昼、池袋で用事があってそれでランチを利久にしようとエソラに来ます。
仙台を本拠地にココ数年で東京のいろんな場所にお店を作った…、その東京進出一号店がこのお店。
東京の商売の仕方に合わせるべきか、それとも利久は利久と仙台流を守るべきかと議論もあったけど結局、限りなく仙台らしさをだして商売していきましょう…、と。
一日気軽な定食をたのしむコトができるお店としてスタートし、そのやり方のままでずっと人気を博し続けてる…、今日も20分ほど行列に並んでお店にまねかれる。
定食2種類。
ひとつは普通の牛たん焼きの1.5人前というモノ。
ガッシリとした歯ごたえのたん。
炭の上でこんがりやけて、噛むと顎にガツン!とおいしい。
脂をタップリ抱いたまま、炭の上で焼かれて脂が垂れ落ちて炭にあたって煙を作る。
おいしい煙があみの上で焼かれたタンにくっついて、風味豊かにしてくれる。
もうひとつはタンの根っこの部分だけを集めて焼いた「極み」というタン。
分厚い。
しかも脂がのってて、食べやすいよう入れた切り目がめくれるように焼きあがる。
中はレア。
噛むとザクッと潔く、歯切れてジュワッと肉汁がでる。
うま味タップリ。
口の中がヒヤッとするほど脂のうま味に翻弄されて、とはいえやはり炭で焼かれた香りがおいしい、オゴチソウ。
麦飯。
テールスープにタンの味噌漬けがついて一揃え。
バッサリとした麦飯が、この牛たんのあふれるうま味に相性がよい。
テールスープも味わい深い。
この店、オープンするときには必ず何週間か社長がテールスープを作り続ける…、味の基本が整うまでは会社のトップが責任をとる、その情熱の味がする。
お皿の横には白菜の漬物がつく…、これがほどよく使ってて牛タン焼きと一緒に食べると口がさっぱり、後味がよい。
一味をパラリ…、牛タンの強い脂とうま味をそれが引きしめる。
テールスープにはタップリ胡椒をほどこすと、胡椒の辛味が甘みにかわる…、少々、スパイスを足しても揺るぎない味がする。
それだけうま味がしっかりとした料理なんでしょう…、ウットリします。
一本だけ、チョコンとついてやってくる青唐辛子の味噌漬けをご飯にのっけてテールスープをかけまわし、ザブザブ食べるとドキュンと辛味が脳天抜けて、おごちそうさまの合図になった。
また参りましょう、オキニイリ。
関連ランキング:牛タン | 池袋駅、東池袋駅、都電雑司ケ谷駅
[1回]
PR