忍者ブログ
サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
2024 . 11
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    10 2024/11 12
    S M T W T F S
    1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    カテゴリー
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
    バーコード
    ブログ内検索
    アーカイブ
    P R
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    映画をみます。
    ずっとみたくてしょうがなかった「ミックマック」っていう作品。

    micmac.jpg公式ホームページにもかかれているように、あの「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督が作った最新作というのが売り。
    確かにアメリは大ヒットした映画で彼の代表作のような扱われ方をしているけれど、カルト的なる「デリカテッセン」や「エイリアン4」なんて映画を撮った人でもあったりします。

    小さなアイディアをパッチワークのようにつなぎ合わせて。大きなベッドカバーを縫いあげる。
    キルトのような味わいのあるステキな作風。
    それが彼の撮る映画の特徴で、先日、テレビで「アイディアを思いついたらそれがどんなに小さくささいなモノでも全部、パソコンの中に入力しとく」。
    それをつなぎ合わせて映画を撮るんだ…、ってインタービューで言っていた。
    アメリもたしかにそんな映画で、どことなく紙芝居っぽいコマ割り感にグイグイ引きずり込まれるような魅力があった。

    この映画もそう。
    ほとんどすべてをなくしてしまった主人公が、その不幸の理由を作った悪徳兵器製造会社を懲らしめる…、という他愛もない内容なんだけど、コレがおもしろい。
    人の人生を台無しにしといて薄ら笑いを浮かべるような輩に、恨みを爆発させるとそれは復讐。
    けれど復讐は復讐の連鎖を生んで、なんの解決にもならなかったりするのですよネ。
    だから彼はお茶目とユーモアを武器に凝らしめる。
    何よりステキなのがこの主人公を助ける仲間。
    みんなどこかに傷を負ってて、けれど必ず取り柄があって、まるで家族のように助け合いつつひとつところに向かってく。
    世界が平和になりますように…、っていうこの映画のメインメッセージのその意味は戦争反対ってコトじゃなくって、仲間同士がいたわり合って家族のように生きていくコト。
    なんじゃないかと思ったりした。

    トレーラーをはっておきます。



    それにしてもこの映画。
    見事なのがその映像の饒舌なるコト。
    映画は「絵が語る」べきであって、それ以外の変な説明をしない方がいいだろう…、って潔いほどに人が語らぬ映画だった。
    ところが寡黙な人の会話がむしろ、キラキラ光って記憶に残る。
    魅惑的でイマジネーションに満ちた饒舌な絵をみていると、どんどんイマジネーションが働いて、映画の中で語られぬストーリーの背景や裏っ側が頭に浮かぶ。
    例えば茹でたエビの食べ方一つで、登場人物の性格を表現し切る…、なんてステキな演出だろう!って。
    最近、説明的なナレーションや説明字幕が幅を利かせる映画やドラマが多くって、だからこうした映画をみると、いいよなぁ…、ってウットリします。
    ステキな映画。
    上映館が少ないけれどもし機会があれば見てもらいたい…、そうココロから感じた映画、オキニイリ。

    拍手[0回]

    PR
    ■ この記事にコメントする
    お名前
    タイトル
    文字色
    URL
    コメント
    パスワード
    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    ■ コメント一覧
    面白そう
    最近あまり見たいと思うものがなかったのですが、これは楽しそうですね。自分的には、トム・フォード初監督作「シングルマン」が待ち遠しくてたまりません。
    オレンジさん / 2010/09/26(Sun) /
    良い映画でしたよ
    > オレンジさん
    ハリウッド的ではまるでない、イマジネーションに溢れた映画。
    ひさしぶりに、ほのぼのさせてもらいました。
    トムフォードの映画…、待ち遠しいですね。
    それから12月公開の「バーレスク」って映画。
    今日、はじめてトレーラーを観たのですがシェールが主演している、かなりキラキラ系の映画。
    これも観たいなぁ…、と思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/09/26(Sun) /
    無題
    広島にわりとマニアックだけど、とても良い作品ばかりを上映する映画館があって、先日そこに行った時にこの映画の予告編をみました。上映されたら観てみます!
    キョーコさん / 2010/09/26(Sun) / URL
    気になってます
    サカキさん、こんにちは。
    これ、気になっているんです。
    海老の食べ方に着目されるところが、サカキさん、という感じですね。
    私も説明の多い映画やドラマは苦手です。
    ますます気になる。行けたらいいな!
    ryoko*さん / 2010/09/27(Mon) /
    ぜひぜひ
    > キョーコさん
    お洒落な映画。
    大人の映画。
    誰として普通の人が出てこないのに、全然、奇異な感じがしない。
    それが不思議なんですよね。
    是非、ご覧になってください。
    サカキシンイチロウさん / 2010/09/27(Mon) /
    おいしそうな映画でも
    > ryoko*さん
    食事のシーンや、食品、料理が本当に上手に使われているんです。
    みんなで集まって同じものを食べるコトのステキ。
    ほのぼのしながら観ることができました。
    是非!
    サカキシンイチロウさん / 2010/09/27(Mon) /
    ■ この記事のトラックバック
    この記事にトラックバックする:
    ルノアール HOME 昼・昼・家・夜
    Copyright © サカキノホトンブログ All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]