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2024/12/04 (Wed)
キレイがキレイを呼ぶトコロ
おむす人。
おむすび二個と揚げたウィンナっていうのが、最近、ここの定番の朝。
今朝のひとつは、おかかとオクラを具にしたおむすび。
おかかが吸い込んだ醤油の香り、そして味わい。
噛むとオクラがトロトロ粘り、ご飯がツルツル、口の中ですべるよう。
もうひとつのおむすびの中には焼いたたらこと、生のまんまの明太子。
焼いたたらこのカラカラ、口で転がるようなたらこの粒々。
同じ魚卵が生のままだと、プツプツムッチリ。
ご飯と混じってペースト化する、まるで違った食感になるのがなんともたのしく面白い。
歯茎の周りに魚卵がプツプツ、こびりつき、舌先つかってこそげだしつつ再び味わう。
冷たいお茶をコックリ飲むと、お茶までおいしい。
魚卵味。
プチュンと歯切れるウィンナさんの動物性のおいしい香りに脂の旨さが、おむすびご飯の塩の味わい、引き立てる。
ほぼ毎週。
あるいは隔週ペースでここのおむすび食べていて、今日のおむすび。
ご飯の手塩が、ちょっとやさしい塩梅だった。
体が流す汗の多少に合わせてきまる料理に使う塩の量。
そろそろ季節も秋の入り口…、ということなのでしょう。
季節感。
それにしてもここ。
ポットの横に置かれた布巾がいつもキレイでほれぼれしちゃう。
汚したら、キレイにしてネ…、ってそんなメッセージをただしく、やさしく発散してる。
ただテーブルやカウンターにふきんを置けばお客様が拭いてくれるか?
…、っていうとそんなことは決してない。
例えば繁盛はしているけれど、サービス精神にまるでかけるラーメン店。
カウンターの上にふきん。
けどどうみてもきれいに見えず、生乾きの洗濯物っぽい酸っぱい匂いがしてきそう。
誰もそれを使おうとはしないのでしょう。
目を凝らしてみるとグラスの置きジミ、脂のハネ。
いろんな汚れがカウンターにこびりついてる。
そんなお店のカウンターを、ボクが代わりにきれいにしなきゃいけない義理はどこを探してもありゃしない。
キレイなところを汚してしまった。
そしたら元のキレイに戻してあげましょう…、とそれが布巾の持つ意味だろう、と思います。
それに不思議と、そうした店ではテーブルの上を汚さず食べることができたりするもので、キレイはキレイを呼ぶんだなぁ…、って思ったりする。
そんな朝。
乗り換え途中で、マックでお茶。
今年の夏はマックに結構、お世話になっている。
アイスコーヒー。
すんごくおいしいってワケじゃないけど、ほどよくおいしい。
しかも飲めば飲むほど、どんどんおいしく感じるようになってくる。
おもしろい。
もともと「習慣性のある味」の商品を作らせると、世界で一番といわれる彼ら。
完璧なおいしさよりも、ちょっとひと味足りないくらいの程よさと、ほんの少しの気になる個性。
それが彼らが作る商品に共通している特徴じゃない?
彼らの作るハンバーガー。
彼らが作りチキンナゲット。
どれも、もっとおいしくしようと思えば多分、絶対できるはず。
けれどそうしないのには、絶対何か、ワケがある。
あのピクルスの酸っぱさや、甘みの弱いケチャップソース。
情けないほどに薄っぺらでバサつくパテ。
などなどなどなど…。
突っ込みどころ満載の我慢できる程度の不出来こそ、あのハンバーガーの最大級の魅力であるに違いない。
あくまで私見でありますけれど…。
どうだろう。
今日は一日、外仕事。
[0回]
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2009/08/18 (Tue)
朝食 : 和食
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駒込駅前弁天庵
弁天庵。
…、といっても今朝の弁天庵は四谷三丁目じゃなく、駒込駅前。
四ツ谷から地下鉄南北線にのってススっと駒込。
結構、近い。
駒込駅から会社まで、のんびり歩くと20分ほど。
今朝はちょっとつらかったけど、春先なんかはとても気持ちよいお散歩ルートになる予感。
都心では地下の深くをゴロゴロ走る南北線も、ここまで来ると地面近くにホームがあってのんびりしてる。
気持ちいい。
お店を入るとレジがあり、そこで注文して出来上がりを待つ…、というシステムは四谷三丁目とおんなじで、朝食メニューもほぼ同じ。
ヨツサンにはある鮭の定食がないくらい。
