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2024/12/04 (Wed)
一駅前のラインの朝
ひさしぶりに水道橋のラインに来ます。
水道橋に会社のあった頃には本当によく通ってた店。
今では通勤途中ではある。
けれど途中下車をしなくちゃいけない悩ましい位置関係で、しばらくご無沙汰していたお店。
ただ一駅歩く運動をちょっとまじめにしようと思い、ならばココ水道橋は目的の駅の一つ手前の駅でもある。
水道橋は途中下車の駅じゃなく、目的駅だと思えばもっと頻繁にここで朝を楽しむコトもできようものを、とそれで今朝は試しの朝とした。
お店のドアをあけると奥から、あら、ひさしぶり…、って一目でわかる表情でお店の人が飛び出してくる。
それに応えて元気な笑顔で、ハムトーストのセットを下さい。
一緒にアイスコーヒーをいただきますネ…、と答えて、おひさしぶりでしたの言葉の替わりにします。
見知ったお店に来るたのしみは、こうした言葉にならぬ心の触れ合い。
ウレシイなぁ…、って思います。
コンガリ焼けたトーストブレッド。
山高状に出来上がったイギリスパンは、その分、中に空気をタップリ含んでてちょっと厚めの切り加減でも充分軽く、カサッと仕上がる。
キュウリとハムと、そしてタップリマヨネーズ。
ちょっと塩を施しているのでしょうね…、キュウリを齧るとビリッと塩味が舌に乗っかる感じがステキ。
レタスを刻んでほんの少しの油と塩で、しんなりさせたまるで浅漬け。
けれどその存在感はコールスローって感じのココのオリジナル。
シャキシャキ、シャクシャク。
朝の乾いた口がみるみるうちにみずみずしくなってくるのが、ウレシイ感じ。
何を食べても記憶通りで、昔ながらがまたウレシイ。
手に取ると殻がほんわかまだあったかい。
茹でてしばらくしか立ってない茹でた玉子がズッシリ重い。
コツンッとテーブルこれで叩いて、剥いてみる。
…、と、これが驚くほどにスルンと剥ける。
最初のとっかかりこそちょっと細かく砕けたけれど、残りはパカンと二つに割れて、なんだかたのしくなっちゃった。
黄身がちょっと偏って、白身の下から黄緑色した完熟タマゴの黄身が姿を滲ませる。
塩をふる。
プチュンと食べる。
黄身がホクッと中はまだまだあったかくモグモグするとトロンとそれがなめらかになる。
アイスコーヒー、コクッと飲みます。
カランと氷がグラスに触れて、朝の頭に軽く響いた。
今日の一日、はじまった。
食事を終えてテクテク歩いた。
この店からだと呆気ないほどオフィスが近い。
なぁんだ、もっと早くから気づいていればよかったのにね…、体のためにもまたまいりましょう、朝とりに。
[0回]
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2010/09/21 (Tue)
朝食 : 喫茶・洋食
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Comment(2)
今年最後の壁の穴?
