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2024/11/25 (Mon)
24601号
今年最初の映画を観る日…、レ・ミゼラブルを選んで觀ます。
実はかなりのミュージカル好きにて、数年前までブロードウェイに行くコトを目的にした旅を年に数回してた。
この作品…、かなりオキニイリの一つで都合6回ほども観ましたか。
劇場のステージという限りのある空間の中に、およそ考えられぬほど壮大な世界を作り出す舞台装置の見事が生み出す緊張感と、達成感が際立つ作品。
それを映画という「無限な空間が準備されている環境」の中に移して、果たして劇場版の持つ緊迫感を生み出すことができるんだろうか…、とちょっと心配しながら観ました。
まるでそんな心配は杞憂でござった!
見事な作品。
何モノかに憧れ希望を持つコト。
その希望や思い描く未来にちょっとでも近づいていると実感するコト。
それが人として生きているというコトの証であって、そのコトだけをただただ描き続けるだけなんだけど、泣けました。
その物語が涙を目の奥に蓄えさせて、うつくしきメロディーが涙腺を開く準備をシッカリとする。
そして俳優たちの演技が蛇口をひねって涙を出させる。
まんまと涙はでっぱなし…。
しかもこの作品。
キャスト全員が自分の声で歌ってる。
しかも多くのシーンで、演技をしながら歌っているのを収録しているという。
自分で歌うと言うことは珍しくは無くなったけど、スタジオで何度も歌い直してベストなモノをアフレコするのが一般的。
けれどそれでは口パクと同じコトでもあって結局、臨場感には向かわない。
かなりの鍛錬、努力の末のこの名演技。
ブロードウェイの歌手に比べれば歌唱力とか声量だとか劣るところも多々感じられる。
けれど「俳優が歌を通して演技している」と考えるなら、映画でしか体験できぬ名演奏と思わずにはいられぬステキ。
プロなんだなぁ…、ってウットリしました、オキニイリ。
ところで上に貼ったポスター…、台湾、香港といった中国語圏で公開されてるレ・ミゼラブルの劇場ポスターなんだけれど、なんだかステキ。
デザイン的には日本のそれとそれほど変わらず。
タイトルの「Les Miserables」の上に漢字が3つ。
孤星涙と書いてある。
「孤独の星の涙」と書いてコゼット。
あぁ、なんとステキでうるわしい。
母と別れて健気に生きる、シアワセというモノの儚さを誰よりも知り、シアワセになることを恐れる少女の名前をこれほど的確に表すことができる。
「漢字の力」にウットリします。
そもそもこれの原作邦題。
「ああ、無情」。
この物語を突き動かしている、やるせないほどの逆境にそれでも負けぬ悔しさをこれほど上手に表現している言葉はあるか?って思いますよネ。
昔の人は「日本語の力」を信じて、一生懸命考えたんでしょう。
カタカナにたよらぬ表現方法をもっとシッカリ考えなくちゃと思ったりする。
ところでやっぱり、このロンドンウエストエンド版のミュージカルに使われるロゴがボクは好きだなぁ…。
コゼットがシッカリ前を見据えながら唇を噛むこのデザイン…、赤・青・白とフランスの国旗の色のモチーフを上手に使った見事な名作。
なんだかミュージカル版を観たくてしょうがなくなった。
トレーラーを貼っておきます。
他にもセリフ入りであったり、ナレーションで物語の内容を説明しているバージョンもある…、けれどアン・ハサウェイの歌だけをたよりに繰り広げられてくこのトレーラーが一番好きで、それでこうして貼っておきます。
だって、これはミュージカル。
音楽という直接的に人の気持ちに働きかけるステキを感じてほしいから。
それになにより、このアン・ハサウェイの演技のスゴさにスッカリやられてしまいました故、それでこうして選んで貼った…、なんだかもう一度、みたくなる。
[9回]
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2013/01/05 (Sat)
映画・音楽・アート
Comment(14)
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無題
本当にいい映画ですよね♪
私は主役の4人はもちろん、
エポニーヌ(宿屋の娘)にもやられました!
キョーコさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
エポニーヌ
> キョーコさん
小さい頃には嫌な子だったのに、なんて儚く可憐に育ったのでしょう…、と。
一緒に見に行った女の子ちゃんが、思いっきり感情移入して泣いてらっしゃいました…。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
明けましておめでとうございます
昨年、最後の映画に大晦日に観て来ました。
私もエポニーヌの声にシビレた1人です。
女性は「哀情」に弱いのですかね・・。
国を作っていくこと。
守っていくこと。
すべては人。
一人、一人の心。
なんか 言葉にはできない
いろいろなことで胸がいっぱいになりました。
最後になりましたが、
今年も素敵なブログ心から
楽しみにしております。
ばろんさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
哀情
> ばろんさん
ステキな言葉ですね。
愛する人と国…、どちらを選ぶのか?という選択。
ボクは愛する人を選ぶのかなぁ…、なんて思いながら泣きましたねぇ、あのシーン。
今年もゴキゲンにがんばりますので、よろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
観たい!!
