朝、家から散歩で歌舞伎町…、朝ご飯を「名代後楽そば」にておこのう。
実はずっと改装中だった家の近所のゴキゲン喫茶店が、今日、再開業とばかり思ってウキウキしながら行ってみたらばなんと11日にリオープン。
ボクの勝手な勘違いにて気持ちがちょっと宙ぶらりん。
抜けるような青い空の日、ならば散歩で新宿駅に向かう途中のどこかで朝をしようと思いテクリテクリと歩いたのです。
ほどよく汗をかく心地よさに、そうだ、歌舞伎町のココに来ようと思ってそれで…。
それにしても朝の歌舞伎町は明るく、気恥ずかしくなるほど健全ムード。
コマ劇場が撤収されて、街のど真ん中に空地ができて朝日が容赦なくふりそそいでいるというのも、ひとつの理由。
メイン通りの並木の緑もうつくしく、かつてココに「新東京の最も健全な家庭センター」を作ろうという計画さえもあったという名残を味わえいい気持ち。
そして朝のメニューでござる。
三色定食というココの名物定食にした。
天ぷらそばにソース焼きそば、それに炊き込みご飯までもがついた定食。
炭水化物に炭水化物の組み合わせって言うメニューは結構ある。
けれど、これは「炭水化物に炭水化物に炭水化物」の組み合わせ。
まさに祭りの様相で、いいや、ここまで歩いて来たんだからって、言い訳にならぬ言い訳しながら食べる。
ソース焼きそばはソースで炒めた野菜炒めの代わりだと…。
天ぷらそばは具だくさんの汁なんだって頭とお腹に思い込ませて、ご飯のおかずに焼きそばを食べ、合間に天ぷらそばをたぐって汁とする。
ほらね、立派な「一汁一菜の定食」だよと、思い込みつつズルズルパクパク。
実はココには「なにわ三色」という定食もある。
ソース焼きそばと炊き込みご飯は共通で、そばの代わりにうどんがつく。
しかもうどんは関西風の出汁のシッカリした薄色のスープを使ったモノなのですね。
ただ、うどんがモサッとあまり好みでないので一言。
そばのスープを関西風にしてくれますか?とお願いをして、そうしてもらった。
江戸前なにわ折衷定食。
昆布とカツオの風味のきいた、ちょっとぬるりとした汁が細打ちそばの麺にからんでトゥルンと喉を撫でてお腹にきえていく。
なかなか旨い。
ゴクリゴクリと飲めるスープが、まさに今日の定食感を高めてる。
玉ねぎがタップリ入ったかき揚げが、みるみるうちに出汁を吸い込み、トロンととろけてちらかっていく。
汁をすすると出汁でまみれた天ぷら衣も一緒にトゥルンとやってくるのがオモシロイ。
炊き込みご飯は醤油味。
ちょっと田舎の醤油ご飯に似ていて焦げた香りもフンワリ香ばしく、食欲そそる。
鉄板で焼いた焼きそばにはタップリ胡椒。
ソースを多めに追加して、ザブザブ食べて、最後にそれをそばのスープの中に投入。
青森の黒石地方のつゆ焼きそばのような状態で、食べるとこれまたご飯がすすむ…、連休明けの月曜の、働く元気をもらえるよ!って、過食の朝の言い訳とする。
さてさて仕事にいたします。
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