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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    連休初日を映画で飾る。
    あのファッションブランド、シャネルを創業したココシャネルの人生を描いた映画。
    ココ・アヴァン・シャネルって題名が示唆する通り、ブランドとしてのシャネルと同一視される「以前(avant)」の人としてのシャネルを描いた淡々とした静かな映画。
    けれどその内容は熱くて、強くて、人間臭くて、観ながらいろんなコトを考えていた。

    cocoavantchannel.jpg女性が女性であり続けることをあきらめず、力強く生きていくという物語り。
    アーティストが自分の才能を信じて、負けず生きていくという物語り。
    それそれぞれに見応えがあり、けれど中でもワタクシ的に考えさせられたのが「ビジネスをする人としての厳しさ」という面。
    「幸せな気分」を人に売りながら、その幸せをお金に換える。
    多くの人がそれを現実のモノにしようと必死にがんばり、でも成功するのはたった一握りの限られた人。
    才能だけでは成功しない。
    努力だけでも情熱だけでも十分じゃない。
    ココだと思ったら躊躇せず、一気呵成に攻め込む大胆。
    時代に左右されぬ普遍を確立しようとする周到。
    運と理解者。
    どんな商売も基本は同じ?って、思ったりした。
    オキニイリ。

    なにより主役のオドレイ・トトゥのリアリティーのある存在感。
    まるでドキュメンタリー映画のようにさえ感じる自然な描かれ方に、グイグイ、気持ちが惹き込まれてく。
    カメラワークもユッタリ、淡々としたもので、帽子のツバの反り。
    ジャケツの襟のなだらかな弧。
    ドレスのドレイプ。
    彼女目線のカメラが切り取る一人称の何気ない映像が、ああ、この人はモードというレンズを通して世界をみていたんだ…、って。
    自分にしか見えぬものを信じ、それをひたすら見続けることで幸せを手にするコト。
    クリエーションを生業とする人にとって、これほどのステキはないのでしょうネ。
    うらやましい。

    782b24ed.jpegところで今日、この映画を観た映画館が入ってるビル。
    マルイアネックスという商業ビルで、2日前の9月18日にほぼテナント総入れ替えにてリニューアルオープンを果たしたばかり。

    ファッションのマルイと言われながらも、このビルはスポーツ・レジャー・カルチャー・雑貨っていうのがテーマ。
    アウトドア用品の専門店や、プラモデルや鉄道モデルの工房なんかが入ってたりする。
    地下には「Brooklyn Parlor」なる、カフェがある。

    c1362b9c.jpegライブハウスのブルーノートがはじめた新業態。
    コマーシャルフォトやグラフィックデザインの洋書や、サブカルっぽい本。
    ニューヨークアンダーグラウンド系のCDと、booksとmusicの部分はなかなかの品揃え。
    Brooklynをうたうだけあって、煉瓦積みの柱が支える高い天井。
    倉庫っぽさを感じさせる新宿には今までなかったドラマティックな空間は見事な印象。
    けれど、あまりにカフェの顔をしすぎててせっかくのbooks & CDコーナーが目立たない。
    フラッとお店に入っていくコトがためらわれる残念な動線。
    もったいない。
    かつてマルイ新宿本店の地下にあったヴァージンメガストアであったり、伊勢丹にあったBPQC。
    カルチャー系のお店にとって新宿と言う街は鬼門のような場所でもあって、だからこの店もどうなんだろう…、って思ったりした。
    どうだろう。
    今日は混雑。
    また、後日。

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    観たいです
    ちょうど今日、美容院でこの映画の話をしていました。
    雑誌に紹介されているカットがどれも美しくて、大画面で観たいよね、って。
    ますます惹かれてしまいました。
    このところファッションに気を抜いていた自分に喝を入れたい秋なのです。
    人生観にまで刺激を受けそうですね。
    ぴしっと背筋を伸ばしに、行きたい!ですね。
    ryoko*さん / 2009/09/21(Mon) /
    元気になります
    > ryoko*さん
    元気がもらえる映画でした。
    普通の人間が、徐々に目覚めながらモードの世界の人になっていく。
    小さなキッカケのかけらを、決して無駄にすることのない人生がどれほどステキなことなのか。
    いろんなことを教われる映画…、って思いました。
    エレガントな衣装や舞台装置すべてが芸術。
    ぜひ、大画面で!
    サカキシンイチロウさん / 2009/09/21(Mon) /
    無題
    こちらでは同じ時期にシャネルの伝記映画がもう1つ有って,随分街角でポスターを見ました.

    ラガーフェルド先生がいろいろ動いていたのも話題になっていました.

    個人的には煙草を吸っているポスターが印象的でした.
    今は法律で広告に煙草を吸っている画像が許されないとかで,Diorのアラン・ドロンの写真もデジタル加工で消されているのですが,なんだかそういうくだらない事をふふん,と感じさせるのがよかったです.
    佐藤Rさん / 2009/09/21(Mon) /
    タバコ
    > 佐藤Rさん
    そうなんです。
    とてもタバコをおいしくのむ彼女。
    こんなときにタバコが吸えればカッコいいだろうなぁ…、って思わせるシーンの連続。
    そんなところまで含めて当時のモード。
    そんな風に思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2009/09/21(Mon) /
    アネックス
    ボクも仕事関係で初日のアネックスに出向いておりました。一階はポールスミスのマルイでの貢献度を伺わせるレイアウト。上の階も今までのマルイにはなかったようなトレンドの森子さん森男さんを狙ったお店などもあり、おっ!って思ったり・・。でも、ユニクロとかラグタグって必要なのかな~?上まで客を呼びたいだけだよね、って。帰りに違うマルイでアイス食べよって行ったら、平日なのに大行列。泣
    近い内にリベンジに行かなきゃって思って帰って来た金曜日でした。
    オレンジさん / 2009/09/21(Mon) /
    ユニクロ
    > オレンジさん
    そうなんですよねぇ…、こんなところにまでユニクロ。
    しかも上層階への出店で、今の時代、集客期待はこうしたブランドでなきゃもていないのか?って思いました。
    家賃が払えるお店ばかりがあつまるテナントビル。
    ちょっと残念、って思いますね。
    サカキシンイチロウさん / 2009/09/21(Mon) /
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