ほぼ全部のっけの朝定食をたのんで食べる。
シットリとした卵焼き。
納豆、とろろに焼き海苔、それから温かいそば。
ご飯で揃うこれもいつも食べ慣れた定食そのままで、今日の移動のはじめと終わりに同じお店があるという、その偶然にニッコリとなる。
実はオフィスをいろいろ探して歩いた中で、候補が三つ。
一つは四谷三丁目。
ボクの家から徒歩50歩ほどの至近距離。
あとは馬喰町とこの白山で、どこも近所に弁天庵があるというこの偶然にビックリしました。
おもしろい。
このお店、和風甘味をやっていて、たしかにここは六義園の入り口近く。
散歩の途中に一休みして甘いもの…、ってニーズがあるに違いない。
同じ暖簾でブランドで、お店によってちょっとづつ売り物変える工夫がステキ。
お気に入り。
お店で氷水を譲ってもらい、マイ水筒に入れてゆく。
LAKENっていう、スペインのアルミメーカーが作ってる水筒
で軽くてしかも丈夫で便利。
なによりマット仕上げの淡い緑色のデザインが、大人チックで気に入っている。
このメーカー。
いろんなタイプの水筒を作ってる。
スペインらしいポップなキャラクターが踊るようなアートボトルや、登山途中の気付け代わりのお酒を入れるフラスコみたいな形のボトル。
カタログみてると全部ほしくなっちゃいそうな、中でもこれが一番、保温・保冷性にすぐれてるっていうので買った。
飲み口が3センチをちょっと超えてて、だから飲み口全部を口に含んでゴクゴク飲むのに適していない。
ちょっとづつ。
水筒傾け、そっと口に流し込み、喉を潤す。
そんな飲み方しなくちゃいけない…、それがまたまたたのしくて、最近、気づけば手にしてる。
通勤距離が長くはなった。
けれど見知らぬ街をこうして歩く。
なかなかたのしい…、腰で氷がサラサラ鳴ってそれにあわせて歌唄う。
立秋なれど、なお暑し。
[0回]
2009/08/07 (Fri)
朝食 : 和食
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ハズレなしの朝
朝、四ッ谷のおむす人にて朝をとる。
ここに朝来ると、たいてい、お客様はボク一人。
ときおりテイクアウトのお客様がやってくることはあるけれど、お店でおむすびを食べる人とかち合ったことがほとんどない。
ところが今朝。
カウンター中心のお店の中に唯一置かれたテーブルに、女性が3名。
おむすび片手に、なにやら陽気におしゃべりしてた。
聞き慣れぬ異国の言葉。
東洋系の顔つきで、けれど韓国語でも中国語でもない。
東南アジア独特の、舌で前歯をはじくような言葉でもなく、多分、中央アジアからワザワザ日本にやってきた人たちなんじゃないのかなぁ…。
彼女たちが食べるおむすび。
それはボクが食べるおむすびと同じ味がするのかなぁ…、ってちょっと思った。
それにしても朝から本当によく食べて、よくしゃべって、よく笑う。
明るく陽気でたくましい、そんな姿をまぶしく思った。
さて今日の朝もおむすび二つ。
ひとつは鮭といくらの親子。
シットリとした焼いた鮭のほぐし身に、いくらがプチュッ、プチュッとはぜて海の旨味をご飯に混ぜる。
鮭だけだったらここまでみずみずしくはならないご馳走。
逆にいくらだけだったらば、ここまで旨味が持続しない、親子で手に手をとって口をもてなすような、そんな贅沢。
パクンと齧ると、中からポロンと橙色の透明な粒がこぼれだす。
光を透かして、キラキラ光ってうつくしく、一粒指にそっと貼付け舌にのっける。
ユッタリ転がり、舌にヌメッと磯の旨味の軌跡を残す。
なるべくながくその美味しさをもてあそんでやろうと思って、コロコロやんわり転がすも、気づけばプチっと膜が壊れてヌンメリとした海のジュースにもどってく。
儚い加減が、いい具合。
もうひとつは季節の限定むすびのひとつ。
梅しそジャコってのをむすんでもらった。
他には「めかぶ」を使った粘り気モノがいくつかあって、けれど今朝。
滋養に満ちたネバネバよりも、シャキッと夏の体を軽くしてくれる酸っぱいモノに気がいった。
ところでおむすび。
端っこだけは具材がどうしてもいきわたらない。
最初の一口は、具が少ない。
ご飯を味わい、やがてやってくる具のパレードを夢見て齧る。
具に溺れるようなたのしい二口、三口の後に、やがて具材がほぼなくなって、再びご飯に戻ってく。
具材の気配がなくなるだけならまだしものコト。
海苔までペロっとめくれて消えて、ご飯だけが手に残る。
