用事をすませて電車で移動。徳島まで来て仕事と試食。
夕方から何件かのお店を訪れそこであれこれつまんで食べて、もう一軒ととんかつの店にやってくる。
「かつ丸」という気軽な値段で本格的なとんかつを味わうことができるお店。
最初はファストフード的セルフサービスのお店でスタート。けれど地方ではやっぱりサービス付きであってほしいという要望多くて、今では食券購入、テーブルサービスというスタイルになる。試行錯誤は大切なコト。
ほどよき厚さのとんかつは、ほどよい熱の入り方。パン粉衣もキチッとついて、パラリと口でちらかる軽さ。
ただもう少しだけ早めに油から引き上げて、みずみずしさを保つ勇気をもてるといいね…、とわがまま言った。
甘辛ダレもおいしいかつ丼は600円を切った値段で、ボクらの横で練習終わりの高校野球部生徒がモリモリ、食べていました。見ているボクまでお腹がすいてくるような、胸すく食欲…、ウラヤマシイ(笑)。
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急に泊まることになった宿泊先のホテルの周りをちょっとブラブラ。これが県庁所在地の駅の周りか…、ってビックリするほどしおれた街に気になるお店。
赤い灯りが艶っぽく、近づいてみても屋号もなにも見つからない。赤ちょうちんに「ラーメン」とだけ書かれてあって、中を覗くと案外にぎやか。
ラーメン屋には見えぬ垢抜けたしつらえで、カウンターの上に置かれた丼をみなけりゃワインバーのようにもみえるおしゃれなお店。
気になりました。
入ってどんなラーメンですか…、と聞いたら「鯛のアラでスープを煮だしたラーメンの店」と。たしかにお店の中の香りさわやか。お腹がグーッとなりました。
お店の名前は堂の浦。
「アサリラーメン」というのにココロ惹かれてたのんでみたら、丼に、紅茶のストレーナーのようなステンレスのザルがちょこんとひっかかってくる。
中にはアサリ。
ラーメンスープで茹でたアサリがドッサリ入って、胡麻パラリ。
透き通ったスープに貝割れ、刻んだネギにバターがポタリ。香りを嗅ぐとたしかに魚のアラのおすましみたいな匂いがします。
まずはゴクリとスープを飲むと、こりゃオモシロイ。
塩味スープで、サッポロ一番の塩ラーメンをとびきりおいしくしたような味。
おそらく貝割れから出てくる緑の香りがスープに、セロリ、ハーブの香りを移しているんでしょう…、かなり好きな味でござんす。
麺は極細。噛むとバッサリ歯切れて頑丈。ツルンとすするとスープをたっぷりたぐりよせ、バサバサ口でちらかるたのしさ。
アサリを殻からはずして麺の上にのっける。そしてバターをすっかり溶かすと、かなりドッシリ。ボンゴレ味になっていくのもまたオモシロく、ズルズルスルスルハフハフゴクゴク。
気づけば器は空っぽになる。こりゃメッケモノ、たちまち恋におちました。
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