田舎から友人がでてきてランチ。新宿で待ち合わせをして寿司清にゆく。
新宿伊勢丹会館の中にあって、ほどよく上等。キチンとしたネタが揃って東京の鮨屋らしさをもった店。
カウンターをもらってあれこれ、好みを握ってもらって食べる。
真鯛の昆布じめ。ネットリとして舌にまとわりつくような鯛の食感。昆布に移った水気とひきかえに、旨みがギュギュッと凝縮されてる。
コハダにあおやぎ。赤貝と、どれも香りが独特で、松かさ状に包丁を入れ仕上げた白イカ。繊維を断って、口の中でトロリととろける食感にする。
旨いねぇ…、って感心してたら、包丁入れぬイカをどうぞを試しに食べさせてくれたのだけど、コリッと硬くてまるで別物。包丁ひとつでこんなに味が変わるなんてとビックリします。
白魚の軍艦で軽い渋みを味わって、茹でた大正エビをメインディッシュのように味わう。
ムチュンと歯切れる弾力のある噛みごたえ。噛みしめるほどに旨みが広がり、甘い香りが鼻から抜ける。
ほんのり人肌のシャリがおいしく、スキッと酸味がお腹をくすぐる。
〆に巻物。
中トロを芯にしてもらった鉄火と、胡麻と大葉をあわせたかっぱ。冷っとマグロの脂が口に広がって、それをシャリの酸味が吸い取り拭う。パリッと海苔の歯ざわりもよく、かっぱのキュウリがカリカリ、口をみずみずしくする。
お腹もほどよく満たされて、カウンターで並んでたのしい会話も弾む。よきお昼。
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積もる話を食後のお茶でものみつつと、場所を移して「BUN」にくる。
寿司をつまんだ店とおんなじビルの中。昭和な風情の喫茶店。
どこに座ろうと、結局、ここでもカウンター。肩寄せ合って話をすると離れ離れにいた時間が、一気に縮まる。
昔の話。今の話。そしてこれからの話しをぼんやり、とりとめもなく話すにピッタリ。松山で高校に通っていた時代の友人で、途中でボクは東京に引っ越してしまって過去の友人関係がバッサリ切れてなくなった。
唯一、昔のボクと今をつなぐ友人が彼でだから、あって話をするのも格別。
アイスコーヒーを選んでたのむ。
甘いコーヒー。グラスにぎっしり氷を入れて飲むとカランカランと固い音を鳴らして手にも冷たい。
ミルクを入れると酸味がやさしく、甘みもふっくらなめらかになる。ゆっくり時間をかけて味わい、次の上京の予定を聞く。
また会えるといいねと、言って別れる。次の予定にむかってく。
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