食後のコーヒーを飲みたいところ…、メインを終えて早々にランチの場所を後にした。それで食後を「虎屋」によった。
帝国ホテルの地下にあるアーケード街の中にあって、馴染みの暖簾がたなび誘う、ひときわ存在感を発するお店。
入り口部分は和菓子の小売り。奥に喫茶スペースがしつらえてあり、次の予定までの時間をのんびり過ごすにピッタリの場所。
数ある「虎屋菓寮」の中でも、まるで日本画の中に紛れ込んでしまったような気持ちになれる豊かな空間。オキニイリ。
他のお店では味わえぬ、ココ限定の飲み物たのむ。
「あんずオレ」という飲み物で、グラスの底に杏のシロップ。氷を入れて、ミルクをたっぷり注いで満たし上にプカリと杏のピュレをのっけて味わう。
赤坂にある虎屋茶寮で味わえる「杏氷」のシロップと、杏のピュレをそのまま使ってミルクドリンクに仕立てた一品。
杏氷が好きなボクには、たまらぬゴチソウ。それでコレ。
やさしい甘みと杏の香りを凝縮させた杏シロップ。キリッと酸っぱい杏のピュレが最初は別々に口の中へと入ってくる。
一口目には酸っぱくて、ところが徐々にミルクと混じってミックスジュースのようになってく。
口休めにと添えられた杏風味の煎餅の、口にパラリと散らかる乾いた食感もまたたのしくて、パリッと齧って舌を乾かし、杏風味のミルクで乾きを癒やす。
気持ちまでもがなめらかになる、明るい飲み物。さぁ、移動。
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ところでレモンジーナを買って飲んだ…、先日、発売されたばかりの。
コンビニにいったらシュウェップスまでシトラス系のを出していて、こういうのを流行らせようって見えない力がどこかで動いているのでしょうネ。
にて、その味はというとオランジーナは好きだけど、これはちょっと苦手かも。
レモンピールの苦味と香りが特徴的…、ってコトらしんだけどその肝心の香りがどこか苦手な香り。
おばぁちゃんが昔飲んでた婦人病用の漢方薬みたいな匂い。
二度はないなぁ…、って思いつつ、もう一方のシュウェップスはもっと苦手な甘味料の無機質な味にげんなりしました。
炭酸水には味や香りはいらないなぁ…、と思いもします。そんなコレ。
ソーダつながりで動画を一本。
Seltzer Works from Film First on Vimeo.
セルツァーというソーダドリンク。ガラス瓶に独特の口をつけ、人工的に発泡させた炭酸水で、ちょうど日本のラムネみたいな飲み物でしょうか。
重くて、ひとつひとつが手作りだから量産が聞かない。それでとうとう、ブルックリンで最後の工場がなくなるんだという内容。
「これはただの飲み物じゃないんだ、歴史なんだよ」というヒトコトがズシンと胸に響きます。
時代遅れにならぬよう、何をすればいいんだろうか…、としんみり思う。木曜日。[3回]
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