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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    羽田から青い飛行機にのって富山にビュンと飛ぶ。

    ana.jpg青い会社がつかっている、第二ターミナルという構造物。
    端から端まで歩くと多分、山手線をひと駅歩くくらいの遠さ。
    高速道路をはさんで二つに分かれる敷地。
    その高速道路沿いにターミナルビルを作ってしまった。
    それが不幸のはじまりで、建物の片側にしかブリッジ作れず、必然的にターミナルビルは長くなる。
    特に第二ターミナルは第一ターミナルみたいに出っ張った部分がまるでないから、無駄に横にベロンと長い。
    中でも二期工事にて後からできた部分なんて常識的には別の建物。
    けれど、別のターミナルビルにしてしまったら、独自のチェックインカウンターを置かなきゃいけない。
    だからひとつにまとめちゃいましょう。
    利用者を歩かしゃいいんだ…。
    文句がでるなら動く歩道を付けときゃ我慢するだろう…、って感じの建物。
    節電の今は不便で不便でしょうがない。
    日本の公共的なる建物には、公共性が著しく欠如しているという特徴がある。
    ここに限ったことじゃないけど、なんだかちょっとやるせない。

    ボーイング767の機材。
    最近、翼の上とか後ろとかに乗る機会が多かったけど、今日は翼のちょっと前。
    目の前に広がる青い空。
    ちょっと後ろをみると大きなエンジンが、ブルブルしながらボクらをシッカリ運んでる。
    下には分厚い春の雲。
    けれど雲を抜ければこんなに青い空がある…、気持ちがちょっと晴れやかになる。

    anaongaku.jpgそれにしても、ここ最近の青い飛行機の機内サービスはせわしない。
    飲み物のサービスなんて、カートを引っ張り飛ぶように通路を通りすぎていく。
    声をかけることもなく、うっかりしてたらもらい損なう。
    そもそも彼らのスタンスは、機内の飲み物は販売しているモノであって、買えない人はタダの飲み物をいくつか用意してあげてるからそれを飲んでネ…、って言う感じ。
    好きになれない…、毒を吐く(笑)。

    機内の音楽。
    滅多に聞きはしないのだけれど、プログラムをみるとクラシック用のチャンネルが好きな作家ばかりだった。
    後期ロマン派。
    マーラー、ブラームス、リヒャルト・シュトラウスと時代を代表するビッグネームの、しかも癖ある作品ばかりが並んでる。
    それでひさびさ、雲の上にて音楽を聞く。
    上から雲を眺めるときに、おそらく一番合う音楽は後期ロマン派の音楽だろう…、ってボクはずっとそう思ってる。
    壮大にして壮麗で、ロマンティックで叙情的。
    彼らの音楽を聞きながら見つめる雲はうつくしくって、魅惑的。

    富山にどんどん近づくにつれ、雲の色が灰色になる。
    どうも上空の気流も悪く、しばらく旋回した上にかなりガタガタ揺れつつ着陸、富山の街は春の雨。

    kaen.jpgブルブル震えるような雨の中、あと数カ月でオープン予定の韓国料理の建築現場の視察をし、それから主力商品のサムギョプサルのスペック合わせで食肉加工場で作業服着る。
    肉って厚さや切り方で、同じ部位でもまるで違った味わい、食感になるのですよね。
    ミリ単位にこだわる真摯な工場にであって、なんだかウレシクなった。

    そこで切ってもらったばかりのサンプル肉を早速試食。
    韓国から取り寄せた、炭の板の上にのっけてジリジリと焼く。
    焼いているのは「富山銘水豚」という肉。
    特別名のある肉ではない。
    けれど一度も凍っていない、程良く鮮度の良い肉を7ミリ厚に切ったモノ。
    焼くとどんどん脂を吐き出す。
    脂の色はきれいな白色。
    肉は健康的なピンク色にて、みずみずしくて焼いてもあまり縮まない。
    豚肉をこうして焼くとき、一番大切にしたのが肉の食感。

    例えば黒豚をこうして焼くと、身がぎっしりとしまって固まる。
    高価な肉がおいしいサムギョプサルになるとは言えぬところがとてもオモシロイ。
    焼けたお肉をサンチュに乗せて、同じく焼いたキムチとそれか味噌を塗る。
    この味噌が、実はこの店オリジナル。
    イカゲソを細かく刻んだモノをメインに、味噌、調味料を何種類も使って煮詰める。
    海の風味のするミートソースのような感じで、けれどコリコリ、イカゲソ独特の食感がある。
    これと一緒に食べると豚も、キムチも葉っぱもワンランク上になったよう。
    こりゃいけるんじゃないです…、ってかなりご機嫌、良い仕事。

    04023c45.jpegそれから今日の〆をしましょうと軽く寿司。
    小ぶりのシャリにきれいなネタ。
    鯖やスズキがゴリゴリ、歯ごたえ鮮烈で、さすが魚どころの富山。
    ただやっぱり眼を見張るのが、富山ならではの希少な食材。
    生のホタルイカ。
    それから白えび。
    それが豪勢にタップリ乗っかる握りの見事。
    芋焼酎のお湯割りをのみ、パクリパクリとおなかに収める。

    それにしても富山の醤油のおいしいコト。
    甘くてコッテリ、コクがあり、うま味がしっかり際立っている。
    うま味強烈な富山の魚に負けぬ富山の醤油のドッシリ。
    今度はひさびさ、富山ブラックをおねだりしようか…、とそう思いつつ、翌日、顔が浮腫んでしまうのもちょっとイヤかな?って思ったりもする。
    これからお風呂に入って寝ましょう…、明日はとって返して東京へ。

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    相変わらず・・・。
    世間はまだまだ「自粛ムード」な感じですね・・・。芸能人ブログなんかでもそんな感じの文章があちらこちらで見受けられるんだそうですね。

    まだまだ余震が続いているという被災地周辺。私はまだ、直接には出向いていないので惨状のほどを肌で感じられないままですが・・・。実際に行ったらどれだけの衝撃を受けるのでしょうか。贅沢をしないで自粛を・・・とは言いますが、贅沢と不謹慎な行為のボーダーラインって何?と思ったりもします。旅行会社のパンフレットを見れば、東北方面の観光案内も散見されますが、もしこういうのに参加するとして、現地で歓迎してくれるヒトといぶかしく思うヒト・・・どれぐらいの割合でおられるのでしょうね!?向こうだって復興のためには観光産業もアピールして行きたい反面、「こんなときに何しに来た!?」と思われていたら・・・やるせないですよね。こちらだって「復興のジャマ」をわざわざしに来たわけではないのに・・・。それがやはり気になりますね。
    りりこりあさん / 2011/04/13(Wed) /
    余震
    > りりこりあさん
    東京にいても、余震が多くてげんなりします。
    平静を保って、なるべく普通の生活をと心がけていて、大きな余震があると、やっぱり通常モードではまだないんだなぁ…、って気持ちがひやっと縮みます。
    だから被災地の人たちは気持ちのバランスを取るのが大変だろうなぁ…って思います。
    自分の周りのコトを一生懸命、なるべく平静にというのがまず優先すべきであって、遠くのコトをあまり思い込まないほうがいいのだろうと感じます。
    思いやりとはそうしたもの。
    少なくともボクはそう思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/13(Wed) /
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