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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    昼、千石の街をぶらぶら。
    散歩がてら、住宅街の中をそぞろ歩いて蕎麦屋に来ます。

    進開屋。

    sinkaiya.jpg千石の西側には、まるで昭和の半ばのような古い建物が結構、しっかり残ってる。
    下町風情。
    昔の日本のどんなところにもあった町並み。
    そこにシットリ、これまた昔ながらの商家風の店がポツンと。
    思わず、近づきカメラを構える。
    不思議なほどに、なつかしい。
    この場所。
    この店。
    この界隈にやってくるのは初めてで、なのになんだか前にも見たような、そんな気がしてシャッターを切る。

    風景でなく、時間をスパッと切り取るようなそんな絵になる。
    お店に入る。

    昭和の最初に作られた、住居付き店舗によくみる景色。

    d101ba18.jpegたたきの土間にテーブル並び、奥に座敷。
    そして横には厨房があり、店の横には二階につづく階段が。
    木で作られて急勾配の階段の下に、食器やお盆を入れる棚がしつらえられてて、オープンキッチンとでも言いますか?
    すべての作業。
    お店の人の会話や仕草のひとつひとつが見て取れる。
    生活と仕事が境目なくつながっていた、古き良き日本のお店。
    かなりウットリ。
    ほっこりとする。

    老舗ではない。
    古ぼけた、けれど一生懸命暖簾を守ったここに無くてはならぬ店。
    柱や階段、天井、窓枠。
    どこも飴色になるまでキチンと磨かれていて、背筋が伸びる。
    カツ丼、それから小たぬきもらう。

    アルミのお盆にのっかってくる、湯気がもくもく、熱々のコレ。

    f300c749.jpeg醤油の色が濃厚につく、真っ黒な出汁。
    けれど不思議と塩辛くなく、決してくどくもない味わい。
    油の回った薄いとんかつをその真っ黒な出汁で煮込んで、それから玉子でフワッととじる。
    たっぷり入るタマネギ、シャキシャキ。
    熱々ご飯も色づくほどのツユダクで、サービス精神、感じる一品。
    小さな茶碗に入ったたぬきも、揚げ玉、ナルトに刻んだネギって定番の具だけじゃなく、タケノコの芽やほうれん草と具沢山にて盛りだくさん。
    天ぷら揚げた胡麻の油の匂いがポワンと、濃厚な味、口、満たす。

    ご両親に息子さん。
    普段は出前で稼ぐのでしょう…、お店の中は静かでのどか。
    お腹もほどよく満たされて、さぁ、仕事しにテクテク歩いて帰りましょう!

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    新宿、卯作。

    u.jpg新宿にしかないとんかつ専門店。
    老舗派。
    高級派。
    大衆派と大きく3つに分けて分類すれば、大衆派に分類される。
    場所も新宿アルタの裏側を歌舞伎町に向かって歩いた場所にある、雑居ビルの3階というとこ。
    エレベーターは無い。
    階段でトボトボ上がっていかなきゃ行けない。
    しかも途中の二階には男性専用のきわどい下着を売ってるお店。
    新宿らしいと言えば、これほど新宿らしい場所は無い?…、かもしれない立地で、救いは古いビルのため、1階分の高さが低い。
    だから何段もあがらなくても3階までストンといけるとこくらい。

    決して大きくはないお店。
    昼はランチがそこそこ安くてだから混雑するようだけど、日曜の夜はちと静か。
    ロースカツをもらいます。

    21d754e7.jpegカラっと揚がった明るめの細かなパン粉。
    油の香りはほのかです。
    ラードを使ってバリっとさせる専門店が多い中、ココは植物油を使って揚げる。
    お肉も薄め。
    脂の少ないところを使ったちょっとご家庭風のとんかつのよう。
    プロが作った家庭料理のようなやさしい揚げ上がり。

