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2024/11/22 (Fri)

朝から西武でカレーをスープのように喰う

喫茶店でのんびりしたく、それで朝から新宿「西武」。

電車ではない方の西武で、新宿東口のパチンコビルの２階、３階。ツーフロアーを使ったかなりの大型店。
この界隈はかつてマクドナルドやケンタッキー。あるいは老舗大型喫茶店がひしめき合っていたエリア。ところがそういう軽い業態の店が次々、撤退。ラーメン屋とか居酒屋とかがのさばって、ちょっと一息って場所を探すに苦労する。
だからこういうお店はとてもありがたい。

朝食メニューが２種類あって、どちらもちょっと個性的。
喫茶店的モーニングになぜだか少量カレーが付いてくるや、あるいはトースト食べ放題と、朝から腹ペコ男子に向けたメニューばかりで、ちと上がる。
ちなみに本日、ボクの正面にアラサー女子が。
トースト食べ放題セットをたのんで、一心不乱に食べてはお代わり。それも宙のどこか一点を見据えてずっとただただひたすら食べ続けている。
人には朝からトーストをひたすら食べなきゃいけないときが、必ず一度や二度はあるに違いないよ…、と血気迫った彼女の様を見ながら思う。そんなときに来れる場所がこうしてあるのがココロの支え。

ボクはカレーが付いたセットをたのみ、最初にまずはコーヒーがくる。
コーヒーカップの取っ手が左手。手前にスプーン。フレッシュクリームが入ったピッチャーとシュガーポットがセットでやってくるというこれ。
誰がこうするように決めたのか、誰も気にせぬルールが不思議。
昭和風情の喫茶店のわりには酸味が少ない軽いフレーバー。喉を焼くほど熱いのは喫茶店的約束事で、フウフウしながらズズッとすすり、そこにタップリクリーム注いで温ませる。

しばらく待ってやってくるのが２つのお皿。
大きな皿にはちぎったレタス。トマト一切れ、パイナップルがサイドを飾る。レタスの上にこれでもか…って、たっぷり搾ったマヨネーズ。
メインのサンドイッチ以外で一番存在感があるのが、マヨネーズというくらいな勢いに笑ってしまう。
サンドイッチはパサパサするような食パンで、ハムと卵サラダを挟んだ昭和なレシピ。食べるとモソモソ、口の中の水気を一切合切吸い込んで口を乾かす凶悪な味。

そこですかさずカレーをパクリ。デザート用の小さなスプーンがまるでカレースプーンのように見えてしまうほどお皿は小さく、勢いつけて食べればおそらく３口くらいでお腹に収まる。
塩の強めのスパイシーなサラサラカレーで、ご飯が具材のスープと思えばサンドイッチのお供になるのも自然に感ず（笑）。
サンドイッチを一切れ食べて、ふた切れ目からはパンの間にレタスを挟む。
レタスと一緒にマヨネーズもこれでもかってくらいにたっぷり。サンドイッチらしさが一挙に増してきて、シャキッと歯切れてテロンと舌が潤っていくのがちょっとウレシイ。今日の朝。

珈琲西武

関連ランキング：喫茶店 | 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿西口駅

[3回]

2015/01/20 (Tue) 丸の内リム：喫カバ Comment(4)

ＢＵＮの朝

新宿三丁目で仕事をする今日…、それで朝をＢＵＮにする。

伊勢丹会館の一階の奥。クリスマス商戦が終わったからでありましょう…、いつもはニギヤカなココの朝も、今日は静かでとてもおだやか。
もう数日もすれば今度は年末商戦。
お正月の買い物をする人たちでココもにぎやかになるんでしょうネ…、ほんのひとときのこのおだやかを、心置きなく今朝はたのしむ。

カウンターの様子がもれなく見れるテーブル。いつものボクのオキニイリ。
ボクの他にはおじさん一人という店内で、大きなテーブルのどこを使ってもいいはずなのに、なぜか隅っこに座ってしまう。
なんだかそこが居心地よくて…。
そしていつものオキニイリ。メキシカンドッグのセットをもらう。
細長い、ホットドッグブレッドの中にトマトにレタス。胡椒とタバスコでピリ辛にしたミートソースがタップリ入った一風変わったホットドッグ。

