新宿で始まった日帰り旅が、新宿で終わる今日…、王ろじにくる。
大正創業のとんかつの老舗であります。
「新宿の路地裏にあって王様の味」を目指して王ろじ…、「昔からある新しい味」っていうのがここのお店の料理のテーマでメニューは全部で10種類ほどしか用意されてない。
どれもが変わらず昔のままで、けれど他にはないモノばかり。
特にココの「とん丼」はたまに無性に食べたくなってしまうゴチソウ…、今日がその日でありました。
かなり待ちます。
カツを揚げるのに15分ほど。
それにあわせてあれやこれやを準備して、どうでしょう…、30分弱は待ちますか。
その待ち時間をココの自家製漬物を食べつつ待つのだけれどこれがまずは変わってる。
大根、ニンジン、そこにピーマンが加わった粕漬けなのです。
味は和風で、なのにピーマンの香りがどこか洋風で。
不思議な味わい。
そしてとん丼。
丼の中にご飯、カレー、それからとんかつ。
とんかつの上にはソースがタラリというつまりカツカレーのようであってでもちと違う。
カレーの量が少なくて、しかもどこか一味足りない。
辛味、うま味、甘みがそれぞれ穏やかでつまりコレはカレー風味のソースであって、あくまでカツが主役の料理。
しかもこのカツ。
ロース肉を叩いてクルンと丸めて芯のようにして、細かなパン粉をギッシリつけてガリッと揚げた、歯ごたえたのしいとんかつで、これまた独特。
油で揚げているはずなのに、カラッとしていて脂っこくない…、オゴチソウ。
ココのもう一つ名物が「王ろじ風とん汁」。
丼にタップリの分量で、しかも作り方が変わってる。
小鍋に玉ねぎ、それからベーコンを入れてこんがり焦がしたところに、甘めの麦味噌を加えて豆腐、それからスープを注いで仕上げてく。
だから熱々、しかも油の風味がたのしくて玉ねぎから出た甘みがおいしい、こんな作り方をする店を他にボクはしらない…、だからたしかにこれは「王ろじ風」。
しかもこのとん丼の丼が下皿の上に丼が乗っかってるようにみえるのだけど、実は下皿と丼がつながっている不思議な造形…、どこかハイカラ、かなり好き。
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ところで本日、8月9日は長崎の原爆記念日であると同時に、野球の日であったり、鍼灸マッサージの日であったり薬草の日でもありパクチーの日でもある。
原爆記念日以外はほとんどが、「8と9」の語呂合わせでできている中にあって実はムーミンの日でもあるそうであります。
ムーミンの原作者、トーベ・ヤンソンさんの誕生日が8月9日だったから、世界的に今日はムーミンの日…、それを記念して動画を一枚貼っておきます。
ねぇムーミン♪ではじめるカルピスまんが劇場の「ムーミン」じゃなくて、「楽しいムーミン一家」の主題歌の方。
このドラマの方がほどよく暗く、原作の中に潜んでいる狂気がちらりほらりと顔をのぞかす大人な感じでボクは好き…、トアエモアの白鳥英美子さんの声も伸びやか。
カラオケで今度歌ってみようかなぁ…(笑)。
[5回]
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