サカキノホトンブログチョコレートドーナツ

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チョコレートドーナツ

映画を觀ます。
この数週間、見たい映画がほとんどなくて、中でも見ようかどうかまよってた「チョコレートドーナツ」っていう作品を観ることにした。

自由と平等を謳うアメリカにあってなお、差別を受ける同性愛者と身体障害者。
１９７０年代となれば、今以上に当然なコト。そんな時代に、ダウン症の男の子を我が子として育てようとするゲイカップルの物語。
深刻な状況になればなるほど冗談めかして笑い飛ばそうとするゲイ独特のポジティブな発想ですら歯がたたないほどの偏見の中、それでもあきらめず必死になって。

泣けます。
猛烈に泣ける。
スクリーンの中の出来事を、ココロから哀しいと思ったり、ウレシイと共感したり涙が自然と流れ出してくる。
エンディングに向かっていくにつれて、劇場のそこかしこで鼻をすする音がする。重たい内容で、配給会社が「bitter end」って名前であるのも、なるほどなぁ…、と思わされるビターエンドな映画ではある。
でも見終わると、早く家に戻って誰かをギュッと抱きしめたくなるような映画でもある。ほぼ単館的映画だけれど、機会があったらぜひに観て！

そういえばボク。若い頃には旅人のように生きていきたい。だから帰る場所はいらないんだ…、って思ってた。
けれど最近、帰る場所があるってステキだなぁとしみじみ思うようになってきた。
年をとったからなのかもしれず、でも人間味が出てきたのかなぁ…、と思うとなんだかホっといたします。我ながら。

映画を見終わり、チョコレートドーナツを食べたくなって、それでミスタードーナッツ。映画の中で食べていた、チョコレート生地のオールドファッションを食べたくって行ったのだけど、あいにくなくて、それでチョコのクロナッツ。

クロワッサン生地を油で揚げて、クリーム充填。チョコがけしたもの。
ザックリ前歯で壊れる食感は軽快で、噛んでるうちにネットリ、とろりとクリーミーになっていくのもたのしくて、けれどいささかやり過ぎかなぁ…、最後にツルンと口の中のもの全部が滑って消えていく、不自然感じておだやかならず。
チョコ味をした普通のドーナツが食べたくなった…、どこにある？

[9回]

2014/05/24 (Sat) 映画・音楽・アート Comment(8)

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ぎゅ～ぅ

ｻｶｷｻﾝ

翼も見てみたいです。

翼のｽｷなひとも事情があります。
また、遠くにいますが
大好きです。
会いたいなぁ～

ほっと出来るﾄｺﾛがあるのは
幸せですょネ

翼もｵｰﾙﾄﾞﾌｧｼｮﾝのﾁｮｺがけが
ｽｷです。
手作りﾄﾞｰﾅﾂはいかがですか？

つんつんさん / 2014/05/25(Sun) /

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大切なココロ

> つんつんさん
一緒にいたいと互いが思っているのに、一緒にいることができない事情。
それをどうやって乗り越えるのかが、愛なんだろうなぁって思ったりしました。
切ないけれど、元気にしてもらえる映画です。

サカキシンイチロウさん / 2014/05/25(Sun) /

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Alan Cumming!

を、こちらで発見しようとは。
ありがとうございます。
早速みつけて、今朝の通勤電車の中で観終わりました。

月末には、アメリカの連邦最高裁判所で、同姓婚の口頭弁論があるそうですが。

愛しあう、建設的な人たちが、家族になる自由と権利が、成立しますように。

ポールの70年代っぷりに比べて、ルディに時代臭がないのが、
しいて言えば難点ですかね。

たばきちさん / 2015/04/22(Wed) /

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後味わるき人生

> たばきちさん
この物語をハッピーエンディングにせず、絶望的で後味悪いものにした。
スゴイ勇気であったと思います。
今の当たり前が当たり前ではなかった昔。
ならば将来、今の当たり前で無いことが、当たり前になっているんだろうか？と思い、いやいや、それはぼんやり待つものじゃないのかもなぁ…、と思ったりする映画です。

サカキシンイチロウさん / 2015/04/22(Wed) /

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深夜に大泣き

私はこの映画、お正月明けにDVDでみました。
ざっくりしたあらすじは知っていて、てっきりハッピーエンドだと思って借りて、
最後愕然。
これが実話だなんて。
なんともやるせなくて深夜に一人でダダ泣きでした…
洋服脱ぎっぱなしだよ！とかそんな些細なことで文句を言えることが
どれだけ幸せなのか、しみじみ思いました。

あーたさん / 2015/04/24(Fri) /

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じんわり後から…

> あーたさん
ボクもまさかこんなエンディングだとは思っておらず、見終わってしばらく呆然。
あとからジワジワ、いろんなことを思い返して一緒にみた友人と話をしたくてしょうがなくなりました。
名作だったと思います。

サカキシンイチロウさん / 2015/04/25(Sat) /

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ごめんなさい。

野暮ですが、横入りします。

ブルックリンのゲイ男性が、近所の育児放棄された子供の
面倒を見て、学校にちゃんと行かせるようにした、
という実話に着想を得たんだそうです。
本来、人を幸せにするはずの法律や行政が、その名の下に
善意の人たちのまっとうな幸せを握りつぶした話でもあります。
子供が深夜町をうろついても,誰も気づかない話でもあります。

人が如何に固定概念という偏見に縛られているかという話でも
あります。

30年前の西海岸を設定にしているけれど、
いまどきこんなばかげた差別は、制度上ないのだろうけれど
私たちの心の奥底は大丈夫だろうか、と考えました。

2012年のTVシリーズ、The New Normalご覧になりました
でしょうか？その中で、ボーイスカウト活動を舞台にした
エピソードがあって、チャンスがあれば是非に。

たばきちさん / 2015/04/29(Wed) /

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ココロの戦い

> たばきちさん
日本においては目に見える差別がないコトで満足してしまうことがほとんど。
本当の平等をもとめて戦うというコトをしないから、セクシュアリティの問題がクローズアップされることが少ないですよね。
特に最近では、同性婚があたかもファッションのように取り扱われ、そのほとんどが性を売り物にしたような人たちのキワモノ的ニュースに終始してしまっている。
なやましくてしょうがないです。

ご指摘のドラマ。
ぜひ、拝見いたします。

サカキシンイチロウさん / 2015/04/29(Wed) /

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