ホツホツ、ひき肉が奥歯で潰れる食感に、パンが軽く濡れた食感。どこを食べてもみずみずしくて、朝の口が潤うゴチソウ。
茹でた玉子でコツンコツンとテーブルの上をノックして、キレイに割ろうとするのだけれど、ココの玉子は新鮮玉子だからなのかなぁ…、いつもキレイに剥けずに白身のところどころが殻にくっつきゴツゴツしちゃう。
まぁ、それもよし。黄身まで熱の入った玉子に塩をパラリでパクリと食べる。

口の水気を黄身が吸い取り、ケホケホしたらばアイスコーヒー。
甘く作ってもらったモノをゴクリと最初はそのままに、途中でミルクをくわえて苦味をなめらかにして、朝のお腹をキリッとさせる。オキニイリ。

珈琲舎バン伊勢丹会館店

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来年の話をすると鬼に笑われるんだけど、来年開催されるカメラショーに向けてのティーザー広告動画を発表しました。これがなんだか思わせぶり。

何が登場するんだろう…？
テレビ？それとも一番最初にスレート状の黒い板を触るシーンからはじまる動画。もしかしたらXperiaの新作かもね…、って、思いもするけど。
エレベーターで「５」のボタンを押す。どうにもそれが気になって。もしかしたらば、α５なんて製品が出てくるとしたらスゴいのに。α７より小さくて、動画撮影が得意でしかもライトな感じのレンズ交換システムがやってきたらば、ボク、飛びついちゃう…、って。
夢をください、ソニー殿！

[3回]

2014/12/26 (Fri) 丸の内リム：喫カバ Comment(0)

クリスマス・ラブ

クリスマスの朝…、愛をたしかめに西新宿。

超高層ビルの谷間のひとつ。アイランドタワーの前に置かれた大きな「LOVE」。
どんな天気でもどんなときでも、いつもここにこうしてあって、変わらず、そして揺るぎなく。
愛とはこういうモノなんだろう…、と来るたび、ニッコリ。特にクリスマスの朝に出会ったLOVEは格別。気持ちをキリッとひきしめる。

さて、ポールバセット。朝にはさすがに静かでのんびり。
地下にありつつ外の光が天窓から降り注いでくる…、エスプレッソを入れるカウンター周りの落ち着いた影ある雰囲気。大テーブルの周りは明るく華やか。一度に２つの雰囲気を同時に味わうコトができるのが、得した感じでオキニイリ。
朝早くのコトでもあります…、隣のサルバトーレも動く気配がまだなく静か。

クロワッサンのサンドイッチのセットを食べる。
たのんだ飲み物がプシューップシューッとできあがっていくかたわらで、みるみるうちに出来上がっていくサンドイッチ。
ロースハムにレタスを挟んだだけというシンプルレシピ。素材それぞれの持ち味で自然とおいしくなっていくのがオモシロイ。

大きく口を開けてパクリと。カサッとクロワッサンが前歯で壊れて、風味豊かなバターがジュワっと口いっぱいに広がっていく。
ハムのネットリした歯ごたえに、レタスのみずみずしさとシャキッと歯切れる食感と、クロワッサンの濃厚な味。
口の中ではとろけてこれほどポッテリなのに、お皿の上に散らかる欠片はまるで別物…、儚く、キレイ。
ソースもなにも使わずに、それでもおいしい理由は主役のクロワッサンがおいしいからって、思ってニッコリ。オゴチソウ。

お供はコルタド。細長いグラスの底にエスプレッソをダブルショット。そこにスティームミルクを好きなだけ注いで作るというモノ。
エスプレッソの苦味を強めに感じたく、グラスの８割くらいを満たして…、とお願いをして作ってもらう。
甘くて苦味の輪郭がくっきりとしたココのエスプレッソの味を思う存分たのしみながら、しかもミルクの旨味でお腹があったまる。さてさて仕事にまいりましょ。

Paul Bassett 新宿

関連ランキング：カフェ | 西新宿駅、新宿西口駅、都庁前駅

ところで今年のクリスマス…、ノルディックなムードがじんわり漂ってるよう。伊勢丹のショーウィンドーもノルディックパターンで飾られていたりもするし。
それでこんな動画を一本。

The Little Nordics - Life in miniature from DAMPDESIGN on Vimeo.