    いい感じです。
    最近、とんかつ店では脂をタップリ残した肉を、分厚く切って時間をかけてユックリ揚げる…、というのがブームだったりします。
    一般家庭の調理器具ではなかなかそうしたカツを揚げることができなくて、プロっぽい。
    しかもそれだけ単価をもらえるということもあり、厚切りとんかつを売りにしたお店がかなり増えはした。
    けれどカツって、おいしく感じるほど良き厚さがある…、と思う。
    豚の脂はたしかに旨いと思いはするけど、やっぱり肉の旨味を素直に味わいたいし、こうした「身の程知った」程よき旨さがいいよなぁ…、って思ったりする。
    オキニイリ。

    ミックスフライ。

    bc5b443c.jpegヒレカツ、エビに白身魚のフライがつきます。
    これまた程よき厚さに切ったヒレ芯を、サックリ仕上げた歯ごたえたのしいやわらかなカツ。
    プリンとしたエビ。
    ふんわりとした魚の切り身も衣カリカリ。
    タルタルソースやポテトサラダも手作りで、手をかけている訳ではないけど手を惜しむことなく作られたモノ。
    キャベツは手切り。
    味と食感を損なわぬよう、あまり薄くは刻まずにサッと洗って水切りしただけ。
    シャキシャキ感を出すために、冷たい水にキャベツを放って置いておく、けれどキャベツの旨味と風味をみんなお水に流しだしちゃう、変な工夫をせぬ潔さ。
    しかも量が山盛り、お代わり自由。
    ご飯タップリ。
    汁のお出汁もシッカリしてて、たのしくお腹一杯になる。

    食後にコーヒーのサービスがある。

    1346ae96.jpeg煎れたてって訳じゃないけれど、熱々。
    デミタスカップとレギュラーカップのちょうど中間くらいの大きさのカップに並々。
    一緒に出てくるシュガーポットにちょっとウットリ。
    ビベンダムの体みたいな凸凹のガラスのポットに、ステンレスの口がついてる。
    斜めにするとサラサラって一定量の砂糖を吐き出し、一旦、ピタっと出が止まる。
    ストッパーが出る分量を制御している、原理的にはとても簡単なこのポット。
    昔、コーヒーショップレストランの砂糖入れって、みんなこのスタイルだった。
    いつの間にか砂糖は袋詰めされるようになっちゃって、こんなステキな器を見る機会が少なくなってた。
    意外な場所でお目もじします…、おもしろい。

    お箸の入った袋に一言。

    1edaedf6.jpeg小さいお店の大きな満足。
    いい言葉。
    お店の大きさ。
    会社の立派さ。
    値段の高さやあるいは逆に安さといったさまざまなコト。
    それがイコール、満足をそのまま保証するものじゃない。
    飲食店って、一店一店。
    一食一食の地道な努力の積み重ねで、満足度合いが決まるモノ。
    よい勉強をいたします。


    ところで、ところで。


    マイケルジャクソン。
    偉大なる伝説と同時に、数多くの謎を残したままやっと先日、埋葬されました。
    場所はグレンデール。
    ロサンゼルスのユニバーサルスタジオの近所。
    映画関係者が多く集まる、だからちょっと尖った先端的な小売りや外食を見るのにとても良い場所ってことで何度も出かけて勉強した場所。
    ショッピングモールの集積地だったりもするのであります、なつかしい。

    彼の名曲をアカペラで唄った画像を貼っておきます。



    見事です。
    こうしてみると、マイケルジャクソンの唄って、誰がどのように唄ってもマイケルジャクソンの歌に聞こえる独特がある。
    ポップスでもあり、ロックでもあり、アレンジのしようによってはメタルにでもトランスにでもなっていく「21世紀のスタンダードナンバー」のような不思議な魅力をもっている。
    本物だったんだなぁ…、って思う。
    偲ぶ夜。

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    魚邦という店。

    uokuni.jpg会社からてくりてくりと古い白山通り沿いに丘をおり、丘を上がってまたてくり。
    10分ほどのほどよい散歩の末にたどりつく向ヶ丘という街に、店を構える寿司割烹。
    2時もちょっと前という、昼ご飯にはいささか遅い時間。
    にもかかわらず、扉をあけるときさくに「ようこそ」と、元気な声で通してくれる。
    昼のお腹に寿司をおごってランチとす。