コンビニなんかのおむすびだったら、具がなくなると残りはただの米の塊。
でもここのおむすびは端までおいしい。
たとえご飯だけになろうと、ハラっと口でほどける食感。
ご飯の味わい、塩の風味に具の名残り。
ただのご飯のかたまりじゃない…、つまりここのおむすびには「ハズレ」がないのがお気に入り。
どこを食べても同じ味わい、同じ食感じゃつまらない。
人生みたい。
いい感じ。
マクドナルドでメールをチェック。
昨日めでたく、e-mobileの端末、買った。
けれどやっぱり速度という点では無線LANが数段快適。
それで電波を借りに来る。
お店に入り電波が一番来そうなところを探して座り、iPodを出し無線環境をチェックする。
Yahoo!BB。
電波は良好。
アイスコーヒー片手にププっと接続し、このダイアリーをアップする。
マクドナルド。
昔はハンバーガーを売ってるお店であったけど、今ではすっかり「24時間オープンで仕事もできる環境」を売ってるお店になっちゃった。
ビジネスマンにはありがたい。
ところで今朝。
夏休みということもあるんでしょう。
高校生風の男の子たちがわんさかといる。
どこから来たのか、今どき珍しいリーゼントヘアーのちょっと悪げな男の子たちが、ミルクをチュウチュウ飲んでいるのが微笑ましい。
育ち盛りには、やっぱり牛乳。
元気に育て!
今日は一日、外仕事。
[0回]
2009/08/05 (Wed)
朝食 : 和食
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秋刀魚の朝
新宿からスタートする今日。
朝を天金。
今度の新たなオフィスのある街、千石という駅。
ボクが住んでる四谷三丁目との位置関係。
神保町や水道橋の先にある街と考えるのが一番自然。
けれど同時に、巣鴨の手前と思い込むことができもする。
そう考えると山手線で新宿経由で巣鴨乗り換えという、ちょっと遠回りではあるけれど、寄り道たのしい通勤経路を選ぶこともできたりします。
ちと、ご機嫌。
これから新宿の朝が増えそうな…。
そんな気持ちがする今日の朝。
ココの朝。
納豆、豆腐に鮭に塩鯖というのがここの朝の定番料理。
それらとご飯。
汁にお新香、海苔にそれからしらすおろしの組み合わせにて朝の定食が出来上がっている。
いつもはたいてい、奴に納豆。
あるいは奴に鮭という組み合わせ。
けれど、今朝。
サンマ定食ってのがあって、それを取る。
秋刀魚の塩焼き。
秋の刀の魚と書いて、さんまと読むなんでそんな読み方ができるんだろう…、って不思議で不思議でしょうがない。
秋の魚を朝から食べる、まだ秋遠い夏の今日。
いつものように、追加で奴。
ひんやりとしたなめらかと、豆の香りをお腹におさめる。
醤油と一緒に七味唐辛子をタップリかける。
不思議なことに豆腐って、唐辛子やら生姜やら、あるいはわさびをタップリのっけて食べても辛味をそんなに舌が感じず、結構、スルっと食べられる。
豆の風味に気がいって辛味センサーがぼけてしまうのか…、どうなんだろう。
で、この食べ方。
ボクの創作って思っていたら、先日なんかの番組で、栃木県では奴や漬け物に七味をふるのが当たり前…、って言っててビックリ。
栃木がなんだか身近になった。
秋刀魚にご飯。
頭を取ってしっぽの側から箸を滑らせ、骨をしごくとペロっと半身が剥げとれる。
新鮮だったに違いない。
お腹の中身がしっかりしてる。
形も崩れずプクっと膨らみ、エグミも渋みも最小限。
身も当然のごとカチっとしてて、ポッテリ身厚。
とはいえ、まだまだおいしい季節には早かったのでしょう。
脂ののりが悪かったのがちょっと残念。
旨味は十分、パリっと皮まで上手に焼けた焼き加減は悪くはなくて、ご飯にのっけて箸で焼き身を崩しつつ、海苔でくるんで味わった。
しらすおろしを最後に食べて、大根おろしの汁をチュチュっと飲んで、仕上げとす。
タカジアスターゼがやさしくおなかをいたわった朝。
ところでこの画像。
どこかの街。
それも超高層ビル建ち並ぶ、大都会のように見えるこの絵を、じっとみてると本当の街の写真じゃないのがわかる。
これホチキスの針で作った疑似都市画像。
普通こうした目の錯覚に訴えかける画像っていうのは、一旦、その実像を頭が記憶した途端にその魅力をなくしてしまうものなのだけど、これ。
ホチキスの針を写しただけなんだ、ってわかっても不思議なほどに超高層ビル群にみえてしまう。
おもしろい。
ところでここ。
どこなんだろう?