アイスランドとノルウェイの景色を遠くからティルトシフトで撮影して、ミニチュアっぽく仕立てた微速度撮影動画。
「The Little Nordics - Life in miniature」っていうタイトルのまま、小さな世界でいろんな人が生活してる。よぉく見るとバイキングの扮装の人がいたりするのもたのしく、今日がウキウキしてきます。

[6回]

2014/12/25 (Thu) 丸の内リム：喫カバ Comment(0)

ノエルティー

この時期、来たくなる店のひとつがココ…、紅茶専門店の「マリアージュ・フレール」にくる。

クリスマス用の特別なフレーバーティーが販売される。毎年新しいフレーバーが登場したりするので、どれか、今年もひとつ買っておこうと。
２層構造の瀟洒なお店。
１階に茶葉やポットやティーカップを販売している小売店。２階にカフェが併設されていて、せっかくだからテイスティングをして買ってやろう。
それで２階でお茶にする。

伊勢丹の近所にある店。この時期の伊勢丹の人出が多くて賑々しいコト。まるでココにシアワセという重力が存在していて、それに引きつけられてみんなが集まってくる…、そんな感じの新宿三丁目という街でござんす。
この店も、そんな重力の影響下にあり、それで今日はかなりのにぎやか。
いつものメニューの他にクリスマス用のメニューがあって、これこれ。三種類の中の一種類は去年買ってる。残りの２つの茶葉の香りをかがせてもらい、ノエルティーを選んで試してみます。

お供にクロックムッシュをたのんで、まずはそれがやってくる。

紅茶なんてすぐにやってきそうなもの。
けれどココでは丁寧に、時間をかけておいしく入れる。だからまずはクロックムッシュ。
ハーブバターをパンに塗り、そこにタップリ粉チーズ。ハムとエビを挟んでトースターで軽く焼く。
ハーブ野菜のサラダをお供にしたがえて、かなり本格的な料理の様相。
かなり香りが強くって、けれどこれを追いかけやって来たノエルティーの香りが華やか。クリスマスらしい匂いがするのにビックリします。

ドライオレンジやシナモン、クローブを混ぜて作るクリスマス用の香り袋。ツリーにぶら下げ、ホリデーシーズンの間ずっと香りをたのしむように売られてる。
この時期、アメリカのショッピングモールに行くと、そのむせ返るようなスパイシーで甘い香りがしてきて気持ちがウキウキしてくる。
そんな香りが紅茶の苦味と一緒になって口へとやってくる。
なんだかウレシイ。口に含むと、暖炉の燃える景色であったり、窓の外に雪舞う光景が見えてくるような気までしてくる。オキニイリ。

今年の冬はこれで決まりネ…、と、頷きながらゆっくりたのしむ。
ナイフ・フォークで切り分けながら味わうサンドイッチも乙なもの…、背筋が伸びて今日の主役の紅茶にピッタリ。
気持ちが明るく、華やかになる。
ステキにたのしく、それでポットのカバーに自分が映り込むよう写真を撮った。かなりゴキゲン。遅めのおやつとなりました。

マリアージュフレール新宿店

関連ランキング：紅茶専門店 | 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿西口駅

[6回]

2014/12/11 (Thu) 丸の内リム：喫カバ Comment(0)

三連休のはじまり、はじまり

夜、地方からやってきた友人の視察のお供。新宿アルタの前に集合。
さすが三連休のはじめの金曜。新宿の街はスゴい人出で、まず目的のお店が満席。
それで場所変え「響」というサントリー系のダイニングレストラン。電話をかけて最後のひとテーブルをなんとかもらって滑りこむ。

大人の空間、ちょっと高めの値段設定といつもは落ち着く店なのだけど今日はお店全体がウォンウォン唸るようなにぎわい。ワクワクします。
東京での再開祝ってスパークリングワインで乾杯。お通しかわりの料理が３つやってくる。イワシのつみれ汁に穴子の南蛮、大根の刺し身とどれもしっかりしてる。
汲み上げ豆腐に豚肩ロースの炭焼きに餃子に焼いた山芋。紅芯大根のサラダとどれもお腹にやさしい料理ばかりで、しかも酒が進むのがいい。

