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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    新宿のBUN。

    d0575690.jpeg実は池袋で打ち合わせがあって、家を出発した直後、待ち合わせの時間が1時間ほど遅くなった。
    どうせならばのんびりできる場所で朝をとろうと思い、それで途中下車。
    新宿三丁目の乗り換えついでに降りてテクッと伊勢丹会館。
    一階奥の喫茶店にて朝とした。

    かなり早めの時間というのも手伝って、お店は静か。
    お客様はボクひとり。
    モーニングセットにブレンドくださいって言って座って、新聞を読む。
    喫茶店にあってスタバに無いもの。
    新聞、雑誌にそれから灰皿。
    そこにおいてある新聞や雑誌の種類で、そこに集まるオジサンたちの種族がわかる。
    スポーツ新聞に週刊現代が好きなオジサン。
    日経新聞にプレジデントを読むオジサマ。
    ここは讀売新聞に、週刊文春、それからなぜだかELLE JAPON。
    最後の雑誌は誰かの忘れ物かしら?って思いながらひさびさ讀売新聞を開いてみます。
    うーん、どこといって特徴のない紙面作りが世界一の発行部数の秘訣なのか?ってなんだか納得、日本的。

    大きめのカップにタップリ、ブレンドコーヒー。
    なつかしい味。
    苦味も甘味もすくなくて、最後にスキッと酸味が残る。
    香りやわらか。
    ガツンとくるよな強さはないけど、体の奥がジンワリやさしくあったかになるおいしさがある。
    ミルクをトポッと入れてゴックリ、ホッとする。

    65d722fa.jpeg何種類かあるセットの中から、無性に今朝、食べたかったのがホットドッグ。
    メキシカンドッグと彼らは言う。
    その実体はホットドッグロールにミートソースを挟んで焼いてレタスにトマトをのっけたモノ。
    ミートソースをチリビーンズに見立ててのネーミング?
    ミートソースにタップリ胡椒がまざってて、かなりホットでそれもメキシコ的なるイメージなのでもありましょう。
    オーブントースターでカリッと焼かれたロールブレッドと、シットリとしたミートソースのコントラストがとてもおいしく、ちょっと他にはない味わい。
    結構好きかも。
    そう言えば、オーブントースターって長らく使ってないような。
    トースターじゃない、オーブンでもない。
    表面を必要以上にこんがりと、焦げ目をつけて焼くには一番向いてる。
    厚切りトーストなんてオーブントースターがあるからできる日本の調理器、日本の料理。

    e5de5183.jpegホットドッグにセットになったゆで卵。
    少々、こぶり。
    朝一番で茹でてそのまま冷めてしまったのでしょう…、ひんやりとした卵の殻をそっと剥きます。
    最初は頑固に貼り付いた、頑丈な殻。
    実際の厚さ以上に丈夫に感じて、それで何度も何度も軽くテーブルの上を叩いて細かな皴をタップリ入れる。
    それからそっと、小さく細かく、あせらずユックリ丁寧に剥く。
    土に埋もれた化石をハケで、やさしく撫でて掘り出す発掘作業のような入念で、ひとかけ、そしてまたヒトカケ。
    中に埋もれた身を傷つけ壊さぬようにはがしてゆくと、一円玉程度の丸がぽっかりと開く。
    そこから白い玉子の肌が顔のぞかせる。
    指をそっとあてがって撫でるように殻を動かす。
    するとベリッと大きな殻が身から剥がれて、ツルンとむける。

    お鍋の中でずっと静かに沈んでいたのでしょう。
    黄身の位置に偏りがあり、茹でた玉子の膨れたトコロに黄色い色がほんの少々、滲んで透けて見えてる。
    黄身の気配。
    命が中に詰まってるよな、そんな気になりウットリとなる。
    塩ふりプチュンと食べるとムッチリ。
    黄身が口に入ってとろける。
    唾液をユックリふくんで徐々にペーストになり、歯茎と唇の間に溜まる。
    それを舌で撫でながら、ムチュンプチュンと食べていく。

    85783319.jpeg新聞読み読み、コーヒー飲みます。
    讀売新聞の隅から隅まで丁寧に読みそれでも時間がまだ余り、メールチェックを軽くする。
    間に間にコーヒー、コックリ飲みます。
    ユックリと。
    ユックリ飲めば、カップの中はユックリ冷えて最後は冷たいコーヒーになる。
    冷めてそのため渋味が喉の入り口ビビッと刺激して、酸味も際立ちお口の中がスッキリとする。
    本格的に頭が動く朝のゴチソウ、ごちそうさま。

    それにしてもこのお店。
    商品やインテリアだけじゃなくて、働いてる人の雰囲気までもが見事に昭和。
    スタッフさんの髪形や、顔つき、それから立ち姿。
    白い身ごろに襟だけコーヒー色した、床屋さんのユニフォームのよな、スタンドカラーのリネンのシャツ。
    昭和な時代の匂いをプンプン発散するのがまたうれし。
    ホッといたします、さて移動。

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