今朝も新宿経由で出勤の朝。
途中、壁の穴にて朝とした。
いつも座る席が空いていなくて、その向かい側のテーブルにつく。
カメラを構えてテーブルの上を撮ろうとしてドッキリ。
右と左が違うとこれほど景色が違う。
なんだか新鮮、おもしろい。
それにしても今日は驚くほどにこの店、いそがしい。
最近、いろんな飲食店で共通のことなのだけれど、忙しい日と暇なときの落差が激しい。
お客様の気持ちが多分、安定していないからなのじゃないかと思うのだけど、忙しさの水準が急に変わると作業のリズムが変わってしまう。
今朝のココ。
パスタを茹でても茹でても追いつかないような状況なんでしょう。
ちょっと時間がかかってる。
こんなときに限って最小人数でお店を運営しなくちゃいけない…、ああ、大変だなぁ…、って。
のんびりお茶を飲んで待つ。
アイスティーをたのんでみました。
いつもここではアイスコーヒー。
けれどちょっと違ったモノを飲みたくて、アイスティーを下さいませんか?と行ったら「レモン、ミルク、どちらにしますか?」ってそう聞かれます。
アイスコーヒーにはない選択肢。
なんだか余分にサービス受けてるみたいな気がして、ニッコリします。
どちらもいりません、ストレートで…、って。
氷ギッシリ入れたグラスに、茶色の液体。
氷に透けたところが薄く光って、キラキラ、琥珀色のよう。
味は普通のダージリンティー。
ほんの少しだけ曇った香りが口から鼻をよじ上ってくる、苦みもドッシリ。
歯茎が痒くなるような味。
ほんとはアールグレーのアイスティーが好きなんだけど、ワガママ言うのはやめましょう。
ここはパスタを食べる店。
喫茶店ではないのです…。
今日のパスタは、イカと明太子のスパゲッティ。
最近、炒め系のパスタにちょっと浮気をしてた。
けれど年末。
今年のココの〆の料理は、やっぱり魚卵系にしなくちゃとこれをたのんだ。
厨房の中からカタカタ、木鉢の中で明太子を崩してバターと一緒にあわせ、ペースト状にしていく音が響いてきます。
待ち遠しくって、口の中がよだれで一杯。
お待たせしました…、ってやってきたこれ。
愛情大盛りサービス月間かなにかでしょうか…、いつも以上に魚卵の量が多く思える。
麺にタップリこびりつき、しかもお鉢の底に麺にしがみつきそこなったオレンジ色のペーストがどっさり残る。
出汁の醤油で味ととのえたイカそうめんもたっぷり、山盛り。
茹であげの麺も歯ごたえたしかでおいしいし、待った甲斐があった料理にニッコリとなる。
パセリをかけます。
タップリ、バサバサ。
口の中でモサモサするほど放り込み、魚卵のヌメッとなめらかなプチプチ感と喧嘩するのをたのしむ趣向。
タバスコばしゃばしゃ。
明太子が玉子の中に蓄えたドッシリとした唐辛子系辛味とまるで違った、スキッと明るい辛さ。
酸味もほどよくあいまって、南国的なるパンチのある味。
オキニイリ。
[0回]
2009/12/22 (Tue)
朝食 : 喫茶・洋食
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Comment(2)
ホリデー前のベルクの朝
新宿、ベルクで朝にする。
最近、新宿周りで会社に行くことが結構、多い。
今の事務所に引っ越して、一番、気持ちのいい通勤ルートは銀座まわり…、ってあれほどかつてはしゃいでたのに。
混むのであります、地下鉄が。
とはいえ4駅ほどを我慢すれば後は結構、ユルユルになりはするけど冬になってみんな着膨れ。
師走は荷物も増えてくる。
それでなるべくすいてる電車を選んで乗ろう…、と、新宿経由を重宝することとなる。
二度に一度はこのルートかなぁ…。
春になったら気持ちも変わる?
