池袋で用事を終えて、ちょっと気になるお店に来ます。
パニーノ・ジュストというお店。
西武百貨店の別館の中、BIBLOっていう本屋さんの入り口部分に小さなお店…、入り口のとこに生ハムをズラッと並べて厨房の目立つところにスライサー。
ミラノに本店があるという、確かにイタリアに行くとこういう肉の加工食品ばかりを扱うお店が街の角々にあったりします…、気取りがなくて気軽な感じがたのしげで、それでためした。
メインの料理はパニーニで、当然それをひとつ味わう。
全部で30種類ほど種類があって、中でも一番シンプルなモノ。
生ハムだけをはさんだタイプ。
注文すると目の前のスライサーで、大きな生ハムをシャッシャカ削る。
薄ぅく、薄く。
タップリ削ってそれをパニーニに挟んだものを、グリルマシンでプレスしながら軽く焼いて、さぁ、どうぞ…、と。
やってきたのが、盛大にパンからはみ出す生ハムのかたまりのような見事な一品。
うつくしいピンク色した肉と、真っ白なキレイな脂。
香りゆたかで塩味旨い。
噛むとパンがざっくり歯ぎれる。
歯ざわりがよく、しかもガツンと奥歯を叩く男性的なパンの食感たくましく、そこに生ハムのネットリとした脂の風味がのっかってくる。
こりゃ、おいしいです。
生ハムだけをたべるより、こうしてパンではさんでやってしかもちょっと温める…、脂がシットリ汗をかき食感なめらか、うま味もはえる。
アイスカプチーノとかサンペリグリノとか、飲み物までもがイタリア的でなんだかオシャレな感じになれる。
こりゃいい店です…、新宿にもこういうお店があればいいのに、うらやまし!
デザートメニューもほどよく揃って、中でもかなり気になった「ゴールデンパイナップルのカルパッチョ」っていうのをたのんでとってみる。
名前の通り、ゴールデンパイナップルを冷たくひやして薄切りにし、お皿にズラッと綺麗に並べる…、つまりたしかにカルパッチョ。
真ん中にバニラアイスクリームをポッテリのっけて、それと一緒に食べるのだけど、これは、やられた!
うすぅく切られたパイナップルの繊維がゴツゴツたのしくて、酸味、甘みに香りが口の中でユックリ広がっていく…、そこにヒヤッとアイスクリーム。
気がきいてるなぁ…、かっこいい。
カジュアルなロケーションでしつらえではある…、けれどナイフフォークもしっかりシルバー、飲み物なども銀盆にのせやってくるのも上等で、背筋が伸びるステキな店。
贔屓にしようと思ったりした、オキニイリ。
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ちなみにこの店、青山や丸の内にもお店をいくつか出している…、やっぱり早く新宿にお店を出してくれればいいのに…、イタリアの新しいお店のオープニングの様子を収めた動画をみつけた。
あぁ、イタリアに行きたくなった…、がんばろう!
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