新宿で午後から用事…、それで西新宿にてランチを食べる。
この時期になると来たくなる店が一軒あってそれが「わぶ」。
牡蠣フライで有名な店。
夜は居酒屋。
昼はお値打ちの定食が有名で、会社の昼の時間帯にはいつも行列ができる店。
牡蠣の季節以外も行列。
けれど牡蠣の季節になると、その行列に拍車がかかる。
本格的なランチのちょっと前につく。
ラッキーなコトにまだ行列は表になくて、玄関脇で弁当を売るおにぃさんが、どうぞと中に入れてくれます。
最後のひと席。
カウンターの席をもらって滑りこむ。
最近、ついているようで最後のひと席にありつくことが多くてうれしい。
いらっしゃい!って、元気な声でお店の看板娘的なる女将さんが椅子をひき、荷物はカゴにいれておいてね…、ってテキパキ、ランチの準備ができる。
ココのランチの売り物は、「揚げ物+もひとつおかず」という組み合わせ。
いつもはコロッケ、イカフライ。
魚のフライっていうのが揚げ物。
今はやっぱり牡蠣フライが売れ筋で、ほとんどの人がまずは牡蠣フライをたのんでもうひとつ。
焼き魚とか煮魚とかが用意されてて、中でもボクのオキニイリなのが肉豆腐。
それをたのんで、ちょっと待ちます。
お店の外がざわめきはじめる。
本格的なランチの時間になったのでしょう。
早めにやってきて食事を終わった人が次々店をでて、すかさずそこを新たな人が埋め代える。
弁当を売ってる表のおにぃさんが、弁当用の大盛りご飯を「ひとつ下さい」、「もうひとつ」って大きな声で厨房の中に指示を出す。
お店の中では次々料理が出来上がり、お店の人が行ったり来たりせわしなく料理を運ぶ。
新たなオーダーが次々入り、厨房の中はてんやわんやの大騒ぎ。
普通の店なら、殺気だって感じるこれらがたのしい活気とワクワク感に思えるステキ。
お店の人の明るい笑顔と、女将さんのやさしい言葉のかけ方が救いになっているのでしょうネ…、そしてボクの注文届く。
大きなフライの塊2つ、千切りキャベツにタルタルソース。
大きな鉢になみなみ盛られた肉豆腐。
出汁のきいた味噌汁に、赤唐辛子の辛味がピリッと味ひきたてる大人味の白菜漬物。
ご飯に小鉢の切干大根…、それでめでたきひと揃え。
ココの牡蠣フライ。
小ぶりの牡蠣を5個から6個、ひとまとまりにして揚げる。
ジューシーさにはかけるけどプルンとつややかな牡蠣の食感、うま味に風味はとても上等な牡蠣フライ。
ここにはフライ専用のソースがある。
すった野菜が沢山入って、繊維がボロボロ混じったソース。
サラッとしていて、ちょっと甘くて酸っぱくて。
サウザンアイランドドレッシングから、マヨネーズっぽさを引いたみたいなやさしい味わい。
パン粉衣の油がサッパリしてくる。
しかし衣のカサっと乾いた感じはそのまま、しかも具材の味も邪魔しない。
それからここの肉豆腐。
豆腐はほんの少々で、肉も少々。
そのほとんどが、エノキタケとジャガイモ、それからにんじんという不思議なレシピ。
味はちょっとすき焼きっぽく、豚汁みたいな味でもあってかなりジューシー。
煮物と汁の間のような仕上がりで、ご飯にザブっとかけると汁かけご飯のようになっておいしい。
具沢山で、思わずご飯のお替りしたくなるおかず。
ボクの横のおじさんは、大盛りご飯をもりもり食べて、それでもおかずが余ってしまう。
そしたらお店の女将さんが、そっと近づきご飯のお替りお持ちしますか?…、サービスしますって、そしたらおじさん、はにかみ少女のごとく、コクリと小さく頷いた。
外にでたらば行列2本、ひとつはお店を待つ人たちで、もう一本は弁当買う人。
にぎやかなるコト、おいしい証拠でございます。
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それからテクリと都庁に向かう。
軽い打ち合わせをするコトになり、どこでしようか?と、高いところは気持ちいいに違いないネ…、とそれで都庁の展望フロア。
とても気持ちいい喫茶室がある。
セルフサービスではあるのだけれど、イリーの粉を使ったコーヒー。
しかもユッタリした椅子と大きなテーブル…、なによりいつも空いている。
中国から来た観光客がぞろぞろ来ては、記念写真を撮っていく…、撮ったらすぐに帰っていくのでそれで喫茶室はいつもガラガラ。
高いところが気圧が変わると、頭の調子も変わるのかいつもと違ったアイディアがでる、オモシロイ。
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