どうだろう。
今日はホットドッグをたべてやろう…、と勇んできました。
メニューを見る。
プレーンドッグや、ゴルゴンゾーラチーズを使った大人なホットドッグに混じって、「ベーコンドッグ」っていうのがあって、こりゃおもしろいととってみた。
ソフトタイプのフランスパン。
だから普通のホットドッグロールに比べて、表面サクッと固めに仕上がる。
でも生地そのものはフックラしてる。
いわゆるフランス的なるバゲットに、みずみずしさを足したみたいなやさしい食感。
そこにグリルをしたベーコン。
立派な大きさ。
しかも、かなり分厚く切られた一枚をコンガリ焼いて、それをそのままパンに挟んでスライスオニオン。
ガリガリ、粗挽き胡椒をタップリ、ミルでひいたののっけてくれて、出来上がり。
ソースやマヨネーズなんかの調味料は一切使わず、ベーコンの脂の旨味と風味で食べる。
噛むとジュワッと脂がでてきて、唇ひんやり。
それをあわててパンが全部受け止めて、モグモグしながら味わうおいしさ。
スモークされた肉の香りがとても濃厚。
おいしいベーコンが手に入るからこそのシンプルにして、堂々としたオリジナルな味。
オキニイリ。
朝という時間帯。
このホットドッグに、ポテトサラダとスイートコーン。
ゆで卵が一皿にのり、コーヒーついて525円のセットにできる。
ちとお得。
これや普通のホットドッグでビールを飲む人。
朝から結構、いるのにビックリ。
ロンドンならば、ビールがランチになるけれど、ビールが朝食になる新宿って、なんだかステキ。
ロケンロールな感じがします。
おもしろい。
カウンターの上にはポインセチアの鉢植えが。
色鮮やかなホリデーラッピングされていくつも置かれてる。
大家サンと数年越しで闘っている必死のお店もホリデーシーズン。
しばしクリスマス気分で明るくふるまいましょう…、っていうことでしょう。
さてさて仕事。
あと一息でハッピーホリデーが待っている!
[1回]
2009/12/21 (Mon)
朝食 : 喫茶・洋食
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Comment(4)
朝のカレーにラッキョにぽってり、カプチーノ
C&Cのカレーで朝。
今、ちょっとしたブームなんだそうな、朝カレー。
レトルトカレー大手のハウス食品なんか、その名もズバリ
「目ざめるカラダ 朝カレー」
なんて商品を出してたりするほどですし。
気軽で手軽で程よく安くて、毎日食べてもあきないところがいいんでしょうなぁ。
C&Cの中の何店舗かは昔から、朝から営業してはいたけど、最近、「朝専門のカレー」を販売するようになったくらいでありますからして、ニーズがあるということでしょう。
その朝専門。
モーニングカレーをためしてみます。
ご飯の上に鶏の唐揚げ。
一個だけ。
ココの唐揚げはポッテリとした厚めの衣がついたちょっとフリッタみたいな仕上がりで、そのまま食べてもフックラおいしい。
けれどルーにつけるとタップリ吸い込み、インドのチキン料理みたいな風合いになる。
おもしろい。
らっきょをタップリ。
お皿にのっけて、カレーやご飯と一緒にマゼマゼ。
スプーンですくってカリカリ食べる。
サラサラとしたカレールー。
豚肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギと具材がほとんど形を失いルーにとろとろとけ込んでいる。
それが固めのご飯と一緒になって「飲むように食べることができる」のが好きなとこ。
飲めるカレーはデブの素…、ってわかっちゃいてもガスガス元気に、お腹の中に放り込む。
それにしてもこのお店。
真っ赤な柱がカウンターの中にいくつも立ってて、レンズを向けるとその赤色がルーやお皿に映って邪魔する。
画像修正ソフトを使って直してみるも、まるでお肉のワイン煮ご飯を食べてるみたいな絵になった。
人の目ってよく出来てるなぁ…、ってつくづく思う。
ありがたい。
仕事の前の時間を一服。
セガフレードでカプチーノ。
ポッテリとした泡がカップから湧きまけちゃうんじゃないかしら…、って思うほどにタップリの泡。
しかも頑丈。
少々、カップを揺すってもこぼれもしない、こわれもしない。
