そしてポールバセットで軽くお茶…、気分転換のたのしい時間でございます。
優秀なバリスタが厳選した豆、最適化された焙煎、そして入れ方とおいしいエスプレッソを売り物にしたエスプレッソバーとして登場したときは、そのおいしさに熱狂したものでありました。
けれどおいしいエスプレッソがそれほど珍しくなくなった今。
この空間とロケーションが最高の商品のようになっていた…、少なくともここ2年ほどはそんな感じで、このスペシャルな空間抜きのポールバセットが、まるで気の抜けたシャンパンみたいだというコトを皮肉なことに渋谷ヒカリエのお店が証明しちゃったほど。
でも今年の夏、おいしいだけじゃない、たのしいエスプレッソの飲み方の提案をしてオキニイリランクがかなり上がった…、例えばこれ。
ドロップっていう飲み方で、ロックグラスを冷凍庫の中でキンキンに冷やしとく。
表面に霜がふって手で持つと、指が貼り付いてしまいそうなほど冷たいグラスにこれまたキンキンに冷やしたミルクを注いだところに、直接熱いエスプレッソを注いで作る。
エスプレッソは瞬時に冷えて、香りをミルクに閉じ込める。
手に持つグラスはキリッと冷たく、唇つけるとその冷たさにビクッとします。
その冷たさに怯えた唇に、ミルクまじりのエスプレッソが触れると不思議と温かく唇あけて受け入れて味わうそれのなめらかで、おだやかなことにまずはウットリ。
氷で薄まるコトがなく、エスプレッソそのものの苦味と甘み、そして軽い酸味を味わいながらユックリ、グラスの中の温度が上がっていくと香りがフワリと花開く。
うまいなぁ…、なんてたのしい提案だろう。
おいしいことよりたのしいことが、これほどステキでオモシロイ…、ますます好きになっちゃった。
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ところで、日本人としてちょっと考えさせられるこれ。
高級カメラメーカーとして有名なハッセルブラッドがまもなく「Steallar」っていうコンパクトデジタルカメラ。
これがなんとソニーの「DSC-RX100」の本体カラーをちょちょいと変えてチューンナップ&グリップつけただけの商品…、ソニーのそれは現在6万円とちょっとの値段で、なのにこれは1600ドルから3200ドルという値段で売られる。
しかもこれ…、ベースになってるカメラ自体がもう型落ちで、なのにチョチョイのチョイで10万円から25万円のプレミア価格をつけてしまえる。
それだけのブランド力とソフト力を持っているのでありましょうけど、日本人ってつくづく「ふっかけるのが下手」な正直者だなぁって思ってしまう。
すでに同じソニーのNEX-7ベースのラインナップを販売してて、そっちなんて50万円アップですもの。
時計なんかも車もそう…、機能は一流、最先端。なのにそれを包み込むパッケージ部分だったりソフト的な部分作りが下手くそで、だから高く売れないボクら。
猛省しなくちゃいけないんだろう…、って思ってしまう、ガンバロウ。[4回]
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