りやうま味を邪魔しない。
このセレクションは粋でいい。
ただアイスティーのグラスの下のコースター。
「Enjoy Resposibility」って書かれているんだけれど、エンジョイとレスポンシビリティがなぜつながるんだろうってどうにも不思議でしょうがない。
日本の英語は難しいネ…、っていいつつほどよき昼とする。
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ちなみに、文中で指摘した「Enjoy Resposibility」、実は「Enjoy Responsible」でした。
コメントでご指摘ちょうだいし、確かにそれならば「責任をもってたのしみましょう」というメッセージ…、大人の分別をもってお酒を飲んでくださいねというコトになります。
早呑込みでございました!
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