土鍋ご飯を売り物にしていて、しかも贅沢混ぜご飯というのがある。
今の季節はウニご飯。ウニ大盛りでお願いをして３０分ほどしてうやうやしくもやってきたのが小ぶりの土鍋。
まず蓋をあけ中を見せてもらったら、ピカピカキレイな白ご飯。
そこにウニをタップリいれて、風味豊かな海苔ちらす。笑顔ステキなサービススタッフが見事な手際でそれをまぜ、どうぞと軽くお茶碗一膳。
ウニの甘みとご飯の旨み…、あぁ、日本人とニッコリしました。さて、ハシゴ。

響新宿NOWAビル店

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どうしても目的の店に行きたくて一軒目の店に戻って並ぶ。

イーグルというバーレストラン。サントリーラウンジという業態がかつて日本には沢山あって、サントリーのお酒がおいしく、気軽に飲める店だった。今ではそういう名称を掲げるお店は少なくなって、ちょっと希少な生き残り。
スタジオアルタの裏側にある小さなビルの地下にある。階段をズンズン降りてドアを開けると、石造りの空間の中にバーカウンター、シャンデリア。
今とは違った時間。ココとは違った場所に来たような雰囲気がいい。

サラリーマンが会社の部下の女性を自腹でもてなすことができる店。
それがココのコンセプトで、男性用の酒…、例えばアーリータイムスの水割りなんて２５０円ととても安い。代わりに女性好みのカクテルはちょっと高めの設定と使う人の気持の分かったステキなメニュー。
料理もしっかりしていて、例えば野菜スティックについてくる胡麻と梅干し、味噌で作ったペーストなんて、それだけなめて酒の肴になるオゴチソウ。
カニ味噌をバターに溶かして筒状にした、カニ味噌バターの濃厚な味。バタータップリのサックリとした生地にチーズにアンチョビと昔ながらのピザもおいしい。

それからココの名物の「霜降りビーフ」も忘れずに。

砕いた氷を山状に盛り、そこにキレイに貼り付けた霜降りビーフ。表面だけを軽く焼き、薄切りにして白髪ネギをくるんで食べる。
しかも、薄切り肉でネギをくるむという作業をサービススタッフが見事な手際でしてくれるのです。この店、男性の正社員しか使わぬ店で、ひとりひとりがキチンと教育されている。
だから安心して飲めるのですね。
霜降りビーフににんにく風味の醤油ダレつけ、パクリと食べるとネットリとした肉が歯茎を撫でまわし、ネギがシャキッとみずみずしさと食感、辛味をくわえてくれる。ひさしぶりに来たけど、「戻ってきた」って感じがするのがオキニイリ。

イーグル

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オモシロイお店が渋谷にあるんだ…、とそれで車でビュビュンと移動。「立吉」という店にくる。

餃子でワインをたのしませんかと、バルのような雰囲気の店。ココもお店はほぼ満席で通りに面した立ち飲みスペースでスタートします。
餃子だけでなくおつまみ料理もきがきいていて、例えば茹でたもやしに肉味噌パラリ、熱した器でジュージューしながら運んできたり、パクチーに餃子のタレをかけて作ったサラダであったり。
叉焼を煮込んだタレで真っ黒になるまで煮込んだ豆腐であったりと、どれも酒が進んでしょうがない。

餃子の種類は多彩でたのしい。
刻んだニンニクをローストし、それを餃子の皮の中に仕込んだモノは焦げたニンニクの香ばしさと旨みがジュワッと滲みだす。揚げた餃子には麻辣ダレと、ご飯のおかずというよりも、酒に合うようにいつもの餃子がアレンジされてる。
餃子サラダというのがあってたのんでみたら、茹でた餃子にバジルソースとチーズをかけて葉っぱと一緒に食べる提案。一気に餃子がイタリア料理になっていく。
トムヤンクンのスープに浮かべた水餃子が今日の〆。
時計をみると日付かわって、たのしい一日をおひらきとする。さぁ、寝よう。

立吉渋谷本店

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[2回]

2014/11/22 (Sat) 丸の内リム：喫カバ Comment(4)

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