食事を終えて、次の移動にちょっと時間があったので、これ幸いとお茶を飲む。
「ローヤル珈琲店」という店。Royalをロイヤルではなくローヤルと読む。
なんだかそれが昭和の初期を感じさせ、タイル張りの壁、シャンデリア。切子細工のガラスの衝立と、お店の随所にローヤル感じる。
入り口脇には焙煎機。コーヒーだけでなくホットサンドがおいしいのだけど、今日はさすがにそこまでお腹の余裕なし。
下町のおばさまたちのほがらかな笑い声を肴にレモンジュースを飲むことにした。
レモンを一個。搾ってグラスの中にいれ、氷と水で割っただけ。
グラスの縁にレモンの果肉がついているのが、「搾りたてのこれはフレッシュ」と言ってるように感じてステキ。
甘みを足していないので、これをどうぞとガムシロップがついてくるんだけど、それはつかわず酸味をたのしむ。ゴクッと飲むと、背中がシャンと伸びるおいしさ。
お腹が中からスッキリするのがたのしくて、ゆっくりのんびり、味わいたのしむ。そして移動といたします。
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最近、JRの駅の中に増えてきているたいめいけんの食堂バージョン、「三代目たいめけん」って店名で、お店のそこここに三代目さんの日サロ焼けっぽい不健康なガングロ写真が貼られてる。
本家たいめいけんとは違ったコトがあったとしても、やんちゃな三代目が勝手にしているコトだから勘弁してね…、ってことなのかもね。
ロケーションと知名度パワーの相乗効果からでしょう…、かなり混んでた。
メニューのメインはオムライス。それにいくつかの洋食料理を盛り合わせにするコンビネーションプレートがメインの商品。
ほとんどの人がオムライスを含んだ料理を食べている…、名物料理があるってやっぱり強いよなぁって感心します。
サービス係はいかにも勝手しらずの初々しいアルバイトくんが中心で、外食産業的な感じになっているのに、厨房の中は厳つい顔つきの、いかにもたたき上げっぽい職人さんが鍋をふってるっていう昔ながら…、そのハイブリッドぶりをたのしみながら、料理を待って、そしてこれ。
オムライスとメンチカツのセットとしました。
コロッケ、あるいはハンバーグ、魅力的なる料理の中からやっぱりガツンとお腹に響くモノを食べたく、メンチカツ。
オムライスにはケチャップをかけますか?それともデミソースにしますか?と聞かれてデミソースを選んだのだけどやってきたお皿の上が茶色くって地味に感じる。
やっぱりケチャップの明るい色が欲しかったなぁ…、と少々後悔。
目においしいというのはやっぱり重要な料理の要素でござましょ。
ほどよき分量…、コロンと見目麗しくまとまった玉子の層にスプーンをいれる。
かなり分厚いその層は、トロンとなめらか、空気をタップリ含んでできたオムレツ状でけれどトロトロしているわけではないのがステキ。
クリーミーで玉子自体に旨味があってどこを食べても同じ食感…、半熟独特のドゥルンと重たく粘る食感がいささかもない。
堅めのムースを食べてるみたいな食べ心地にて、中のご飯のパラリとほどける食感際だつオゴチソウ。
ご飯の味もデミとトマトの合わせ技にて、おいしくはある…、けれどやっぱりトマトケチャップの突き抜けた酸味と甘みがなつかしくなる。
二度後悔して、それでもおいしく味わった。
メンチカツは少々残念…、牛肉の悪い匂いが後口悪くしてしまう、古いだけでパッとしない洋食屋さんの古い料理のような味。
まぁ、それはそれ…、おいしいオムライスを食べられたから、それでよしといたしましょ。
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