唇つけて息すうと、トロンとやさしく唇なめて舌の上にそっとのる。
ジュブジュブ湿った音たてながら、ミルクの泡が口の中にて潰れていくのがなんともステキ。
首から上がやんわりとなる。
かなりビターなラッテがそれに続いて口にやってきて、エスプレッソの香りが鼻からフワンと抜ける。
ごちそうです。
シッカリとした飲み心地。
喉をユックリ撫で回しつつお腹に向かって一直線に、苦い香りが落ちてゆく。
体の中からジンワリゆったり、目が覚める。
残り半分。
砂糖を入れてグルグルかき混ぜ、あんまい朝を呼んでくる。
外は朝から大粒の雨。
[0回]
2009/12/11 (Fri)
朝食 : 喫茶・洋食
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Comment(2)
アイドルな朝
壁の穴にやってくる。
「若者のアイドル」を食べたくってやってきて、「アイドル下さい…」ってそっと言う。
おじさんには少々気恥ずかしい名前であります。
だからフルネームじゃなくってアイドル。
しかも小声で。
なのに注文をとりに来た学生風のスタッフに「若者のアイドルでございますね」って元気な声で復唱されて、テヘってなった。
まぁ、それもよい。
しばらくすると、厨房の中から醤油が焦げる匂いと一緒に、祭り屋台のような音。
ジャジャッと麺が鍋肌に触れ、プシュプシュしながら麺から水気が抜けてくときの湿った音がやってくる。
イタリア料理屋さんの厨房でも、茹でたパスタをフライパンで仕上げるようなことはする。
けれどそれはあくまでソースと麺を一体化させるための儀式であって、パスタのみずみずしさを損なわぬよう注意して、ときにパスタの茹で汁さえも動員しタプンとさせる。
だからパスタを「あおる」とはいえ、決して「炒める」とは言わないのです。
炒める=素材の水分を飛ばすというコト。
まさに日本的なるパスタを作る創作でしょう。
ニッコリとなる。
太い麺にからみついた、ジンジャー風味の醤油ダレ。
シメジにピーマン、生のシイタケ。
ベーコンそれからソーセージ。
どれもキッチリ、フライパンで炒められてて塩で味が出来上がってる。
それらをパスタの上に乗っけてトマトで飾って出来上がり。
クシュッとちょっと乾いたような食感のある焼きしめじ。
対照的にどんなに焼いてもシットリ感と、舌にピトッとまとわりつくよなシイタケの肉感的な食べ心地。
シャキッと緑のピーマンに、ネットリベーコン。
味わい賑やか。
中でもひときわお気に入りなのがソーセージ。
細かいミンチで断面、スポンジ状のを切ってカリッと焼き上げる。
炒め油がミンチのすみずみ染み込んで中までサクサク。
食感軽くて、奥歯に楽しい。
クニュクニュとして歯応えとてもたくましい、ここの麺の食感やさしく引き立てる。
タバスコジャブジャブ。
胡椒までもを動員し、ヒーハー味にして食べる。
いつもはアイスコーヒーをセットに仕組んで食べるんだけど、今日はカップスープをとった。
ヒーハー口が火を吹いてそれで急いでマックに駆け込みアイスコーヒー。
カップの蓋あけ、舌で氷を舐め回すよにして口、なぐさめる。
それにしてもカップスープという習慣。
これまた日本ならではだよなぁ…、って思ったりする。
日本人。
おそらく世界一のスープ好き。
なにしろ食事の基本が一汁二菜と表現される、それほど日本の食事にスープは欠かせぬ存在で、特にサラサラとしたおすまし、あるいはコンソメ系。
口の潤い、体の癒し。
飛行機の飲み物ワゴンにも用意されてるくらいですから。
今日のパスタは麺から水気を蒸発させて作るパスタで、それ食べながらワザワザ別の水気を体に注ぐ、不思議な二度手間。
そういやパスタはスープ料理に分類される。
それがイタリア流儀と言うのもなんだか納得。
おもしろい。
ミネラルウォーター1本よりも安いコーヒー。
それそのものが驚きで、けれどワンハンドレッドパーセント国産の牛乳がそれに輪をかけ安いということ。
労働対価って考え方はもう今の日本にはないんだろうか?
ぼんやり思う、朝のコト。
[0回]
2009/11/19 (Thu)
朝食 : 喫茶・洋食
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