打ち合わせをかねて会食。つい最近、開業したばかりという「Tango」という店。
場所は六本木…、しかも俳優座の裏側というかつては六本木の中心の一つ。特にちょっと高級な店がひしめきあってたエリアの裏路地。
ひさしぶりに来てみると、まるで景色が様変わり。居酒屋だらけになっていた。
おしゃれなお店に安普請の立ち飲み風のお店もありと雑多な雰囲気…、鳥貴族なんて安売りチェーンまでもがあって、しかもそこが一番混んでて笑ってしまう。
六本木でなくてはならない理由が今ではなくなっちゃったのかもしれません。
そしてこの店。オープンキッチンにバーカウンターをもつ、1980年代的六本木って感じのお店で、今となってはおしゃれかどうかいささか微妙。
今、流行っているお店を丁寧にベンチマークして、よさげなところをしっかりコピー…、いやいや「リスペクト」して取り込んでいる。
例えば前菜の盛り合わせ。
3種盛りと5種盛りがございますが…、と言われて5種盛りをたのんでみるとお皿にギッシリ、7種類の料理が並ぶ。
ニッコリひと言…、7種類をサービスで盛らせていただきましたという。
新橋の魚金のやり口だよねと、微笑ましくなり一緒に笑う。俺のフレンチで人気を博してるフォアグラ・ロッシーニがおんなじ値段で売られているのも一生懸命。
ピザに力を入れてるようで、マルゲリータをたのんでみると小さいながらしっかりとしたナポリ風のピザがくる。
日本のピザは本当においしくなったんだ…、って食べて思った。
特に生地。フックラしててほのかにモチモチ。けれど歯切れがよくて決して粘りつくようなコトがない。塩の風味もキッパリしてて、生地だけ食べても味わい深い。
ただオモシロイのが「ピザ屋で飲むワイン」はピザもワインもおいしく感じ、「ワインバーで食べるピザ」はどこかたよりなさそうに感じてしまう。
それがこういうお店のハンディキャップなのかもしれない…、って思ったりした。
お勉強。
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ところでボクが六本木という街で不良手習いをしていた、1980年初頭に流行っていたのがテクノ・ミュージック。
発売されたばかりのウォークマンで一番最初に聞いた音楽はYMOのイエロー・マジック・オーケストラでありました!(ちなみにそのカセットの裏面には寺尾聡のReflectionsを録音しておりましたです…、いささかちょっと照れくさい:笑)、
で、YMOの代表作でもありましょう…、あのライディーンをE-Girlsなるエグザイル系の女性ユニットがカバーしたというので聴いてみました。
あぁ、恥ずかしい。
ペラペラピコピコの音といい、やり損ないのポールダンスみたいなクネクネペロペロの踊りといい、なによりやっつけ仕事感プンプンの歌詞といい、どこをとってもこっ恥ずかしくて、YMO的にはこれで果たしていいんだろうか?
よく、OKを出したなぁ…、ってビックリしちゃう。
今の六本木的なる音かもしれないって、今日の今日とて思う夜。[4回]
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