冬であります…、西新宿の超高層ビル街も景色は冬。
西新宿に来るとみたくなる「LOVE」の文字。
どんなときにも温かいハート色した文字が目に鮮やかで、そのまわりだけなんだか気温も高いんじゃない?って思えるほどに目にあたたかい。
ハトも暖をとりにやってきてるんでしょうか…、ひだまりの中にポツンと、かなり近寄りカメラを構えてパシャリとするも、身動きもせずそのままジッとうずくまる。
街路樹の葉もみんなサッパリ落ち、細かな枝が寒々しくも凛々しく空に向かって伸びる。
ちょっとでも太陽の方に近づこうとしているみたいでいじらしい。
西新宿で仕事を終える。
ランチまでにちょっと時間の余裕があった。
それでお茶。
ポールバセットにやってくる。
昼休みがはじまる前の時間帯。
お客様はだからチラホラ。
みんなぼんやり、お茶を飲んでる。
けれど隣に広がるサルバトーレでは、今まさに、ランチを迎える準備中。
厨房の中からソースを仕上げる、おいしい香りがただよってくる。
ニンニクが油と混じって発する香ばしい匂いと一緒に鍋がストーブとこすれる音が響いてくるのにウットリします。
そのうち元気に朝礼がハジマリまもなく開店時間。
小さなカップのマキアート。
エスプレッソにほんの少しのミルクの泡を浮かべて味わう喉のゴチソウ。
砂糖は入れず、今日はそのまま苦味をたのしむ。
舌の上にほんのちょっとだけ。
のっけるようにすすりこみ、しばらく転がし風味を味わう。
砂糖なしでも不思議なほどに甘くてポッテリ。
喉をユックリ撫でながらお腹におさまり、鼻から香りが抜けていく。
一口、ひとなめ味わいながらユックリすぎる時間を感じる…、たのしくお腹がすいてきてさてさてお昼に移動をします。
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同じ野村ビルの地下にある、スパゲティーの専門店の「ハシヤ」に来ます。
ポールバセットの横のサルバトーレでパスタを食べても良かったんだけど、バフェじゃなくってできたての、パスタじゃなくてスパゲティーを食べたくって。
日本ならではの炒めパスタがおいしいお店で、なにしろ大きな釜にグラグラお湯が湧いてる…、その様みるとまるでうどん屋。
ザルで麺をすくいあげ、それをそのままタラコやウニであえるまるで釜玉みたいな和え麺や、中華鍋でジャジャっと炒めて味つける焼きそばみたいな料理が自慢。
厨房の中のにぎやかさったらまるでお祭り騒ぎでたのしい。
最初は二人でつくってて、ピークが近づくにしたがって一人、そしてまたひとり。
奥からコックさんがやってきて小さな厨房があっという間に人だらけ。
オフィス街のランチタイム。
待たせずテキパキ料理を作って提供するのが一番のおもてなし。
と言って作り置いたり、速くできるように手抜きをしたりするのは野暮。
簡単なのは「人手を増やす」コトなんでしょう。
厨房の上に幾つもの手が同時に伸びて料理をつくる。
一つの料理を何人もがよってたかって仕上げていくさま。
見てるとワクワクしながらグーッとお腹がなって、口の中にヨダレがたまる(笑)。
たのんで作ってもらったのが季節の料理。
牡蠣とほうれん草のスパゲティー。
醤油とバターで炒めて仕上げ、醤油が焦げた香りが麺にシッカリのって風味豊かななによりゴチソウ。
ほうれん草はシットリと。
噛むとほのかな渋みを感じて、分厚いシイタケがクニュっと歯ごたえ味わい深い。
プックラとした身厚な牡蠣が全部で10粒ほども入っていますか…、火の加減が絶妙で噛むとジュワっと口いっぱいに海の滋養がほとばしりでる。
カウンターの上には薬味…、タバスコ、ドライスパイスに粉末チーズが置かれててタバスコばしゃばしゃ、ドライスパイスをタップリかけてプルンと食べる。
イタリア料理のパスタじゃないから、豪快にタバスコかけても誰もお行儀悪いなんて叱らない(笑)…、辛みと酸味が牡蠣の香りをひきたてる。
乾燥バジルとオレガノの風味が炒めた醤油の風味を引き立てて、お腹の中がおいしい香りが満たされていくのがたのしくて、お腹いっぱい…、満足す。
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