新宿からはじまる一日…、天金で朝ご飯を食べて体を目ざませる。
この店の感心するところが、いつ来ても必ず誰かお客様がいるところ。
それも一人や二人じゃなくて、大抵、客席の三分の二くらいが埋まってて、決して満席になることがない。
当然、行列ができることなんて絶対なくて、だからすぐに座れるところ。
ほどよくお客様がいつもいる状態を作り出すことと、行列を一瞬作らせることのどちらが簡単と言われると、行列作りの方が簡単。
おなじみさんが多くないと、いつもほどよく混んでいる…、決してノーゲーストにならないってことはできない相談、この店、結構、オモシロイ。
鮭の定食をもらいます。
高温の蒸気を当てて焼いた鮭。
脂がほどよく起きてシットリ。
皮がパリッとや毛ないところが、いわゆる本当の「焼き魚」とは違った仕上がり。
とは言え、ボクは魚の皮を食べられないから気にはしないけど。
皮がペロンとめくれやすく、なっているからむしろこれがありがたかったりする感じ。
これに海苔。
関西風の味付け海苔と、ご飯に味噌汁。
刻んだキュウリのきゅうちゃんに、しらすおろしがついて定食の体をなす。
とは言え、ここのしらすおろし。
ちょっと小さくなったよう。
先日、ココにやってきたとき冷奴の豆腐が小さくなっていて、あららと思った。
そしたら今日はしらすおろしが入った器がかなり小さく変わってて、再びあららと…、こうして料理のサイズを小さくする工夫。
同じ値段で売りながら、利益をちょっとでも出そうと思う苦渋の選択なのでしょう。
量を同じで、食材の品質を落として値段をそのままにするよりもこっちの判断の方がボクは好きであります。
しょうがないって思うと同時に、ボクの体を気遣ったダイエットボリュームになったと思えばいいんだ…、と、それでニッコリ。
今日の冷奴もやっぱり小さめ…、その分、生姜がタップリにみえてそれはそれでよし。
醤油をかけず、そのままプルンと生姜風味の豆腐を頬張る…、口いっぱいに大豆の甘味がひろがって生姜の香りが鼻から抜ける。
ちょっとピリッと生姜の繊維が舌をさし、お腹がちょっとあったかになる。
味噌汁の中にパパっと七味をふりかけ、胡麻の風味と山椒のピリッとシビレル感じ、赤唐辛子の辛味が味噌の旨味をひきたて、ご飯がおいしく食べられる。
今日のご飯は小ライス…、炭水化物をちょっと控えて夏の準備をしませんことには…、お腹をほどよく満たしてどうもゴチソウサマとお店を出ます。
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電車にのるまでの時間をお茶を飲みつつ、時間をつぶす。
南口にできたばかりのディーンアンドデルーカ。
ルミネの中。
他のお店は午前11時からの開店で、シャッター降りて駅前歩く人をピシャッと拒絶している。
ところがディーンアンドデルーカのところだけはドアがあいてて、朝から営業。
なんだかウレシイ、アリガタイ。
ただ、この店の存在自体があまり知られていないよう。
しかも朝からやっているとは気づかぬ人があまりに多くて、お店はガラガラ。
勿体ない。
カフェのところでレモネード。
大きな窓に面したカウンター。
座ると朝の光がタップリ、お店の中を満たしてキラキラ。
お店の前を足早に歩いて会社に向かう人たちの横顔みながら、コクリと飲むとシュワーッと口に酸味が広がる。
ココのレモネード。
レモンのジュースにはちみつ、タップリ氷に微発泡のミネラルウォーターを注いで作る。
プラスティックのカップに入ってやってくるのが、勿体ないほど、上等な味。
ストロー使わず蓋を開け、唇つけて氷の冷たさまず味わい、それからコクリと喉を潤す。
ガラスのグラスにこれが入っていたらばどれほどおいしいだろう…、って。
ないものねだりをしたくなるほど、たのしく体が潤う飲み物。
ユックリ飲んで、ココロをシャキッとめざまして、さてさて仕事といたしましょう。
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