そして熊本…、南九州の各地から飲食店の経営者や社員の方が集まっての勉強会に参加しました。
最近、こうした勉強会で力いっぱい話すのが、お客様をシアワセにするのが飲食店の使命だけれど、お客様のシアワセのために働く人のシアワセを犠牲にしてはいけないんだよ。
もてなす側がシアワセでなくて、本当に人をシアワセになんてできないんだから、そのため工夫をしなくちゃね…、って、具体的な事例をあげつつ話しをします。
プロとしてのプライドを捨てなくてすむ環境をまず作りましょう…、と互いに勇気づけあいみんなで盛り上がる。
それからホテルで懇親会。
生ハムサラダやスモークサーモンキッシュ、それからや刺身…、中国風の炒め物とまるで結婚披露宴の料理を大皿に盛り食べてるみたいな感じの料理。
日本中、どこに行ってもホテルの料理は同じだねぇ…。
温かい料理を食べるとどれもスティームオーブンの味がしてるよねって、料理の専門家とあれこれ話をしながらお茶を飲んでたら…。
芥子蓮根がはこばれてきて、コレだよコレ。
やっぱり地方の料理がうれしいよねぇ…、と。
カリカリ齧って、ツーンと鼻から突き抜ける芥子の辛さに涙を搾る。
これはやっぱり焼酎だよね…、と。
オンザロックの焼酎を舐め、芥子蓮根、ゴリッとかじると、不思議なコトに口の中が甘く感じる。
料理とお酒が手に手をとっておいしくなってく、郷土の料理の醍醐味ですな。
懇親会は盛り上がり、そろそろココはお開きです…、と、名残惜しくて街にでる。
熊本ならではの料理のおいしいお店に場所をうつして話を続けましょう…、とやってきたのが街の中心街にある「青柳」って言うお店。
普通に和食のお店なのに、名物ママが和服でニコリとお出迎え…、女の子たちも色っぽくてクラブで食事をしているような不思議な気持ちにしてくれる。
焼酎のみつつ、馬ホルモンの煮込みをつまむ。
こってりとしたみそ味で、噛むとクニュクニュ、クセは少なくうま味と歯ごたえ見事においしく酒が進むことはなはだしい。
馬刺しやここでも芥子蓮根、刺身をつまみあれやこれやと話をたのしみ、〆にラーメン。
純粋な熊本ラーメンではないのだけれど、とてもおいしいラーメン屋がある。
それでテクリと雨に濡れつつ歩いて出かける「一麺や」っていう小さなお店。
九州ラーメンらしきとんこつの香りがただようお店の中で、おじさんたちがちんまり座ってズルズル麺をすすってニッコリ、旨いです。
博多ラーメン風の細い小麦粉麺の香りシッカリ、ハリ、歯ごたえに歯切れが見事…、物足りなさを最初は感じたスープに高菜や生姜に胡麻を放り込み、どんどん自分の好みの味に仕立てて味わう。
堪能しました、熊本の夜…、明日はグインと移動の一日、がんばろう。
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