これは、観ないといかんですね!
窓口が混雑していたので、007を観ちゃいました。でも今回の007は良かった!!
不覚にもスーザンボイルを思い出してしまった自分はまだまだだな〜と思いました。笑
オレンジさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
実は
> オレンジさん
映画を観たあと、カラオケに行きまして、dream a dreamを歌いたいと思って検索をかけたら、スーザン・ボイル版が収録されておりました(笑)。
しかも、それを探すのにスーザン・ボイルの名前が思い浮かばなかったものですから、Googleで「イギリス・おばさん・歌手」で検索をかけたら一発で教えてくれました。
正月早々、不覚です(笑)。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
カラオケ
カラオケの鉄人だと
「I dreamed a dream」はスーザン・ボイル、
「On my own」はリア・サロンガ、
あとは人名を「ミュージカル」にすると「レ・ミゼラブル」の項目があります。
日本語歌詞がおイヤでしたら、その場でスマホで英語歌詞を出して歌うのがオススメです。
『RENT』なんぞは
歌手名「RENT」に
「アナザーデイ」「ホワット ユー オウン」、
歌手名「ミュージカル(英)」に
「シーズンズ・オブ・ラブ」
が入っていますね。
ミュージカル名に、全部入れておいてほしいです~
『レ・ミゼラブル』は、わたしも大好きで、ブロードウェイでは一度しか観てないですが、日本では少なくとも20回以上観て、
毎度 アンジョルラスに感情移入派です。
映画版ももちろん観まして、「One day more」が素晴らしすぎました。
あと最後…!
ヒューさま、アンさまらのイベントも当選して行ってきて、充実です!
しろはなげさん / 2013/01/06(Sun) /
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声楽家
かつて、サカキさんは声楽家を目指された頃がおありでしたね。フィッシャーデイスカウさんもアイドルでした。映画版のこの作品 出演者自らの肉声とあって、どうしようかと 迷っていますいた。
大昔、ブロードウエイへ通った経験ゆえ、あの感動が忘れられず…
でも、皆さんのお声に後押しされます。行って参ります。
ゆかさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
あけましておめでとうございます
私も見ました!
初めてのレ・ミゼラブルがこの映画です。
そしてこの歌で涙がはらはら。
アン・ハサウェイはあんな姿になってもとても美しかった。
そして俳優陣の歌の素晴らしさに大感動でした!
このトレーラーを見て、また劇場で見たくなりました、そしてミュージカル版も!
nikumeatさん / 2013/01/06(Sun) /
編集
なんと!
> しろはなげさん
イベントにまでいかれたのですね。
アン・ハサウェイはタダのキレイなだけの人じゃなくなってから、いいですねぇ…、大ファンになっちゃいました。
カラ鉄ではなく、パセラ党なモノですからその日はパセラ。
たしかにカラ鉄は検索がしやすく、キーコンだけでなくテンポまでコントロールできるのがいいですよね。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/07(Mon) /
編集
俳優の演技
> ゆかさん
俳優がセリフの代わりに歌を使って演技していると思えば、なんとかなります。
ただ、ラッセル・クロウだけは、うーん、こいつ下手だなぁ…、って思っちゃいます。
それもひとつの味わいだと思うほかありません(笑)。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/07(Mon) /
編集
ミュージカル版
> nikumeatさん
観たいですよね…、ひさしぶりに。
あの舞台装置の見事なコト。
映画版を見てあらためて再確認しました。
アン・ハサウェイって、汚れ役をやってすらキレイなんですよね…、スゴいと思いました。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/07(Mon) /
編集
初日に
子どもが冬休みになってしまうと行けない!!!と初日に観てまいりました。
もう涙腺がゆるみっぱなしで…
最後暗転した瞬間、拍手が起こったんですよ。
しばらく放心状態でした。
高3の文化祭の出し物で無謀にもレミゼをやったのですが、ずいぶん遠くに
きちゃいました。
ほんとによかったです、また観たくなりました。
あーたさん / 2013/01/08(Tue) /
編集
高校で!
> あーたさん
高校でレミゼとは、スゴいですね。
ボクなんて、ブロードウェイでコレを観た後、しばらく街を歩きながらレミゼごっこをしてました(笑)。
いい映画でした。
歌の力にうっとりしました。
サカキシンイチロウさん / 2013/01/08(Tue) /
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パスタにパスタ
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