福岡にての滞在先に到着し、さっそく街をぶらぶら歩く。
街といっても人口の街…、キャナルシティをボンヤリと。
かつて博多にくるというコトはココに泊まるというコトだった…、だからなんだかなつかしく、それにしても随分、テナント構成がかわりました。
昔は東京で言えば青山、表参道系のお店がメイン、ところが今は渋谷、原宿系のお店が主役になってる…、ホテルの地下の飲食店もパルコのテナントみたいになった。
だからの集客かもしれず、夏のはじめというコトもあるのでしょうね…、まるでハワイの免税店の近所にいるような気がしたりする(笑)。
そうそう、まるで知らずに来たら、博多祇園山笠のまっただ中ではございませぬか。
道路も混んでて大騒ぎ。
飲食店街も人がわらわら。
でも日本中、どこも同じようなお店が目立つ。
地方の食は死に絶えたのか?って思っていたら、一蘭はある。
昔からこの場所にあったということは知っていた。
博多ラーメンの店でしかも客席がブースになってて、お店の人ともほとんど顔を合わせずラーメンの世界に没頭できるんだというへんてこりんな造りになってる。
話題の店ではあったけど、当時はラーメンにまるで頓着なくってずっと未体験。
今では東京にも店がいくつも出来たけど、それでもやっぱり未体験。
ただこのお店、他ではやってないプレミアム商品があるんだというので、ちょっと経験してみましょうかと小腹満たしを試みた。
行列の店、けれど案外すんなりお店に入れる。
入って納得…、一人がやっと座れる幅を仕切った衝立の中、まるで競馬馬が横に目隠しているような席に座って、食べたら出るしかない仕組み。
しかもどうぞと一枚紙を手渡され、それに自分の好みを記す。
スープの濃さやなにやら脂の分量…、はじめてなのでとりあえず、全部普通を選択し麺はバリカタ、きくらげをトッピングにして、テーブルの上のボタンを押すとお店の人がやってくる。
しばらくすると、お待たせしましたと注文をしたラーメンがくる。
器は黒い陶器で出来たお重のような箱の器で、熱々、そして蓋をあけると確かにそこにはラーメンが…、芝居がかった一部始終にちょっと笑っていただきました。
うーん、どうなんだろう。
一人っきりで食べたからでしょうか…、真剣に味わうほかないこの環境で、ボクはあんまり好きじゃないかもって一口目から思ってしまう。
ポッテリとした濃厚スープ。
かなり脂が混じってて、とても重たい。
さて、叉焼はと口にふくむと、豚の匂いが強烈で急いでお水で飲み込んだ。
麺はなかなかいい感じ。
ほどよく細く、硬めでしかしツルンと表面スベスベしてる。
ただ噛むとところどころがネットリ。
小麦の澱粉が粘って感じて、ホジッと奥歯に貼り付くような感じがするのがいささか興ざめ。
ネギももっと欲しかったなぁ…。
追加でもらったきくらげは、コリコリおいしく量は十分。
でもこれで、100円かかってしまうんだよなぁ…、と、なんだか一人でお仕置き部屋にとりのこされて反省会をしているような気がしてしまう。
特徴のある食べ物は、何度か食べてはじめておいしく感じるモノって言う人もいる…、でも二度目はないなぁって思ってお店を出ます、旅のお腹がさみしんぼう。
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