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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    性別:
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    1960/01/26
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    午後の仕事をほぼ終えて、次に向かって移動をしましょう…、と、仙台駅に到着したら知人の見送り。多分、昼ご飯を食べてないだろうと思ってネって、牛タン弁当を買ってくれてた。



    仙台といえば今やすっかり牛タン焼きで、仙台駅には牛タンストリートなる牛タン料理の専門店がズラリと並ぶエリアまである。
    その中の一軒が売る弁当で、注文してから焼いてもらった熱々なんだと、席に座って開いてみると、確かに熱々。タンの切れ目なんてツヤツヤしてる。
    ほどよく厚切り。
    ザクッと歯切れる歯ごたえや、ネットリとろけて奥歯を撫でる艶かしさはさすがなモノで、仙台で食べる専門店の牛たんはお店によって違いはあるけど、間違いないな…、と感心しながらバクリバクリと。
    途中でちょっと塩気を感じて、なるほどコレはビールのお供にするべきだったと思ったりもする。ちょっと寝る。

    仙台から電車で秋田の大曲。改装中のレストランの現場を拝見。それから車で山越えをする。東北の山を超える道は静かで、暗闇の中をまっしぐら。2時間ほども走って一関という街に着く。



    街の郊外にある「てつべい」というとんかつが自慢のお店にやってくる。
    都会の郊外と違って、田舎の郊外はさみしく真っ暗。そこをちょっとでもにぎやかにしようと、カカシをたてたりのぼりを出したり。
    お店の中もにぎにぎしく飾って目を楽しませる努力をしてる。
    フライヤーを使ってなにかたのしいデザートはできないものか…、とそれで作ったバナナカツ。



    バナナのフリッタとか天ぷらとかはたまに見る。熱の入ったバナナはトロリとなめらかで、軽い酸味もとてもおいしい。
    それをパン粉の衣で作る。揚がったバナナのカツにチョコレートシロップかけて、ソフトクリームを添えて味わう。
    一口目にはちょっと勇気がいるのだけれど、これが不思議においしいのです。パン粉衣がおいしくて、ローストしたナッツのような歯ざわりが出る。焼いたバナナに砕いたコーンフレークスをまぶしたみたいなようにも感じて、ちょっとハマってしまいそう。



    夜のお腹には軽い料理がいいでしょう…、と、それで冷やし中華を作ってもらって食べる。
    とんかつの店。だけど田舎の人に気軽に喜んでいただくためにとうどんや蕎麦も用意している。この界隈では盛岡風の冷麺が今ははやりというのだけれど、やっぱり夏には冷やし中華。
    ザクザク歯切れる麺にスキッと酸っぱいタレがからんで長い移動につかれた体もキリッと癒える。今日はユックリ休みましょ。

    一関にて一泊の後、再び前日のてつべいに来て勉強会。宴会料理を作ってもらう。



    テーブルの真中に5つのパーツに分かれたお皿。中には色とりどりの何かが入っているのがあって、こりゃなんぞや…、と思って聞くと、これは餅。
    この地方では餅で人をもてなす風習があるらしく、つきたての柔らかい餅を5つの味でたのしむという趣向。
    醤油のタレに桜えび。あんこにズンダに胡麻餡とそれぞれにどれも味わいゆたかで中でもエビの塩味、風味にウットリします。

    洋食のシェフ、和食の板前さんがそれぞれ腕をふるう料理の数々。



    季節のとんかつ。シークワーサーをシャーベット状にして大根おろしの上にのっけてポン酢をかけて食べるという。冷たくキリッと酸味がたのしい。千切りキャベツもシャキシャキしてて、食欲のない夏にもたしかにおいしく感じる。
    赤魚とごぼうの煮付け。にぎり寿司。地元野菜を使ったラタトゥイユで和えたパスタにデザート2つ。
    こうして料理を並べて見ると、これがとんかつのお店だろうか?って、思うのだけどこれが不思議に様になっててオモシロイ。そして次の移動の準備。ひと仕事。


    関連ランキング:とんかつ | 有壁駅

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