新宿で打ち合わせをと喫茶店に来る。「スカラ座」という店。
新宿西口の地下街の中。昭和風情の色濃く残るお店のひとつで、昭和風情な人たちでいつもにぎわうお店でもある。
いつも目立たぬ外観で、ところが今日。
「ドリップ一筋60年」という幟を発見。1964年4月1日開業というサイン付きにて、なるほど今年で開業60周年なんだなぁ…、と、ぼんやり思って、おやまぁ、それってボクより6歳も先輩なんだと、ビックリします。
飲食店が続くためには、日々の努力と精進があればこそ…、って頭がさがる思いもします。
今日もお客様の平均年令オーバー60。ボクが若く感じるほど(笑)。
けれどサービスをしてる女性スタッフは、みんな元気で若々しくて、笑顔明るい。
しかも躾が見事になされてて、お行儀よいのに感心します。
かつて新宿には「談話室滝沢」という、まるで大企業の役員応接みたいな雰囲気のお店があって、そこのサービススタッフの躾も良かった。10年ほども前に廃業してしまい、ときおりそこの空気を吸いたく、なつかしくなる。
そんなときにはこのお店…、煙混じりの昭和の空気の味わい同じでホっとする。
60年落とし続けたドリップコーヒーを飲もうかと思ってお店に入ったんだけどメニューをみたら、生ジュースっていうコーナーがある。
そこにレモンスカッシュがリストされてて、それにした。
生のレモンを搾って作ったレモンスカッシュ。酸味、甘みがほどよくてしかも細かな泡の喉越しが見事な出来栄え。
冬の体をやさしくいやす、ビタミン効果にウットリしました。オキニイリ。
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ところでスカラ座といえば、ミラノのスカラ座であります。動画はないかと探してみたら、劇場をなめるように撮影したものが一本。
あぁ、オペラが聞こえてくるようです。
朝からお風呂にユックリつかって、スプマンテ飲み頭の中をトロントロンにしてトゥーランドットをココでみること。
死ぬまでに叶えなくてはならない夢です。寝て起きて、それでも覚めぬ夢でどうかありますようにと思う今日。[4回]
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