岐阜のホテルで迎える朝。ここ半年ほど来るたび中国人のツアーグループが必ず泊まっているホテル。昨日もそうで、ホテルの人の話ではほぼ毎日、そういうお客様がいらっしゃいます…、と。
大阪から京都を通って富士山に向けて移動する、ちょうど途中にここがあるんだという話。
フロントやエレベーターの中にツアーグループの朝食時間の告知があって、その時間帯は避けてください…、という間接的なるメッセージ。
みんなが快適に過ごせるようにと、試行錯誤をしながら工夫をするのでしょうネ。
嵐の後の静けき店で、控えめ朝食ワンプレート。
焼きそば、ご飯にベーコン、和え物、ポテトサラダとすべて一口分だけおいて、バナナを少々。
味噌汁とコーンポタージュをとってお腹を潤し食べる。
お腹を満たすことが目的じゃなく、ほどよき空腹を感じるための朝のお薬みたいな食事。
ブレンドコーヒー。
冷たいミルクをカップとグラスに注いでゴクリ。軽い酸味を帯びたコーヒーを半分ほど飲み、それをミルクのグラスに注ぐ。ほどよくぬるいコーヒーミルクで頭をすっきり目覚ませながら、なんでミルクをコーヒーカップに入れなかったんだろうとボンヤリ。思って笑う。さぁ、仕事。
岐阜に来たらば「岐阜式モーニング」。ひさしぶりにと、「クルベットローズ」という喫茶店に地元との人と一緒に移動。
郊外型のこじんまりした喫茶店。朝からにぎやか。みんな朝食を食べに来る。
お店の中には、大きな棚が2ヶ所あり、そこにサンドイッチや弁当がギッシリならんで売られてる。
値段はすべて300円。すごいボリュームと内容に、安いねぇって感心したら、つい最近まで250円だったんだというのにビックリ。
朝ここでゆっくり朝食。帰りに弁当を買って帰って昼食にするご近所マダムが結構いたりするのもスゴイ。
モーニングの時間帯なら、好きな飲み物たのめばただでやってくるのがこのセット。
コロッケ半分。サンドイッチに太巻き、うどんに茶碗蒸し。朝のお腹にほどよい分量。これがタダだと思うとなんだか申し訳なくなっちゃうくらい。
しかもどれもがそこそこ旨い。サンドイッチはハムと卵が一つづつ。卵サラダにはバターがたっぷり塗り込められてて、口がヒヤッとするオゴチソウ。
茶碗蒸しにはお麩と竹輪に椎茸、銀杏。フルンと緩めで口を出汁が潤すやさしさ。
ボクの太巻きが一番端っこ。具材がずっしり、はみ出すほどのお値打ち感でちょっと得した感じもします。
お馴染みさんたちが挨拶しあう。お店の人とも顔なじみ。小さい街で生きてくことの、これはシアワセ。ニッコリしました。オキニイリ。
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ちなみにこの店のBGMがボクの世代のUSポップス。
Boomtown Rats - I Don't Like Mondays from Cristian Rayos on Vimeo.
たまたまボクの好きな曲がかかって軽く鼻歌うたう。そういう世代がメインの客層。みればお店のご主人もそんな世代で、なるほど。なるほど。
若い人たちは喫茶店のモーニングより、コンビニにより軽く食べることを好む傾向にあるんだという。人と人とのつながりよりも、気軽な便利を優先しちゃう。なんだかすごくもったいないなぁ…、って思いもしました。ナヤマシイ。[2回]
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