どうにもこうにもカロリーを体が欲して、それでゴーゴーカレー。
金沢カレーの世界に広める…、と熱さを通り過ぎて、暑苦しさの一歩手前まで突き進んでいるチェーンストアで、お店の中にはプロパガンダ的ビデオが流れる。
その押しの強さがあまり得意でないのでそれで、滅多なコトではこないのだけど今日は特別…、会社に向かう途中、書類をとりに帰った家の近所のお店。
「四谷三丁目スタジアム」と名前のついたお店で、ゴーゴーカレーの社長がメジャーリーガー、松井秀喜に心酔してたってコトがあってのコトでしょうか…、普通に「◯◯店」ってお店もあって何の区別で店とスタジアムを使い分けてるのかイマイチわからぬオモシロさ(笑)。
ステンレスの楕円形の器を使う。
千切りキャベツ。
ポッテリ粘度の強い黒いカレーを、フォークですくって食べるという、金沢カレーの流儀そのまま。
お店に入ると、カレーの匂いよりラードの香りがまずやってくる。
カレーライスと言うよりも、「フライモノをカレーをソース代わりで食べる」という表現がふさわしいココのカレーを揚げる油がラード混じりだからなんでしょう。
売り物はロースカツで、それを選んでウィンナさんをトッピングする。
どちらも油でカリッと揚がった風味豊かな出来上がり。
特にロースカツはバリッとパン粉が立って仕上がる見事。
ラードを使っているからこその、上顎をザクザクつついてくるような元気な衣に目が覚める。
油の甘みが口に広がり、鼻から抜ける香りに酔いつつ、だから後で胃もたれするんだと。
でも食べはじめたらやめられない。
脂の少ない痩せた豚肉。
だから歯ごたえしっかりしてて、うま味はほどよくカレーと一緒に食べるにピッタリ。
ウィンナさんはカプッと噛むとジュワッと肉汁ほとばしりでる。
コッテリ味のカレーはうま味が力強くて、拍子抜けするほど辛くないのが多分、昔ながらの金沢流なんじゃないかなぁ…。
こういうボク、実は金沢カレー=ゴーゴーカレーという他の金沢カレーを食べたコトがないのでいささか説得力にかけるけど、千切りキャベツで口を洗うようにしながら食べ進めると、あっという間にかなりの量がお腹の中に収まった。
カロリー摂取も首尾よく完了…、歩いて仕事に向かいます。
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銀座でお茶を、ひさしぶりの友人と一緒にたのしむ。
背筋が伸びて、話がはずむ場所といえばなにをおいても「銀座ウェスト」でござりましょうと。
それでやってきて、コーヒーにする。
いつもだったらサンドイッチかシュークリームを一緒に食べるところ。
けれど、さすがにお腹がズッシリ重たく、午後からまるでお腹がすかない。
ゴーゴーカレーの上に乗っけたラードで揚げたとんかつを、むしゃむしゃ食べた呪いでござろう(笑)。
それでコーヒーだけをもらって話をはずませる。
テーブルの上に並んだシュガーポットに、クリームピッチャー。
ピカピカ磨かれ、同じくピカピカ光るトレーの上にのっけられて恭しくも運ばれる。
大き過ぎもせず、小さくもなく。
コーヒーがぬるくならないうちにお腹に収まるように、考えられたサイズのカップ。
そこにもキラリと金箔押しの天使が舞ってる。
カップの中身があと僅か、というところになるとそっとテーブルに近づいてきて、お替りいかがお替りいかがと薦めてくれる。
今ではホテルのコーヒーショップでも望めぬサービスが、いまだにココには残ってる。
ココのコーヒー。
どこと言って特徴のない、喫茶店のコーヒーというよりオフィスコーヒーのスゴくおいしいみたいな味で、「銀座の応接室」的ココの性格にピッタリしている。
軽く酸っぱく苦味がほのか、香り鮮やかで何杯もお替りできるようになってるところがステキ…、あっという間に一時間。
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