それから半分打ち合わせ、半分時間つぶしを兼ねた時間を少々。
新宿と街でこういう「目的持たぬ食事機会」に便利なお店はココをおいてはないんじゃないかというオキニイリ。
ブルックリン・パーラーにくる。
地下にありつつ伸びやかなゆとりある空間で、壁一杯に本が飾られているというのがお洒落な感じ。
古きよき時代のニューヨークが色濃く残っているとも言われるマンハッタンの対岸にある住宅地…、かつて「シンイチロウの英語ってブルックリン訛りがあるね」となぜだか言われたことがあるんでちょっと身近な地名(笑)。
平日の午後、お店の中央にある居心地の良いソファ・テーブルで、ブレインストーミング的なるコトをする人たちがいて、ワケなくなんだかウラヤマシ。
ちょっとお腹が空いたようなそんな気がして、みんなでひとつのランチをシェアする…、選んだメインはサンドイッチ。
今日のサンドイッチはポーボーイっていうニューオリンズの名物料理。
細くてちょっとやわらかなバゲットブレッドを使って作るサンドイッチで、彼の地ではハマグリや牡蠣にパン粉をつけて揚げたフライをよく挟む。
ココはグリルした鶏のむな肉、トマトにレタス、ブロッコリーのスプラウトをいれ溶かしたチーズで味をととのえ味わう趣向。
ココのランチの売り物がハンバーガーであるというので、ハンバーガーを食べるためのラップペーパーがこれにもついてやってくる。
紙でくるんでパクリと食べると、いやはや、これがおいしくビックリ。
パンがカチッとシッカリとした歯ごたえで鶏胸肉はふっくら、シットリ…、チーズがトロンといろんな素材をひとつにまとめ、隠し味にと使われた柚子胡椒がかなりビリッと辛味を添える。
サイドのフレンチフライがこれまたおいしくて、サクッと揚がって油がジュワッとにじみだす…、塩もしっかり聞いていて芋の甘みをひきたてる。
ランチセットのアイスティーが飲み放題というので調子にのって、ガブガブ飲んでた…、けれどそのサービスがランチタイムが終わる3時で終了しちゃう。
2時50分くらいのコトだったでしょうか。
お店の人がアイスティーが入ったポットを手にして近づき、ランチセットのグラスだけじゃなくボクらみんなのグラスに注いで、ユックリお過ごし下さいなって。
お店の人としてはルール違反のこういうサービス…、なんだかしんみりうれしくて思わずファンになっちゃった。
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ちなみにブルックリンといえばブルックリン・ブリッジを思い出す。
アメリカでも最も古い端のひとつで、ゴシック風のデザインがうつくしいうえ、2階建ての上層部分を歩いて渡ることができる。
映画なんかでもロケーションによく使われたりしていて、例えばこんなパフォーマンスも簡単にできたりするのがステキなところ。
ブルーマンのパフォーマンス…、ワケなくとってもたのしげで、彼らの自身のムードだけでなくニューヨークって街のムードも伝わってくる。
やっぱりこの街、オキニイリ。[3回]
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