さすがにツナメルトだけではお腹が夜までもたない感じ…、それで次の打ち合わせまでにとおやつ代わりにパスタを食べる。
普通なら、パスタがランチでサンドイッチがおやつなのにね(笑)。
場所は新宿三丁目。
伊勢丹の裏側にある小さなビルの3階という、普通に表を通っていてはまず気が付かぬロケーション。
ホームズパスタってお店があって、実は一時期、ハマったコトがある。
もともと渋谷にあるお店。
渋谷って街は昔からスパゲティーのお店のブームが生まれ続ける街でござって、例えば壁の穴であったり五右衛門だったり。
ここ最近はパンチョにマッチョと大盛り系のお店ばかりが目立っているけど、実はココ。
大盛りでもない…、和風でもない。
ちょっと変わったスパゲティーを作ってて、それが結構、クセになる。
新宿にあるそこの支店…、あるいは姉妹店なのかなぁ…、思い出したらいてもたってもいられなくなり、それで途中下車にて食べる。
エレベーターにのり、降りるとすでにそこはお店の中で、にんにくを炒めるおいしい匂いがしてくる。
ペペロンチーノな匂いであります。
ニンニクの臭いにもいろんなのがあって例えば、韓国料理の生っぽいストレートな匂いはあんまり得意じゃないかもしれない。
自分で料理をつくるときもほとんどニンニクを使わない。
でも例外が、油の中で時間をかけてコンガリやいて、匂いを風味に変えたモノ。
これは大好き。
作ってるうちにもお腹がすいてくる。
ココの匂いがそんな風味で、ニンニクオイルをタップリ使った、ガツンと濃厚味のソースが自慢。
かと言って、男料理か?というとこれが不思議なコトに、お店の中はほぼ女子でポツリポツリとおじさん混じるという状況。
2時をはるかに過ぎた時間でほとんど満席。
この界隈はデパート街でもあって昼休みがこの時間しかとれぬ人たちがおおいのでしょう…、とは言えこんな目立たぬ場所がこれほどにぎわう。
おなじみさんのパワーはスゴい。
窓に向かったカウンターでいいですか…、って言われてオッケー。
手渡されたランチメニューを一瞥し、昔はまった「あれ」があるって確認したらすかさずそれの名前を告げます。
「絶望、一個、くださいな!」って。
ここオリジナルのミートソースの名前が絶望…、ココの一番人気であります。
実はイタリア料理で「絶望のスパゲティー」といえば大抵、ペペロンチーノアリオオリオのコトをさす。
部屋の中で食べられるものと言ったら乾麺、オリーブオイルに鷹の爪、塩にニンニクくらいしかない…、そんな絶望的な状況にあっても作れる料理だから。
ちなみにココの絶望は、絶望的に作るのに手間がかかるからなんだって!
かなりジューシー。
スープになってく手前くらいまでゆるくてつまり、トマトのジュースの風味が味のベースになってる。
ひき肉のうま味もとけてはいるけれど、むしろニンニクのコッテリとした香りが見事なアクセントをなし、他に具材といえばブラウンマッシュルームにオリーブの実をスライスしたものくらいじゃないかな…。
でもおいしい。
パスタがおいしい。
よき茹で加減である以上に、麺そのものが頑丈で熱いソースにずっと浸かってどんどん熱が入ってるはずなんだけど、決してへたらず歯ごたえしっかり保ってる。
一人前としてはかなりの分量で、けれど飽きずに食べ進む。
それにしてもソースが旨くてしょうがない。
パスタをフォークでクルンとまとめ、口に運んでモグモグ麺の食感確かめて、すぐさまスプーンでソースを飲み込む。
ランチ終わりという時間にて、ちょっと塩味が強く感じる。
けれどそれすらおいしくて、あぁ、なつかしやと涙ちょちょぎれ。
パルメザンをもらってそれをタップリかけて、より濃厚でより塩っ辛いソースにととのえバクバク食べた…、あとで喉が渇くのに(笑)。
パンをもらってソースにトプリ…、言うことなしのオゴチソウ。
これから軽い打ち合わせにて、ニンニク臭くちゃ申し訳ない…、ミントを噛んで、いざ出陣。
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スッカリ時間が遅くなり、お腹がすいてどうしよう…、このまま家まで帰ろうとしたらば絶対、お腹がすいて倒れちゃう。
まぁ、そんなことなんてまず無いほどに必要以上の栄養を備蓄しているのを知ってはいるけど、家に何か食べるものがあるかというと、それがかなりの問題でして…。
何かを軽くつまんで帰ろう。
夜遅くだから蕎麦なんかいい…、って思いはするけどこういうときに限って体に悪いモノが頭に思い浮かんじゃう(笑)。
ケンタッキー。
脂にまみれたケンタッキー。
しかもパンで挟まれた、チキンフィレのサンドイッチが頭の中にやってきて、消そうとしてもずっとそこに居座っている。
食べなきゃ、心の健康に悪いかもって、言い訳しながらケンタッキー。
夜遅いというのにかなりの人がいるのにビックリします。
その半分はカフェ使い的女子グループで、残り半分は背徳感にウットリしている男子達。
kFCはどんどんカフェ化をすすめているけど、案外、アイリッシュパブ風のお店を作りそこでフライドチキンにアルコール…、なんかいいんじゃないかしら。
たこ焼き片手にハイボールより、ケンタ片手にビールの方が自然なはず。
そういや今日はセントパトリックスデーだった…、ギネスを飲めば良かったなぁ:笑。
それにしてもココのチキンフィレサンドって、みるたびどんどん小さくなってく。
昔は両手で掴んで口を大きくあけなきゃダメだった。
ところが今では片手で十分。
胚芽を混ぜたパンがオシャレを装って、サイズまでもが女子なサイズになったのならばかなり残念。
とは言えチキンはおいしくて、脂にまみれて口がニッコリ。
マスタードの香りをはなつマヨネーズも、トロンとなめらか…、今日は夜ふかしできそうな、そんな気持ちのオゴチソウ。
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