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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    映画を見終わり、舞台の前に軽くお腹を満たしてでかけた。

    262bbcb5.jpeg場所は新宿、富士一という店。
    しおれたお店。
    昭和の空気を濃厚に、放つ小さな定食屋。
    新宿の紀伊国屋の周りは現在、新しいビルの建設ラッシュ。
    数カ月前は空き地だったところが今では、大きなビルが出来上がっててそこもおそらく飲食店のビルになるんでしょう。
    こんなに沢山飲食店が出来て一体どうするんだろう。
    しかも大抵、新築ビルに入ってくるのは、どこにでもあるチェーンストアの店や居酒屋。
    ココになくてはいけないお店が、出来ぬ悔しさ。
    出来ぬのならば、今あるお店がずっと残ってくれなくっちゃ…、ってそんなコトをしんみり思う。
    コノ店のある小さな路地。
    まだまだチェーンストアの香りが薄くてホッとする。

    161b0ad8.jpegハムエッグの定食食べる。
    なんでワザワザ外食で、自分で作れる簡単なハムエッグなんか食べるのか?って、思いもする。
    けれど不思議とハムエッグっていう料理は作り手変わると味が変わってとてもたのしい。
    素材がシンプル。
    調理方法も簡単だから、むしろ個性がでるのでしょうね。
    黄身まで焼いて下さいね…、って言うと黄身を潰して焼く店。
    ひっくり返して焼くけれど、決して黄身を潰さぬお店。
    白身をかりかりになるまで焦がして仕上げるお店と、さまざまで、ココはそのまま。
    ひっくり返さずお鍋に水を投入し、蒸し上げにして作ってくれる。
    そのどれもがおいしく、味わい深く、ワザワザ感があって好き。
    醤油をかけます。
    薄切りハムが二枚セットで重なっていて、一枚、一枚剥いで食べると白身がハムにこびりつき、風味、食感、おだやかにする。

    それと一緒に揚げ焼売。
    多分、冷凍の小振りの焼売。
    タップリの高温油で揚げて仕上げる。
    だから皮はサクサクで、噛むとホロッと壊れてちらかる。
    中身はシットリ、プルンとしててけれど肉の風味はほのか。
    まるでつくねや練り物を食べてるみたいな感じがしちゃう…、やさしい味わい。
    ココの料理はまずほとんどがキャベツが大量についてくる。
    料理が仕上がる寸前に、キャベツをお皿に山積みにしてそこに料理をのっけてできる…、油やソースがキャベツに染みてちょっとしんなりしてくると、ご飯のおかずにピタッときます。
    味噌汁、漬け物、そして海苔…、すべてがご飯のおかずになってありがたい。

    d3a9a036.jpeg舞台がはねて、ちょうど劇場がある場所が千駄ヶ谷というコトもあり、家に帰る前にちょっと寄り道。
    グッドモーニングカフェ。

    いつもは朝にやってくる。
    だってその名もグッドモーニングカフェですからネ。
    けれどお店は夜中までずっとやっていて、それで今日は夜に来た。
    今日はパーティーが入ってるんです…、って言われて奥を覗いたら確かににぎやか。
    アラサー的なご婦人方が立食スタイルでお酒を飲みつつ、ニコヤカに食事をしてる姿が見える。
    それでテラスの席をもらった。
    夜になってもそれほど気温が下がらず快適。
    湿気も殆どなくってこうして、屋外テーブルで食事をするのが気持ちいい。
    お店の奥からドスンドスンと重低音の、クラブ系の音が響いてやってくる。
    けれど音が鳴っているのは店の中。
    ボクらがいるのはお店の外で、音の気配が心地よく気持ちはスペシャル…、盛り上がる。

    a1f135fc.jpegフレンチフライをもらいます。
    おそらく今、東京で一番おいしいフレンチフライはこの店のこれ。
    自信をもって断言できます。
    サクッとしてる。
    油をタップリ含んでそれで、芋の水分がほどよく油に吐き出されている。
    それで芋には穴が沢山。
    穴から油が滲みこみ、芋の中まで火が通る。
    だからサクサク香ばしく、けれどまるで油っこくない。
    油切れが良いからでしょう…、手づかみしても手に油が残らないほどサラッとしてる。
    塩味、キッパリ。
    油の香りに芋の香りが混じり合い、ジュワッと甘みが広がる。

    ルートビアと一緒にしようとお願いしたら、うれしいことに「ダッズ」のルートビアが缶ごときます。
    薬臭いのが特徴のルートビアの中でもひときわ薬臭く出来上がっている。
    しかも甘みがドッシリしてて、泡の細かさも恐らく特級。
    フレンチフライの風味とピタッと寄り添って、サクサクゴクンとし続けるうち、まるでココがニューヨークのユニオンスクウェア脇にあるカフェのように思えてきます。
    いい気持ち。
    サービススタッフもとても明るくチャーミング。
    夜もステキなモーニング。


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    ご報告とお礼
    先日は、帰省時にお店をご紹介いただきありがとうございます。
    とても楽しい東京ステイになりました。その時のご報告を。

    夕食後に訪れたのはラ・クッチャーラ。
    スタッフにあれこれお酒を相談し、何品かつまんでお会計をすると8000円ほど。
    ホテルまでのタクシー代を入れても1万円弱。
    アコースティックなラテン音楽のBGMが心地よく、活気があって、気持のよいスタッフ
    のサービスが印象的な素敵なお店でした。


    最終日の朝、グッドモーニングカフェに寄り、夫はハンバーガー、
    わたしはアサイーヨーグルトにフレンチフライをオーダー。
    スタッフの提案で、フレンチフライは様子を見てから追加しましょうということになりました。 
    が、時間がなくなり追加オーダーならず、(私のポテト・・・)と
    後ろ髪ひかれる思いでお店を発ちました。再訪する口実ができましたけど。
    こちらものびやかな空間の、
    とても気持ちのよいお店ですね。

    肉の達人のお店は臨時休業でしたので、次回肉好きの友人誘ってチャレンジしてみます。

    今回の上京をきっかけに、飲食店で働いている人々を(美しいな)と思ったり、愛おしく感じたり・・・間違いなくサカキさん効果です(笑)

    ありがとうございます!

    kikoさん / 2010/10/03(Sun) /
    よかったです。
    > kikoさん
    東京レストランをおたのしみいただけたようで何よりです。
    お住まいの地元にも、ステキなレストランが必ずあろうかと思います。
    レストランで働く人たちとの親密な時間を、たのしんでいただけるよう。
    ココロからお祈りしております。
    また東京にお越しの節はご連絡を。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/03(Sun) /
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