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2024/11/24 (Sun)
東大阪、福ちぁんラーメン
早朝出発、神戸の三宮にて打ち合わせをして、それから転々、大阪貫き東へ移動。
ところどころで打ち合わせをして、その締めくくりにラーメンをとる。
「福ちぁんラーメン」というラーメン店。
東大阪限定のラーメンチェーンで、関西とんこつってかなり独特のスープを特徴にしている会社。
今、ボクが立ち上げようとしている仕事。
独立開業や、不採算の小規模店をブラッシュアップするための、支援事業の軸となるのがラーメン店。
先日も東松山のラーメン店の改善業務をしたけれど、今、ラーメン店は流行りでもあり同時に苦労をしている業態でもある。
いろんな人の力を借りて。
なにより、繁盛店を作り出すコトに成功している会社の知識と仕組みを借りて、一生懸命働く人の助けになるような環境づくりができないか…。
そんな考えに、ここの会社を賛同してくれそれで今日は打ち合わせ。
フランチャイズでもない。
暖簾分けでもない。
お店をやってる人が持ってる「おいしいラーメンのイメージ」を、合理的に安定的に実現するためのレシピや食品、あるいは厨房システムを提案しながら店作りをする。
注文住宅じゃない。
建売住宅でもない、自分のライフスタイルや価値観にあわせてカスタマイズするスミズーラ的なシステム提案。
徐々に形をなしはじめていて、そのため特徴のある商品、食材、あるいはメニューをいかに多彩に揃えるか…、それが大切、例えばこの店。
オモシロイのです、このスープ。
白濁をしたとんこつスープの姿をしている。
けれど…。
動物臭さがほとんどない。
とんこつスープの味は好きだけど匂いがネという人が九州以外の地域には結構多くて、このスープ。
そうした人にも抵抗がなく受け入れられる。
うどん文化。
つまりキレイな出汁と風味の食の文化があるこの街で、受け入れられているというのも味わい豊かであるけれど、香りが穏やかっていう特徴があったから。
味はスッキリ後味がよく、しかしシッカリ、豚のうま味が溶け込んでいる。
脂はサラッと。
風味をたのしむ程度の量で、だから決して重たくはない。
ストレートの麺。
細くて、黄色い玉子麺。
細いくせして時間がたってもハリをなくさず、けれど博多のラーメンほどはホツホツしない程よい食感。
トロンととろけるチャーシューに、モヤシにメンマ。
それから青ネギ。
今日はネギを追加して、シャリシャリとした食感と青い香りをくわえて食べた。
ズルズル、スルスル、サラサラと食べてるうちにどんどん食感軽くなり、お腹にストンと収まるゴチソウ…、体がポカっとあったかになる。
昼の時間は男性客で、週末、あるいは夜になるとファミリー客が増えてくる。
食べ手を選ばぬ博愛主義なラーメン店で、これが地元のお店の強み。
セットがかなり充実してます。
唐揚げ半チャンセットをたのむ。
先のラーメンに、唐揚げ、それから半チャーハンがつくというモノ。
注文はいるとカシャカシャ、鍋をおタマがこする音がする。
ジャジャっ、ジャジャっとお米が焼けていく音が続いて、カシャンカシャンと鍋の中身を宙に放り投げパラパラさせる最後の儀式の気配が伝わる。
ラーメンという料理は時間と温度を管理する料理。
どちらかというと知的で静かな料理だろうってボクは思う。
一方チャーハン。
コレは大胆な火使いと、飽きず鍋を振り続けつつ疲れぬ体力、情熱勝負の料理だろうって思うのですね。
だからこうしたパラパラチャーハンがやってくると、ココロの中で拍手をしたくなってしまう。
塩とスープで味をととのえ、パラッとさせた普通においしく熱々のチャーハン食べスープをゴクリ…、互いのウマさが引き立てあっておいしくなります。
国産鶏の肩肉をサックリ揚げた鶏の唐揚げ。
味をほどよく染み込ませ、シットリとした身のおいしさと、サクッと揚がった衣の食感。
あぁ、ビールだなぁ…、と思いつつ、まだまだ仕事とチャーハン、パクリ。
餃子も試食とたのんでみます。
野菜よりも肉の食感がたしかな餃子。
小ぶりで、プリンと薄皮で、良く焼けていて表面パリッと歯ざわりも良い。
もっとおいしい餃子の専門店はあるかもしれない。
けれどココの餃子はあくまでラーメンの、サイドに控えるサブ料理。
だからほどよきおいしさが、でしゃばらなくていいのでしょうネ。
味そのものより、良く焼けて、サックリとした食感たのしくなるように最適化されているのがステキ。
身の程知った、よき商品。
ココの店には「キムチバー」ってコーナーがある。
キムチや漬物が食べ放題というサービスなんだけど、とんこつスープに酸っぱいキムチがまたおいしくて気がきいていてアリガタイ。
ちなみにココのこれらの料理。
ほぼ完全に自家製で、実はココの工場の業務改善のための作業工程調査を請け負ったことがかつてある。
朝から一日、数日間。
工場の人と一緒にずっと時間を過ごして、普通は絶対やらない手間をシッカリかけているのにビックリ。
工場ラインというモノがない。
大きな台所がいくつもあって、本来、お店の中でしている作業を手際の良いプロの調理人が集中的に大規模に行っているという不思議な光景。
工場というより巨大な仕込み場みたいな感じに、これなら品質落とさずに安定的な食材をレストランに供給できると感心しました。
問題はその工場が半日くらいしか稼動しないであとは休んでいるコトで、この正直な食材をもっと他の人たちに使ってもらうコトができればみんな助かる、シアワセになる。
そんなこんなでこれからちょっと、おいしいアイディア、ひねります。
大阪ふくちぁんラーメン 大東店
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無題
特に理由はありませんが、年に一度行くか行かないかなのがラーメン屋さんです。でも、こちらのおみせは言って見たいと。
ラーメン屋の元気の良さを保ちつつ、かわいいボリュームのラーメン屋があれば、嬉しいですね。
くろさん / 2011/11/27(Sun) /
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ボクも
> くろさん
ボクも実はラーメン好きではないのです。
こだわり過ぎたラーメン屋さんで、1000円近くのお金を払うのって、ちょっと勿体なすぎる気がしてしまう。
気軽で、ほどよいこだわりがあり財布にやさしいたのしいお店に、たまたま美味しいラーメンがある。
そんなお店がボクはいいな、と思います。
サカキシンイチロウさん / 2011/11/27(Sun) /
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