水道橋のオフィスから九段下へと向かう途中にある「むさしの」。
個性的なるセルフサービスのそば店で、うなぎの寝床のお店の両側の壁に向かって長いカウンター…、椅子が置かれているから厳密に言うと立ち食いそばではないのだけれど、風情は立ち食いそばの店にてメニューもほぼほぼ立ち食いの店。
麺を選んで20種類ほどのトッピングを上にのっけてズルンと味わう。
トッピングもそのほとんどが天ぷらで、どこが個性的かというと券売機…、商品名ではなくて100円単位の数字が書かれたボタンと、10円単位のボタンが並ぶ。
注文するとご主人が即座に値段を告げるのですね。
今日のボク。
そばに竹輪の天ぷらと紅しょうがのかき揚げをトッピングした。
しめて510円也で、600円をチャリンと入れる。
そして500円のボタンと10円ボタンを押すと500円の食券と10円の食券が90円のお釣りと一緒に落ちてくる。
原始的ではあるけれど、原理的にてこれならいちいち、食券販売機のボタンのセットを変える必要がないのがなんとも合理的。
忙しいときなんて、料理を作りながら即座に計算をする。
ずっと気持ちが張って大変だろうなぁ…、って思いもするけど、慣れればそれもひとつのリズムになるのかも。
今日は冷たいそばにしました。
茹でた麺を水でしめ、冷蔵庫の中でキリンっと冷ました出汁をかけて味わう。
つまり「冷かけ」。
ココの出汁はうま味、風味が揺るぎなく冷たくしても損なわれることがない。
ムッチリとしたココの麺もシャキッと冷えて食感たのしく、蕎麦の風味を満喫できるところもステキでオキニイリ。
最初は竹輪の天ぷらだけを選んだんだけど、ご主人が「冷たいそばは体が冷えますぞ」とボソッと言ったのに思わず反応…、それで紅しょうがのかき揚げも追加したという次第。
キリッとしまった麺にからんでやってくる、仄かな酸味を帯びた出汁…、雑節やイリコのような魚のうま味がドッシリとけこみ、そこに天ぷらの揚げ油がキラリと光る。
それがコクとなってなんともおいしくて、冷たい天ぷらが冷たい出汁と出会って不思議なほどにさっぱり、味わいやすくなっている。
竹輪のプチュンとなめらかなるコト。
生姜がザクザクたのしく歯切れて、ビリッと辛さを残して消える…、赤唐辛子の輪切りをのせて出汁にも辛味を移すとそれが甘みに変わっていくのもオモシロく、たちまちお腹が満たされる。
そして仕事に、さぁ、行こう!
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朝に元気が出る動画…、お父さんと一緒に小さな坊や、1歳と11ヶ月っていう年齢らしいのだけれども、その子がビートルズの「Don't let me down」を歌うという内容。
VIDEO
お父さんの顔をずっとみながら歌う表情が健気でかわゆい。
ギターのかわりにウクレレを持つ姿も堂に入ってて、まるでシャウトしているみたいな歌い方が、この歌はこういう具合に歌うんだって教えてくれているようで、これはかなりのオキニイリ。
それにしても、「Don't let me down」…、好きだなぁ。
これが収録されているアルバム「ヘイ・ジュード」自体が好き…、そうだ、そろそろ「レイン」の季節がやってくるって思ったりした、今日のコト。
[5回]
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