    それにしてもこの界隈。
    寿司屋が多い。
    それも決して大きくはない、多分、カウンターに10人ほども座れば一杯になるであろう小体なお店。
    玄関脇にはお店の出前用のバイクが一台。
    住宅街の中の寿司屋は出前が命…、ということなのでありましょう。
    とはいえここは若干、大きめの店。
    2階が宴会場になってるようで、寿司だけじゃなく和食やつまみのメニューも揃ってて、使い勝手がよさげにみえる。
    昼のメニューは定食、それから寿司に丼。
    中でも「大盛りメニュー」が売りのようにて、それをたのんで様子をみます。
    はじめての店ではそこが売りたいメニューを食べてみるのがまずは大切。
    メインのメニューは「名刺」のようなものであります。

    そこで丼。
    大盛り鉄火丼をズバっとたのむ。

    dd20c4d8.jpegうつくしい。
    分厚い赤身。
    それもほどよく脂が混じった腹身にちかいところの赤身。
    おおぶりにきり、まるでバラやら牡丹の花がまさに開かんとするところのごと、キレイに盛ってやってくる。
    ひやっと冷たい、マグロの切り身。
    舌にピトっとのっかって、酸味を帯びた魚の旨味をじわっと滲ます。
    サクっと歯切れて、酢飯とあわさりドシっとお腹に入っておさまる。
    ご馳走です。

    実は今日の注文を決めるとき、最後の最後まで悩んだのがこれにしようか、それともちらし寿司にしようか?
    いつもだったら迷わずちらし。
    けれど今日は、なんだか一つのモノを黙々、かきこみたくてそれで鉄火丼にした。

    で、迷った相手が実はこれ。

    8cc766d0.jpeg一緒に行った人がとったちらしの絢爛豪華でスゴいコト。
    一目見て、ああ、こっちにすれば良かったってちと後悔。
    エビに白身にマグロにしめ鯖。
    赤貝、貝紐、卵焼きやらかまぼこやらと、全部で12種類ものネタがギッシリ。
    山盛りのしゃり一面を覆い隠すようにのっかっている。
    次は絶対、これだなぁ…、って目のおかずにしてマグロを食べる。
    とはいえ、ただただ黙々とマグロをひたすら食べ続けると、不思議とマグロの旨味にほっと、気持ちがなごむ。
    最初は酸味が強いと感じたマグロの赤身も、徐々に旨味、甘みと味が変わってき、しゃりとの相性もまた抜群と思えるようになってくる。
    マグロは江戸の寿司の花形。
    それを心置きなく豪快に、こうして食べる。
    強がり半分、江戸の味。

    これサービスです、とやってきたのが魚のアラ煮。

    b5a471bb.jpegハマチのあらを、甘辛醤油でジックリ煮込んでさました一品。
    骨から溶け出たゼラチン質で、煮汁がトロトロ。
    煮こごり状態で魚を包み込んでるつややか。
    骨が結構残ってますよ…、って注意されたにもかかわらず、バクっと食べて口に小骨がバッサリ残る。
    それをチュバチュバ。
    舐めるように、吸うように、くっついた身をこそげ落としつつキレイに食べる。
    なんだかとても得した感じ。
    量もタップリ、お値打ちな店。

    ごちそうさまって背筋を伸ばし、丘を下ってまた昇り、会社に帰る。
    よき散歩。
    今日はほどよく涼しい午後で、ちょっと空は雨気配。
    秋はすぐそば?
    どうだろう。

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    遅めの昼を浅草でとる。
    尾張屋という店。

