「レストランカウベル本店」にやってくる…、仕事であります、おいしい仕事。
昔から、葉山、鎌倉、藤沢とこの界隈でハンバーグのおいしいお店を手広く展開していた会社で、ボクが田舎から関東に来て、一番最初に住んだ地域がその界隈。
おいしいモノを外食で…、っていうとき、まず思い浮かぶお店がココでありました。
ハンバーグという食べ物が、外食の花形だった時代にココはみんなの憧れレストラン。
けれどハンバーグがいろんなところで食べられるようになって、それでも地域の人の憧れで在り続けられるようにといろんな創意工夫をずっとしてきたステキなお店。
例えば今ハンバーグで一番力を入れているのがカマンベールチーズを使ったハンバーグ。
ビーフ100%のパテの上に、グリルトマトとカマンベールチーズに胡椒。
ワゴンで運んで目の前で、バナーでチーズを焼いて最後にソースをかける。
トマトの酸味、チーズの旨味。
しかも焦げたチーズの香りがおいしくて、しかもそれらをドッシリ見事に受け止める粗挽きパテが負けず旨みを主張する。
お客様の目の前でなるべく一手間かけることで、臨場感とたのしさを味わってもらおうとそれでこうした手間かける。
安く売るコトが得意な店では、こうした付加価値が提供できないし、必要ないとお客様から言われることすらあったりします。
人間関係ができてるからのこうしたサービス、そして商品。
トマトソースのパスタも同じく目の前で、グラノパダーノチーズをタップリおろしてかけてくれるのだけど、いいよというまでただただタップリ。
チーズ自体にコクがありおいしいですからお好きなだけ…、って言われてそれこそパスタソースが見えなくなるほどタップリもらってニッコリします。
ちなみに今日のリングイニ。
生のパスタで、ムッチリとした食感とトマトソースの辛味もよくてビックリしました。
生パスタってネチネチしていて粘り気ばかりを感じる麺が多いのだけど、ココのはそんな不自然な歯ごたえ感じずおいしく食べるコトができる。
具材もふんだん。
新鮮なアサリ、そしてホタテ、イカにエビにムール貝。
有頭海老が二尾のっかって、ランチセットにスープとコーヒーがついてたったの1550円…、ホテルのコーヒーショップなんかでこうしたパスタをたのんだら単品で2000円は超えるだろうなぁって値段であります…、郊外レストランってステキな存在。
フェトチーネも生の手打ちで、それにレモンソースをかける。
レモンの酸味と、ところどころに刻んだレモンの皮をほどこし、苦味がビリッとおいしく味をひきしめる。
ベロベロ薄めで、けれど噛めば噛むほど味わい濃密に広がっていく、これでミートソースをあえてボロネーゼにして食べたらどんなに旨いだろう…、って思わずつぶやく。
ハンバーグがおいしいお店のミートソースって、それそのものがよだれモノ。
キングサーモンの切り身がタップリ、グリーンアスパラの香りがフンワリ、みずみずしくて青い香りが食欲そそる…、オゴチソウ。
今の状態でも十分おいしい。
けれどもっとおいしく。
もっとたのしくと、ずっといろんな調理方法や食品、食材を一緒に勉強している最中。
最近で一番のヒットがエスプーマ。
スペインの伝説のレストラン「エルブリ」の料理長。
フェラン・アドリアによって開発された料理スタイル。
亜酸化窒素を使って、あらゆる食材をムース状にしてしまう。
つまり泡。
高級レストランではかなり一般的になっていて、ソースやドレッシングを泡状にして使ったりする。
そこでこの店…、それをパンのバターに使ってみましょうか…、とバターの泡を作ってパンと一緒に提供している。
温めた自家製のパン。
そこに泡をタップリのせて、口に含むとフワッと最初は軽く感じてそれがたちまちとろけて消える…、パンの生地をみずみずしくして風味も軽やか。
今日の試食をフィードバックしてハンバーグステーキはもっとおいしく、風味豊かになっていくはず…、次来る時がたのしみなり!
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