最近、いささかそうめんだとか冷麦だとか、ちょっと細めの麺に執着しているような…、暑いと細い麺がスルスル、お腹の中にはいってくるのがうれしく感じる、それで今日。
銀座にそうめんを売り物にしているお店があるヨ…、というので来ます。
「臼家」と書いて「うすけ」と呼ぶ店…、小豆島でずっとそうめんを作ってる会社がやっているお店のようで、麺や出汁、それから醤油は小豆島から運んできている。
うどんの国といわれる讃岐も、切り麺だけじゃなくって手延の麺も名物で、そうめんだけじゃなくて手延うどんも用意されてる…、基本的にほとんどすべてのメニューの麺をうどんかそうめんのどちらか選ぶというスタイルが、なんだかたのしい。
今日の目当てはソウメンでして、海老天そうめんを熱々にして作ってもらう。
キリッと水でしめて味わうそうめんも良い。
けれど温麺。
熱々の出汁の中にゆらりと漂うそうめんも味わい深くて好きであります。
ランチ限定のセットがあって、じゃこ天、おひたし、鯛めしが付くというので迷わず選んでたのむ。
大きなお鉢を横切るように立派なエビのてんぷらとゴボウの天ぷら。
ゴボウ一本を半分にきり、薄く削ぎ切り天ぷらにする。
この切り方はゴボウの繊維をザクザク、味わうコトができるのでボクは好き。
一番太いところは、親指2本分ほどの太さがあって、プリプリ、甘い。
しかもこれが正真正銘揚げたてで、噛むとやけどしちゃいそうなほど熱くて、ハフハフ、口がお手玉してしまう。
最初はサクッと乾いた衣が、出汁を吸い込みポッテリなっていくのもおいしい。
なによりそうめん。
細くてたよりなさそうにみえ、なのにずっと歯ごたえがある。
最初はツルンと唇すべってわけいってくる。
それが徐々に、ヌッタリなめらかになっていき、舌にトロンとからみつく。
伸びるのではない、粘り気が出る…、オモシロイなぁ、喉をネロリと撫で回しつつお腹にスルンとはいってく。
塩を含んで仕上がるそうめん…、だから出汁が薄味でそこに天ぷらを揚げた脂のコクや風味、そうめん自体の塩味や小麦のうま味を素直に感じる…、オキニイリ。
讃岐の醤油で炊きあげたご飯の中に焼いた鯛の身をむしってちらした鯛ご飯…、口に含んで出汁をゴクリと飲むとこれがおいしい…、とても上等な出汁かけ茶漬けのようになる。
じゃこ天好きとしてはうれしい…、揚げたてのじゃこ天がセットのおかずでつくだけじゃなく、そうめんの具にも使われていて、堪能します。
銀座の有名なビルの地下にあり、なのに探さないと見つからない場所というのが隠れ家風で、にもかかわらず次々、キレイな女性のお客様がやってくる…、そうめんという食材の持ってる魅力ってことなのかなぁ、オモシロイ。
そうそう、わが町四谷三丁目にもそうめん専門店ができたんだという、そこも行ってみなくちゃネって思ったりした、さて仕事。
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でもってそうめんにちなんだ動画を一本貼ります…、「そうめん地蔵」っていう栃木に伝わる民話をベースの昔なつかし「まんが日本昔ばなし」の一遍。
あいかわらずの、ほのぼのとした表現ながら、弱いものいじめが好きな坊主が居つく意地悪な寺があっただなんて、どんな時代にも人ってなんと業の深いいきものだろうって思ってしまう。
それにしても栃木の氏家と喜連川が町村合併して「さくら市」になっていたとは知らなんだ…、佐倉じゃないのね、さくらなのってなんだかちょっとややこしい。
[2回]
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