    9cd8a2aa.jpeg雷門の前の通りに実は2軒の尾張屋があり、一つは本店、一つが支店。
    雷門の近くの目立つ場所にある、老舗然としたお店が実は支店であって、ちょっと離れた稲荷町の近くにある店。
    こぎれいでこざっぱりしたちいさなお店が本店だという、まるで引っ掛け問題みたいな不思議な大店。
    初めて尾張屋を経験したのは支店の方。
    テレビでよく紹介されるのもとの支店の方で、でもどっちが好き?って聞かれたら、断然、本店。
    落ち着いていて、店そのものには特別感があまりない街の普通のそば屋さんっていう、自然な風情が大好きで、だからそちらに行こうと思った。
    けれど、今日、金曜日は定休日。
    支店ならばやってます…、ってそれで支店にやってくる。

    もともとはそば屋なのだけど、ここに着たらばまずは天ぷら。
    天ぷら蕎麦をもらいます。

    cd3466e9.jpeg車エビを使った丼の端から体半分以上はみだす、上天そばもあるのだけれど、普通の天そば。
    それで十分、尾っぽがはみ出す豪華な姿。
    身がギュギュっとしまってて、味ではこっちがおいしいような気もしてしまう。
    強めの出汁と濃いめのかえしで、風味豊かで味しっかりで、そばをズルズル、天ぷらパックン。
    熱々の汁にあっためられて、揚がったばかりの温度を芯に蓄えたまま。
    ハフハフ、したたか、舌やいた。

    不思議なモノで、もし天ぷら屋でこれだけのエビの天ぷらを食べたなら、ただそれだけで1000円くらいは覚悟しなくちゃいけないでしょう。
    なのにそば屋じゃ、その天ぷらにご飯がついたり汁がついたり、あるいは蕎麦がついたりしながら1000円ちょっとの値段で売られる。
    そば屋の値ごろと、天ぷら店の値ごろが違う…、ということなんでしょう。
    おもしろくって、ちと不思議。

    一緒に丼。
    つい先日から、はじまったばかりの季節の「松茸丼」。

    fb9e03e4.jpeg親子丼の上具に裂いた松茸くわえた、ここの創作。
    蓋をあけると出汁の匂いにあの松茸の香りが混じって、鼻を直撃。
    ああ、秋的香り。
    ちょっと堅めに仕上げてもらいはしたけれど、フンワリとろりと玉子はなめらか。
    そこにシャキッと、歯切れたのしい松茸が爽快なほどの歯ごたえくれる。
    秋の食感。
    オゴチソウ。

    小ぶりの松茸半本ほどが、ドサっと豪勢に丼飾る。
    なんたる贅沢。
    さすがに味はほのかにかすかで、永谷園の松茸の味お吸い物風。
    つまり、松茸の味をたのしむ料理じゃなくて、姿と香りを味わう料理。
    調子に乗って松茸全部食べてしまうと、あとは普通の親子丼になってしまうのがちょっと切なく、でもめでたいことに変わりない。
    なにしろ今シーズン初のリアルな松茸に、こんなところで出会えるなんて、なんだかステキ。
    ありがたい。

    舌が熱くてそれでスタバに駆け込んで、マンゴーフラペチーノで口、冷やす。

    4110c9c2.jpegほんとはレモングリーティーを飲みたかったのだけどもなんと、ソールドアウト。
    本格的に秋の準備をスタバもしてる。

    そういえば…。
    明日から浅草サンバカーニバル
    今年でなんと29年目になるお祭りなんですね。
    ボクが東京にやってきた頃、浅草の街がへんてこりんなコトになってる…、って冷やかしがてら来たことがある。
    恥ずかしかったなぁ…。
    水着ひとつのおねぇさんが腰をくねらせ通りを歩く、なんだか見ちゃいけないものを見せつけられてるみたいな景色。
    それが今では東京の夏の終わりを代表する祭りの一つにこうしてなった。
    継続ってやっぱりスゴい。

    尾張屋さんで会計しながら、明日は忙しくなるんでしょうね?って聞いてみた。
    いえいえ、表の通りはてんやわんやの大賑わい。
    だけどお店はのんびりしたものなんですよ…、って。
    たしかに踊りに夢中で、ご飯を食べる暇もなしな一日なのでありましょう。
    ディオニソス的、ラテン的。

