こどもの日の今日…、回転寿司で昼をことほぐ。
連休モードなのでしょうか…、いつもカウンターの中に立ってる馴染みの職人さんが何人かお休みをとってるのかなぁ、景色がちょっと違って新鮮。
新宿の街も早い時間は人出が少なく、明日で終わりの連休前…、みんな家でのんびり過ごしているのかなぁって思ったりする、どうなんだろう。
開店と同時にお店にやってきて、ベルトの上にはサーモン、それから卵焼き…、客席は半分ほどの入りでなんだかタチ寿司みたいで注文しながらできたて食べる。
ムッチリとした生鯖にネギと生姜をたっぷりのせて食べるとトロンと脂が旨い。
鯛は少々、水っぽかった。
瀬戸内地方のブリンとなかなか噛みきれぬほどの食感確かな鯛がしんみり、なつかしい。
コリコリとしたつぶ貝にホタテにとり貝。
貝の食感。
うま味は独特…、たまらない。
漬けのマグロに茹でたエビ。
カンパチのおいしいスッキリとした脂のキレイなコトにウットリします。
脂と言えばうなぎの脂のおいしいコトにかなりビックリ。
実は今まで、寿司といえば穴子とずっと思い込んでててうなぎを食べるコトはなかった。
ところが酢飯とうなぎの相性。
案外いけてて、穴子とは違った味わい…、悪くないなと感心します。
それにしても回転寿司の「ボタンを押すとお湯がでてくるノズル」のシステム。
これこそ未来!って、はじめて来たときにはワクワクしたものでありました。
ロンドンの回転寿司では、ボタンを押すと水がでてくる。
中にはノズルが2つあって、水と発泡水の2種類がでてくるお店もあるけれど、お茶はお金を払って飲むようになっているのが「お茶にお金を払う文化」のある国民性。
日本のレストランってお茶は無料と決まってて、なんでなんだろう。
紅茶やコーヒーは有料なのに緑茶は無料…、和食のお店はスゴく損しているような気がしてしまう…、まぁ、しょうがない、モッタイナイ。
今日はいつも食べないモノを意識的に食べてみようとあれやこれやと。
うなぎもそう。
車海老の生をたのんでたべてみたのも、今日のテーマの延長線。
エビは熱を通してはじめておいしくなるんだと思ってずっと控えていたけど、ネットリとした食感に強い甘みは独特で、これも決して悪く無いかと思ったりする。
イカのゲソも生で味わう。
コリコリとした食感に、スベスベとした舌触り。
生姜にネギに醤油で味わう。
これも決して悪くない。
食べているうちにどんどん次々お客様が来て、お店はにぎやか。
それに合わせてベルトの上もにぎやかになる。
回転寿司はやっぱりベルトの上が華やかであるのがステキ。
目で味わって、たのしんで、直に手を出しそれを味わう。
このたのしさはそれまでどんな飲食店にもなかったもので、だから世界中の人たちに愛されているのに違いない。
寿司を安く売るために生まれたシステムではあるんだろうけど、安売りという世界にもしも回転寿司が閉じこもってたらこんなに発展しなかったんでしょう…、飲食店はたのしいコトと、人と人との繋がりの中で育っていくんだと思ったりした。
トロタク最後にパリッとつまんで、たのしい昼の〆とした。
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ちなみにロンドンの「Yo! Sushi」って言う回転寿司のベルトの上から撮影している動画があります…、ちょっとたのしい動画なもので、貼っておきます。
ノズルが2本一組で突き出しているのがわかりますよね…、この一方が普通の水で、もう一方が発泡水という趣向、なんだかスゴくナツカシイ。
それにしてもカウンターの上に無造作に置かれたクロコダイルのエルメスのバッグに目が釘付け(笑)。
サービススタッフがたくさんベルトの外にいて、ワイングラスが目立つ、オサレなカウンターの景色がすんごくステキ…、Sushiをカジュアルにたのしむモダンレストラン。
こんな感じのお店が東京にも一軒くらいあってもいいのに…、って思ったりする、無理かしら。
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