午後から大勢の前で話をする仕事があって、なのに喉がいがらっぽい。
喉を洗ってやりましょう…、と、炭酸水を飲もうと思った。
場所はエクセルシオールカフェで、ココにはペリアがあるのでござる。昔、ペリエといえば普通のスーパーにもなくちょっと上等な食料品店だとかまでワザワザ買いに行かなきゃいけない贅沢。
ところが今ではこういうお店においてある。
便利なようで、ちょっとさみしくなるようでもある切ない事実。
緑のボトルに緑のコースター。グラスにぎっしり氷が入って、コキュっとひねってグラスにトクトク、注ぐとジュワッ。
小さな泡が氷の周りにはりついて、ブクブク、下から湧いてくる。ゴクリと飲むとその泡が喉に貼り付きゆっくり、やさしくはぜていく。
ペリエの泡ってこんなにやさしい泡だったのか?って、ちょっと意外に思うほど最近、バチバチ系の泡飲み物がコンビニなんかに溢れてる。
昔ながらのこのなめらかさ。なつかしいなと思ったりした、さぁ、仕事。
それから夜を軽く蕎麦…、新宿西口のメトロ街。
「布屋太兵衛新宿地下鉄ビル店」という長い名前の小さなお店。
由緒正しい蕎麦の数々。厳選された定番料理がメニューのメインで、季節の料理が最小限。その季節の蕎麦が気がきいていて、今の季節は何だろうってたまにやってきてみたりする。
今の季節が帆立貝の蕎麦。
帆立の天ぷらにかけそばという組み合わせ。かえしの色のドッシリとした汁の香りが江戸前的で、喉がゴクリとなる景色。
ポッテリとした衣が分厚い天ぷらで、そのまま食べると、分厚い衣が帆立の旨みジュースを吸ってしっとりしてて十分旨い。
けれどそれを丼に入れ、しばらくゆらりと浮かべると天ぷら衣の油が出汁に解け出して、スープがコクを帯びてくる。
ツルンとなめらかな麺に温度が徐々にくわわり、ムッチリとした粘りがでるのもおもしろく、お腹の中をやさしく温め、さぁ、家に。
関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿駅、新宿西口駅、新宿三丁目駅
家で仕事をしながら小腹が空いたら食べてやろうと、箱寿司による。
色とりどりの押し鮨もいいなと思いもしたけれど、三角巻き。焼いた穴子にかんぴょう、キュウリ、しいたけを三角形に巻いた太巻き。丸い普通の太巻きよりも、キチッとかために巻かれてて、口の中で急にパラリと解ける食感おもしろく、ここの巻物で一番好きなオキニイリ。
かんぴょうのクニュクニュとした食感を一層たのしみたいと、しいたけ抜きのかんぴょう多めでお願いをして巻いてもらった。焼いた穴子の香りが今日はいつも以上に強烈で、一口ごとに口の中が香ばしくなる。キュウリの青い香りとカリッとみずみずしさがアクセントになるたのしさに、ニッコリしました。夜のコト。
関連ランキング:寿司 | 新宿駅、新宿西口駅、新宿三丁目駅
[3回]
PR