昼を新宿でカレーを食べる…、モンスナックっていうお店。
新宿の紀伊國屋書店本店地下にある食堂街…、どこも小さなお店ばかりで、小さいながらも個性的なるお店ばかりであるのがオモシロく、たまにこうしてやってくる。
昔はもっとたのしかった。
それというのもチェーンストアがほとんどなくて、ココにしかないお店ばかり…、例えば東京で唯一の博多うどんの専門店があったりもした。
そんなお店も今はなく、ちょっとさみしい…、でもココは別。
なんと昭和39年。
ボクがまだ4つの頃に創業した店。
元祖さらさらカレーのお店と、誇らしげに書いてある。
たしかにココのサラサラカレーはちょっと特別。
札幌のスープカレーとか、アジアンカレーのようではない。
あくまで欧風カレーの味わい。
けれどルーでとろみをつけてないので、サラサラしててけれど不思議なほどになめらか。
ご飯と一緒に口に運ぶと、米のでんぷん質と一緒になってとろみを感じさせる。
辛味もまろやか。
カレースパイスと胡椒の後からやってくる辛味。
それを酸味がおだやかにする。
汗をかかぬ程度の辛味が、お腹をポカッとあっためる。
脂が舌にとてもなめらか。
スパイスを炒めたときの油でしょうか。
あるいは豚肉を煮込んだときに出た脂…、中国料理の煮豚のように脂がトロンとやわらかで、なのに肉はクチャっと歯ごたえたしかな煮込みが2枚、ドッシリ入ってる。
それ以外の具材は玉ねぎ。
それもトロトロに煮こまれほとんど実体持たぬほどになってて、つまりこれ…、ほぼ純粋にスープ状のカレーを味わうための料理で、クセになる。
カツカレーを選んでたのむ…、すると注文してから揚げてくれるので時間が若干かかるのだけど、もう熱々で、口がお手玉してしまうほど。
薄めのカツで、パン粉も細かく若干ソフト。
それがカレーとからんでしっとりなんともおいしい…、カレーのカツは薄めのこういうカツの方が相性よくておいしく感じる、これはかなりのオキニイリ。
福神漬けをパラッとちらして、具材のようにして味わった。
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