銀座のギャラリーをいくつかはしご…、甘いものでもとチョコレート。
ピエール・マルコリーニのカフェによります。
そういえば数ヶ月前にも吉宗で昼を食べたあと、ピエール・マルコリーニでパフェを食べたような気がする…、体が覚えている組み合わせなのかもしれません(笑)。
雑誌やテレビに取り上げられると一瞬にして行列誕生…、カフェに入るのにも一苦労なんてコトになっちゃう。
今日は静かですぐに入れる…、こうでなくちゃネって思ってニッコリ。
チョコレートパフェをたのんで食べる。
ここのパフェ。
ボクの中ではチョコレートパフェの頂点に君臨しているオキニイリ。
苦味が際立つビターなアイスクリーム。
ほのかな酸味が最後にキリッと味をひきしめて、サラッと口どけ香りを残す。
チョコをそのままつめたくしたような濃厚アイスに、チョコのムースに生クリーム。
それにバナナというだけの、とてもシンプルな組み合わせ。
でもそれ以外に何も必要とせぬ組み合わせ。
ホイップさせた生クリームがチョコとまじるとカカオの風味がやさしく膨らむ。
チョコのムースを一緒に食べると、チョコの酸味がいっそう引き立ち口の中が一瞬あったかくなったような錯覚覚える。
ホットチョコレートを瞬間冷却したような不思議な食感…、食べ心地。
一緒にカカオティーという、お店のオススメのあたたかいお茶。
カカオピールを乾燥させて茶葉のようにして温めて飲む。
お湯にカカオの香りが移って、ほんのり淡い茶色にかわる…、最初は化粧品の香料を口に含んだような不思議な飲みくちで、それがユックリ、カカオの香りにかわってく。
サラッと飲んだ食感はあくまでお茶で、なのに鼻から抜けていく香りはチョコという不思議…、何もいれずも甘みがほんのり口に残って、気持ちがフワッとたかぶる感じ。
チョコをおまけでもらってペロリ…、チョコのパワーはやっぱりスゴい。
人を笑顔にさせる力があると思った、オキニイリ。
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夜を家飯…、鮭を焼く。
北海道産の程よきサイズの鮭の半身。
キングサーモンの切り身と違って薄めで、けれどハラミに脂がタップリのっている。
どう食べるのがおいしいだろう…。
キャベツやモヤシをベッドにし、味噌と一緒にちゃんちゃん焼きにするのもいいか?…、と思いもした。
でも、鮭の状態があまりに良くて、それでバターソテにしましょう。
良い食材はシンプルに。
ちょっとひねりをきかせたくらいがおいしくなってくれるもの。
鮭の切り身に塩と胡椒と小麦粉はたく。
オリーブオイルで潰したニンニクをこんがりやいて、風味を油に閉じ込める。
オレガノきざんで、油に放ちそこに鮭の皮目をのっける。
蓋してこんがり。
フライパンを揺するとカサッと皮がすべって自然と動くようになったら、バターを落としてジュワジュワ沸騰したのをスプーンですくってかけまわしつつ表面を焼く。
芯がほんのりレアな状態で火を止めお皿に切り身を移し、残ったバターにホースラディッシュソースをくわえて詰めてソースに仕上げてかける。
サイドにルッコラ…、ライムを搾ってできあがり。
フックラとした鮭の切り身にホースラディッシュの辛みと酸味、そして甘みがくわわってなんともおいしい、オゴチソウ。
伊勢丹で買ったあれやこれやをつまんで、夜のお酒をすすませる。
北海道の食品フェアを地下のフロアーでやっていて、そこで「ざんぎ」を買って帰った…、にんにく醤油にじっくり浸して揚げた鶏肉、だから帰りの地下鉄の中でもずっとおいしい匂いをただよわせていた。
そのおいしげな匂いを決して裏切らない、コッテリとした濃厚な味。
噛むとジュワッとにんにく醤油の風味が口に広がって、揚げた油もじんわりにじむ…、胸肉、手羽先とそれらそれぞれの味わい、食感、たのしんだ。
それからつぶ貝をただ塩茹でにしたモノたっぷり…、コリコリクニュクニュ、噛めば噛むだけお腹がすいてくるような危険な味に酔いしれる。
[4回]
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