なぜだか二度目の夜を新宿、「豚珍館」。
早い時間の夜をプルコギ…、とは言え少々、量が少なかったのでありましょうか。
どこかで〆の〆をしたいね…、誰ともなく言い出してさてどうしよう。
昼のTGIフライデーズではチキンがメイン。
一度目の夜はプルコギ、つまり牛肉で、ならば今度は豚肉だね…。
なんだか体に悪いコトをしたい夜。
気持よく、体を甘やかすにはとんかつなんかいいんじゃない?と。
それで新宿。
西口出口からテクリと歩いて、ヨドバシカメラの裏側あたりにあるここの店。
トンカツ専門店としては安めの価格設定。
あまり待たせず、かなりスピーディーになんでも提供してくれる。
だから昼間は人気があって、いつも行列が出来ているほど。
でも夜は大したコトがないでしょう…、と、実は初めて夜に来た。
時間は8時のちょっと前。
お店のある路地はさすがに節電モードの薄暗さにて、階段上がってお店を覗く。
そしたらなんと、8割方の席が埋まっておりましたです。
昼も夜もこんな具合で、正真正銘、繁盛店でありましょう。
ランチの店は夜がしんみり…、と、そう言われることが多いのに夜も立派に集客してる。
程よき値段と確かな技術…、負担にならぬおいしさというのが今の時代にはとても重宝されるのだろうって思ったりする。
ミックスフライの定食にする。
ヒレかつ。
クリームコロッケ2個に、ホタテのフライが一個つきます。
ココのお店の商品はほぼ800円前後で揃っているのだけれど、1100円とこの店の中では最高額商品のひとつのコレ。
さすがにかなりのボリューム感と、上等感。
細かなパン粉がギッシリついて、ドッシリ揚がっているのがココのカツの特徴。
しかも揚げ色かなり濃いめでズッシリ重い。
ラードの甘い匂いもする。
けれど基本は植物油。
だからカサっと衣の食感軽やかで、油の匂いがあんまりしない。
夜のお腹には、軽い香りがありがたい。
ソースは2種類。
甘口、辛口、どちらもサラッと見た目はウスターソースのようでかけるとススッとパン粉が吸いこむ。
甘口といえ、甘味は控えめ。
どちらも基本は風味が豊かな大人味にて、辛口というのは「ホットな辛さ」がくわわっているという意味でしょう。
タップリかけると、かなり辛くてスパイシー。
パン粉の香りがほとんど消えて、具材の旨みに集中できる。
ロースもヒレも、脂がほとんどない引き締まった肉を使って揚げている。
ジャガードなんかを入れることもなく、だからかなり歯ごたえがあり、顎がおいしく感じるのがいい。
この2種類のソース以外にスイートチリソースのようなソースがあって、これがホットでしかも甘くて、何にかけてもご飯のおかずにぴったりさせる。
それがたとえキャベツでも、ご飯のおかずになるほどですから、みんなダバダバ辛口ソースと一緒にこれをかけて味わう。
たのまないのに大盛りご飯。
ジャガイモたっぷりはいってて、それがほどよく煮崩れてトロトロとした喉越しの、ココの豚汁…、やっぱりおいしい。
この豚汁でご飯が一杯、お替りできる人もいるに違いない…、って。
そう思いつつ食べていたらば、隣のテーブルの人たちが、ご飯のお替りくださいな…、と茶碗を宙につきだした。
思わずそちらを見ればフックラさんやガッチリさんが多くてなるほど大食い天国。
ボクらも多分、ココのお店の人なんだろう…、ってそんなコトを思って笑う。
お店をでたら、外は真っ暗。
風が強くてしかもかわいて気持ちいいコト、大きく腕をふりながら、おうちに向かってさて帰りましょう、ノンビリと。
ところでこんなステキな動画を発見しました。
今、流行っているいろんな動画撮影技術を駆使して撮った、スカイダイビングの動画なんだけど、ウットリするほど優雅でステキ。
Experience Human Flight from Betty Wants In on Vimeo.
メルボルンにある「Skydive Centre」のスタッフさんたちの作品で、ハイスピードにティルトシフト。
しかも見事にシンクロしている音楽と、もしこのまんまのイメージで空から地上に落ちることができたらどれほどステキだろう…、って思ったりした。
それも出来ぬから、今夜は夢で空からポワンと落ちてみましょう、おやすみなさい、また明日。
[0回]
PR