甘味の勉強…、追分だんご本舗に来ます。
実は伊勢丹の虎屋に行こうと思ったんだけど、凄い人出でほうほうの体で飛び出した…、今日は年始のセールだったようであります。
百貨店の建物そのものがウワンウワン唸り声を立ててるみたいなにぎやかさ。
それでちょっと歩いてこのお店。
甘味の売店の前を歩いたその奥に、小さな喫茶室があってそこで甘味をたのしく味わえる。居心地の良いしっとりとした空間で、お客様はほぼ100%ご夫人がた。
うつくしき秘密の花園に紛れ込んだ闖入者のごと…、気恥ずかし(笑)。
豆かんたのんで味わいます。
お店の名前の通り団子が売り物の店。ずっと苦手だったあんこが最近、ちょっとづつ食べられるようになりはしたけど、他においしいモノがあるなら、やっぱりあんこは控えたい。
そんな気持ちをわしづかみにする、ここの豆かん。
蜜をかけずにそのまま食べると、塩の風味と皮の渋味がキリッとおいしい煮小豆と海の香りがゆたかな寒天。素材自体の持ち味で十分おいしく味わえる。
そこに黒蜜…、ぽってりとした濃厚な蜜をかけて食べると、あずきや寒天の塩の風味がキリッと際立つ。
ツルンとすべる寒天が、あとひく蜜の糸にまみれてペットリ舌に貼り付く感じが痛快で、ホツホツ軽く歯ごたえのある豆が砕けて口にちらかる。
そういえばこれ、食物繊維のかたまりだよなぁ…、体が中からキレイになるようなそれが和菓子のいいところ。
お茶を飲みつつぼんやりしてたら、アラ還おじさんが2人でお店にやってきて、やっぱりここは落ち着くなぁ…、ってしみじみ言ってた。
アイアグリーでござんした。
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それから体にやさしい食事の勉強…、六本木のミッドタウンの中にある「鈴波」というお店を覗く。
名古屋に本店を持つ守口漬と味醂粕漬けで有名な店。
お店の前には立派な売店。その裏側に食堂があり、そこでココの自慢の西京漬けの魚がメインの定食を気軽にたのしむコトができるという店。
銀座なんかにある魚久の「あじみせ食堂」みたいな感じでござる。
今日の魚は分厚いかます。皮目がこんがり焼けていて、パリパリペリペリ、魚に箸を添えると崩れてヨダレを誘う。
甘み、香りも程良くて、魚自体の旨味を引き立てギュギュッと風味が凝縮されたかなり濃厚な食べごたえ。
山芋とろろがサイドについて、八丁味噌を使った赤出汁もドッシリ濃密。漬物の中に守口漬が入っているのがこれまたウレシクて、名古屋の美味をたのしく味わう。
これに甘味がついたりしたら、ご婦人熱狂のオサレ御膳になるんじゃないかと思ったりした。オキニイリ。
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