海が見える。
目を凝らすとそこに波止場のようなモノがあり、ならば香港?
高層ビル群がなだれ込んでいく場所が海でなくって湖面とすれば、シカゴのように見えたりもする。
どうみても、西新宿でないのはたしか。
ここはちょっと、寸詰まり。
[0回]
2009/08/04 (Tue)
朝食 : 和食
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弁天庵で鮭喰らう朝
弁天庵。
10日程前からはじまった長時間営業。
明け方、1時間だけ店をクローズ。
その1時間で、掃除をし機材のメンテナンスや在庫管理などのさまざまな作業をしてしまうんでしょう…。
大忙し。
一日23時間営業という長丁場にもかかわらず、お店の人の笑顔は元気。
いつもと変わらぬ明るい挨拶。
ほぼ全部のっけの朝定食をお願いします!
すると、申し訳無さげに「あのぉ」と言います。
ああ、卵焼きが切れたんですネ。
今日は出足が遅かったから、もしかしたら卵焼きが売り切れちゃってるかもしれないなぁ…、って思ってた。
まあ仕方ない。
好きなお店が繁盛すること、すばらしきコト。
ここの甘い卵焼きは一番人気。
特におじさんたちの大好物で、出勤前のサラリーマンで忙しかった朝はどうしても卵焼きから先になくなる。
代わりに鮭。
それに納豆単品を追加して、ボク定食にして食べる。
厨房と客席の間に壁がまるでない、オープンキッチン風のお店ではある。
けれど調理の作業がすっかり見とれるほどにはオープンになってなくって、音をたよりに今、何を作ってるのかなぁ…、ってボンヤリ、思いながら待つのもたのしい。
お皿をお盆に並べる音。
蕎麦をチャッチャと湯切りする音。
ああ、そろそろ、ボクの定食が揃う頃…、って腰を浮かせながら料理を取りにいく準備をするのがまた、たのし。
ところで、ボクのあとからやってきたおじいさま。
朝定食をお願いね…、ってたのんでやっぱり「卵焼きがございません」と。
それなら鮭に納豆つけてって、ボクとおんなじ注文をした。
お金を払ってテーブルについた直後に「鮭定食に納豆でお待ちのお客様」ってボクを呼ぶ声。
おじいさまが、おやって顔してボクを見る。
ふふふ、御主、やるのぉ…、って感じの目配せ。
お先に頂戴つかまつる、って具合に軽く会釈して、さていただきます。
ボク定食が、ボクら定食になるたのしさに、思わずニッコリ。
甘塩の鮭。
しっとり焼けてご飯のおかずにほどよい味わい。
いつもは使わぬ納豆の芥子。
キッチリしぼって納豆にのせ、一緒に七味唐辛子。
醤油は使わず塩をチョコっとふりかけて、練らずにご飯にのせもせず、そのまま食べる。
口の中でホツホツコツコツ、小さな豆が歯茎を滑る。
おもしろい。
蕎麦に、ご飯に海苔、お新香といつもの糧をお腹におさめ、最後に鮭の皮だけ残る。
鮭の皮。
あるいはブリやハマチのような分厚く存在感がタップリの皮。
どんなに焼いたり煮たりしても、ヌメッとした粘り気とムニュンとした生っぽさがなくならない。
脂っこさが口にずっと居座る感じでかなり嫌。
鶏の皮も同じ理由で唐揚げにしたか、かなりパリパリに皮目を焼いたものでなければ、ちと怖い。
お行儀悪い、とおもいながらもこうしてしっかり残してしまう。
特に今朝のこの鮭の皮。
キラっとぬれて艶かしくて、とても上等な結城紬の生地がのたうつ…、みたいに見える。
これは口じゃなくって、目のご馳走。
おごちそうさま。
行ってきます。
[0回]
2009/07/28 (Tue)
朝食 : 和食
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