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    事務所からテレンと歩いて、白山近く。
    どこで昼を食べようか、とブラブラしながら店を物色。
    商店街の入り口に、元気な看板、ひとつ発見。

    sm.jpg「さかなの松下」というお店。
    わざわざ「さかなの」と名乗るところにちょっとした気っ風を感じてそれでガラッと扉を開ける。
    小さなお店。
    テーブル3つの先には厨房、カウンター。
    厨房の中に職人さんが一人いて、カウンターではおやじさんが本を読み読みくつろいでいた。
    昼の営業の仕舞いの気配がありありで、でもガラガラっと戸が開く音にご主人、ポンっと飛び上がり、へい、いらっしゃいと威勢いい。
    昼の日替わりが1050円。
    メニューは二種類。
    煮魚、そして天ぷらをメインに選んでくださいネ…、って。
    ランチは何時までなんですか?って、聞くと、1時半で店じまいです。
    時計を見ると1時15分のちょっと過ぎ。
    申し訳ないって言ったらば、いやいや、こんな時間にワザワザお選びいただきどうもありがとうございます…、って逆に恐縮されちゃった。

    煮魚選んで、お茶を飲みます。

    602f7ea7.jpeg氷を入れぬ、ぬるいお茶。
    お茶の風味がしっかり残る冷たすぎない、でも暑くない、暑い道々やってきた体にやさしく、喉に涼しい、程よいお茶にまずはニッコリ。
    テキパキ、お皿が並びます。
    先付けの酢の物。
    薄切りキュウリにゲソの湯引きを土佐酢であえたの。
    シャキシャキ涼しいキュウリの風味に、ツルンとハリのあるゲソの食感。
    貴重な素材を無駄にしない、始末な料理でお客様をもてなす誠意のある店…、なんだなぁ、って期待たかまる。

    お新香、ご飯に刺身がきます。
    鰹、かんぱち、そして貝紐と、ドッサリたっぷり。
    キレイに形が整ったのでなく、ぶつ切りにされた多分、夜のお行儀の良い刺身をひいたついでにできた半端な部分がこうして昼にふるまわれる。
    これまた始末。
    なおさら、うれしい、いい感じ。

    そしてメインの煮魚がこれ。

    6f2e35d8.jpegイワシの煮物。
    ほれぼれするほど丸々とした太ったイワシ。
    弱々しさの微塵も感じぬ、活き活きとした艶やかなさま。
    キラキラしてて箸で崩すには勿体ないほどのうつくしさ。

    脂がのって身離れもよく甘さ、辛さもほどよい塩梅。
    生姜の風味も出しゃばりすぎず、何事にも「過ぎず程よく足りている」という味付けが良い。
    ここの煮魚…、好みです。
    半身を食べて骨を抜き、お腹のワタまで全部丸ごとパクンと食べると、骨がホロホロ。
    舌にビリっと苦みと香りが心地よく、鮮度の良さにウットリします。
    それにしてもこうした煮魚がおいしいっ!て思うようになったということ。
    ボクも立派な日本のおじさん。
    エヘへと思う。

    おご馳走様って席を立とうとしたらば、コレ。

    eadf1627.jpegメロンのデザート。
    閉店予定の時間はとっくに過ぎているのに、このサービス。
    しかもキレイに蜜の入った見事に熟れたメロンの勇姿に、ああ、ありがとうって。
    ご近所さんが多いんですか?って聞いたら、もう常連さんばっかりですネ。
    大きく宣伝するわけでなく、ここでずっとこうして長く商売しているコトがそのまま宣伝なんでしょう。
    夜は割烹居酒屋のようになるようでもあり、なんだか贔屓にしたいなぁ…、ってそんな風に思ってしまう。
    こうしたお店がひっそりとある白山通りの坂の上。
    昼を求めて散歩をしたかいあったというモノ。
    また、まいりましょう、ありがとう。

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