新宿で今、一番オキニイリの居酒屋「のだぴん」って言うお店で夜。
陽気な人がたのしくやってる。
しかもその陽気なお店の人たちの人柄通りのお客様がニコニコしながら毎晩、集まってくる…、だからお店に入った途端に気持ちが明るくなるお店。
居酒屋で大切なコトはこうした気持ちの良さなんだろう…、って実感しちゃう。
チェーン店とは違うから、いつ来ても同じ人が待ってくてれる、その安心感もお酒や料理をたのしむための必要条件だと思います故、この店、とてもアリガタイ。
まずウレシイのがお通しなんか無いところ。
代わりにたのむとすぐやってくる料理がいくつか。
例えばだし巻き。
ココはお寿司が売り物のひとつでもあり、寿司屋的なる甘くてシットリした卵焼き。
それと一緒に鬼おろし。
温かで食べるとハフっと口いっぱいに玉子の香りがやってくる。
お腹がギューッとすいてくる。
それから煮込み。
ムッチリとした肉がホロホロ、箸で崩れるほどにシッカリ煮込まれていて、豆腐も熱々。
ネギがタップリかかっているのもシャキシャキ旨い。
そんなこんなをつまみつつ、そして唐揚げ。
もうどうしようもないほど好きな、唐揚げなのです。
ボクにとっての唐揚げのおいしい条件。
1.醤油と生姜のタレにしっかり肉が浸け込まれてるコト。
2.片栗粉をはたいて衣としているコト。
3.ガリッと皮がバリバリするまで揚げられてるコト。
その全てを満たしたボク好み。
一切れ分が大きくて、箸で持とうとすると難儀するほどで、指でつまんでカプリとやるとジュワーッとなおさらおいしく感じる。
魚もおいしい…、寿司がおいしいお店だから当然なのかもしれないけれど、お値打ち価格でいろんな魚の料理が揃っているのがうれしい。
例えば岩ガキ。
そろそろ牡蠣の季節も終わりになる春に、ムッチリとしてカプリと噛むとネットリ海のミルクのうま味をほとばしりだすポッテリとしたおいしさたのしい。
それから穴子の白焼が、身厚でしかもほどよき大きさ。
塩の風味だけで焼き上げ、フックラしたのにわさびをタップリのっけて食べる…、脂が上質、ホロリと崩れて消えてなくなる儚い食感、涙する。
銀ダラを西京味噌に漬け込み焼いた今日の焼き魚。
どうしてなのでありましょう…。
脂のきつい魚を味噌や粕漬けにして焼くとコンガリ。
脂がうま味に変わって焼ける。
身はフックラと。
皮目はネットリ、しかも魚の端の部分がカリッと焼けて香ばしい。
これでご飯を食べたらどれほどおいしいだろう…、って思いはするけど、白いご飯を食べると勿体ない店。
やっぱり寿司を食べねばでして…。
ここの厨房の一番目立つところに寿司のネタケース、そこの奥には寿司の握り場が作られているベテラン握り手がそこでせっせと寿司を握っておるのです。
のだぴんロールって店の名前のついた名物。
もともとココはロール寿司にかなり力を入れていて、穴子とクリームチーズの巻物だったり、そこにアボカドを加えたドラゴンボールなんかがあれこれ揃う。
腹にたまる御凌ぎ料理になる上に、酒の肴になりもする。
握りと違って、出てきてしばらく放っておいてもそれほど品質が変わらずだから、飲む人たちに便利な料理。
だからロールに力を入れるという趣向。
刺身がおいしく、だから握りも旨いんだけどやっぱりロールをたのんじゃう。
のだぴんロールの中にはシットリ出汁巻き玉子。
マグロに白身にかんぴょうに、それからデンブにキュウリとタップリ具だくさん。
切ったところにウニといくらを飾って出してくれるのだけど、長いお皿にズラッと並べてやってくるのであります。
その片側はタップリとウニ。
反対側にはイクラをどっさり。
真ん中の寿司にはちょうどウニとイクラが半分半分という、グラデーションをつけてウニとイクラをのせて飾ってる。
端っこ同士を写真に撮って比べてみると、まるで違った料理に見えるオモシロさ。
それから〆に「ほうとうパスタ」。
山梨県の郷土料理のほうとうを、茹でてパスタに見立てた料理。
ウニをお酒と出汁で伸ばしてクリームまぜて麺をあえたというモノで、ソースは当然旨くて困る。
魚卵は体に悪いのにね…、って思いながらもやめられないのが困る理由(笑)。
しかしソースの旨さを凌駕しているのが麺の食感。
ムッチリしていて歯ごたえがあり、にもかかわらずネトネト貼り付くようなことなく、スキッと喉をかけおちていく…、生のパスタでもこれほどおいしいパスタは無いね。
ココに来たらば食べなくちゃ帰れぬゴチソウ…、オキニイリ。
今日も満席…、しかもみんながゴキゲンで理由はやっぱりお店の人の気立てがいいからってそんなコトを思ってニッコリ、また参ります、楽しみです。
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