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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    壁の穴にやってくる。

    95b4ac74.jpeg「若者のアイドル」を食べたくってやってきて、「アイドル下さい…」ってそっと言う。
    おじさんには少々気恥ずかしい名前であります。
    だからフルネームじゃなくってアイドル。
    しかも小声で。
    なのに注文をとりに来た学生風のスタッフに「若者のアイドルでございますね」って元気な声で復唱されて、テヘってなった。
    まぁ、それもよい。

    しばらくすると、厨房の中から醤油が焦げる匂いと一緒に、祭り屋台のような音。
    ジャジャッと麺が鍋肌に触れ、プシュプシュしながら麺から水気が抜けてくときの湿った音がやってくる。

    イタリア料理屋さんの厨房でも、茹でたパスタをフライパンで仕上げるようなことはする。
    けれどそれはあくまでソースと麺を一体化させるための儀式であって、パスタのみずみずしさを損なわぬよう注意して、ときにパスタの茹で汁さえも動員しタプンとさせる。
    だからパスタを「あおる」とはいえ、決して「炒める」とは言わないのです。
    炒める=素材の水分を飛ばすというコト。
    まさに日本的なるパスタを作る創作でしょう。
    ニッコリとなる。

    93fb74b2.jpeg太い麺にからみついた、ジンジャー風味の醤油ダレ。
    シメジにピーマン、生のシイタケ。
    ベーコンそれからソーセージ。
    どれもキッチリ、フライパンで炒められてて塩で味が出来上がってる。
    それらをパスタの上に乗っけてトマトで飾って出来上がり。
    クシュッとちょっと乾いたような食感のある焼きしめじ。
    対照的にどんなに焼いてもシットリ感と、舌にピトッとまとわりつくよなシイタケの肉感的な食べ心地。
    シャキッと緑のピーマンに、ネットリベーコン。
    味わい賑やか。
    中でもひときわお気に入りなのがソーセージ。
    細かいミンチで断面、スポンジ状のを切ってカリッと焼き上げる。
    炒め油がミンチのすみずみ染み込んで中までサクサク。
    食感軽くて、奥歯に楽しい。
    クニュクニュとして歯応えとてもたくましい、ここの麺の食感やさしく引き立てる。
    タバスコジャブジャブ。
    胡椒までもを動員し、ヒーハー味にして食べる。

    いつもはアイスコーヒーをセットに仕組んで食べるんだけど、今日はカップスープをとった。
    ヒーハー口が火を吹いてそれで急いでマックに駆け込みアイスコーヒー。

    5677a89b.jpegカップの蓋あけ、舌で氷を舐め回すよにして口、なぐさめる。

    それにしてもカップスープという習慣。
    これまた日本ならではだよなぁ…、って思ったりする。
    日本人。
    おそらく世界一のスープ好き。
    なにしろ食事の基本が一汁二菜と表現される、それほど日本の食事にスープは欠かせぬ存在で、特にサラサラとしたおすまし、あるいはコンソメ系。
    口の潤い、体の癒し。
    飛行機の飲み物ワゴンにも用意されてるくらいですから。
    今日のパスタは麺から水気を蒸発させて作るパスタで、それ食べながらワザワザ別の水気を体に注ぐ、不思議な二度手間。
    そういやパスタはスープ料理に分類される。
    それがイタリア流儀と言うのもなんだか納得。
    おもしろい。

    ミネラルウォーター1本よりも安いコーヒー。
    それそのものが驚きで、けれどワンハンドレッドパーセント国産の牛乳がそれに輪をかけ安いということ。
    労働対価って考え方はもう今の日本にはないんだろうか?
    ぼんやり思う、朝のコト。

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    いいないいな。
    朝パスタ。
    でも今朝は寒かったし、バゲットのフレンチトーストも惹かれました。
    ミネストローネもよかったかな。

    労働対価は世界中の問題ですね。
    経済のグローバリゼーションの弊害でもあるのではないでしょうか。ふむう。
    たばきちさん / 2009/11/19(Thu) /
    本当に寒いですね
    > たばきちさん
    本当に今日は寒いですね。
    昼になってもまるで気温があがらない。
    温かいものとか、甘いモノとかがとても恋しい季節になりました。

    食品は輸入できてもサービスを輸入することは出来ないから…、ってずっと高をくくっていたのですけど、今の日本の様子をみるとそうも言ってられない。
    外食産業って本当に大変だなぁ…、って思います。
    サカキシンイチロウさん / 2009/11/19(Thu) /
    味噌汁無しはNGですね

    価格の維持のためには、安価な労働力が必要・・・って
    世界史の授業のとき『奴隷制度』で習いましたよね。

    安価な労働力の替わりに、素材そのものの単価を引き下げるため
    海外に調達先を求める・・・これも似たような歴史がありますね(笑

    今さらながら、バブル前に 日本人が『エコノミック・アニモー』と
    呼ばれたのか少しづつ理解出来てきました。

    おば様たちが、品質を確かめずに、ただ安いものを際限なく求め
    おじ様たちが、効率という名の下に、バッファの無い人的コストカットを行う。

    ヒトが手を動かし、額に汗すればこその「商品」「サービス」が生まれ来ると
    考えられないのは「チップ」という制度を導入せずに、産業の効率化を求めた
    ファミレスやファストフードをを容認したツケなのかも知れません。

    ツケはどこかで払うもの・・・。
    高度成長期に遊ばせて貰った世代が精算すべき問題なのだと思っております(苦笑)
    吉田@仙台さん / 2009/11/19(Thu) / URL
    ボクたちが
    > 吉田@仙台さん
    必要ではない、趣味やファッションとしての節約が、調子にのって度を過ぎていくと経済システムに対する暴力的な脅威になる。
    そんな風に思いさえしますよね。
    ボクたち世代が今、本当は力を出さなくちゃいけないんでしょう。
    なのになかなか上手く歯車が回らない。
    じれったくってちょっと切なくすらなっちゃいます。
    サカキシンイチロウさん / 2009/11/19(Thu) /
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